日本版インダストリー4.0化も山あり谷あり

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IoTと言えばインダストリー4.0

2015年の注目のキーワードと言っていいでしょう、IoT。モノとモノが情報をやりとりするこのシステムで、第四の産業革命が起きるなんて、のっぴきならない夢の未来が喧伝されえいます。

ドイツでは、「インダストリー4.0」。アメリカは「イダストリアル・インターネット」なんて言われています。言葉の響きから言って個人的には、ドイツの言い回しが一番ピンと来ます。

日本版インダストリー4.0

ところ変わって、日本は何て言うの?。海外に遅れまいとIoT関連の団体が立ち上がり、これからといった感じですが、日本では「つながる工場」と言うそうです。

外部アクセスできない、言わば情報の陸の孤島であった工場を、他の島とも繋がるような響きを感じます

工場を設計する集団

新店舗を出店する時に、内装デザインやら什器やらやることはいっぱい。実際に稼動した時のオペレーションをかみして、設計されるわけですが、工場も一緒。

で、そんな工場の生産職人をシステムインテグレーターと呼ぶそうです。彼らの手にかかれば、製造に必要なロボットやらラインの設計などを一手に引き受けて、あれよあれよと工場を仕上げてくれるそうです。

まぁ、工場設計メインに仕事をしている訳ですから、ノウハウは相当なもの。工場のIoT化も彼らの手にかかれば、ちょちょいのちょいという感じで仕上がるんでしょう。

職人不足でIoT化進まず

このシステムインテグレーター、ドイツは3,000社とも言われています。が、日本は1,000とちょいと物足りない。IoT化を進めても職人不足で、遅々として工場の4.0化が進まない事態に陥るのでは?といわれています。

新トレンドの普及には欠かせない老舗業界

フォロアが続かないと新しいモノもなかなか普及しないというのはよく聞く話。工場のIoT化も一緒。フォロアとも言える自動車業界が動くことで、一気にIoT化が進むだろうという見立てですが、自動車メーカーの腰は重い

門外不出のノウハウを外部に流出するという不安がどうもつきまとうみたい。

ドイツはオープン

日本に比べ工場のIoT化が進むドイツでは、その裾野の広がりが半端ありません。東証は、シーメンスやSAPといったFA、IT企業から始まりましたが、今では自動車メーカー、素材メーカー、加えて中小企業と広がりを見せています。

街の工場が通信を駆使して、生産の効率化を図っているなんて、かなり先を言ってますよね。

と言うことで、色々と課題山積みの日本のIoT化。つながる工場が流行語となるのはいつになることやら・・・

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