我が道を行く猫の生態に振り回されっぱなし「先生と迷い猫」

先生と迷い猫日本映画

自由気ままに生きる

餌が欲しい時は、思いっきり身体をスリスリしながら甘えるくせに、お腹が満たされると飼い主の呼びかけにも全く振り向かず、外に出動に出かけるウチの猫。

そんな自由気ままな猫の様子を描いた本作品は猫好きにはたまらない作品です。

野良ネコのくせに警戒心ゼロ

この作品に出てくる三毛猫は町内会ではちょっとした有名人。野良ネコ特有の警戒心はゼロ。自ら人間に近寄り餌をねだる。猫好き人間を手玉に取るふてぶてしさがたまりません。

先生と迷い猫

7つの名前を持つ猫

この野良ネコが特に懇意にしているのがクリーニング屋の夫婦の所とパーマ屋のおばちゃん、元校長先生、バス停などなど。行く先々で餌をもらったり、首輪をもらったり。人様の家に上がり込んで人間に怒られてみたり。

行く先々で名前をつけられ、猫自身、自分は一体何者なんだと不安を覚えたことでしょう。

失踪してしまってさぁ大変

いつも「餌くれよ」とばかりに足にまとわりつくのを鬱陶しく感じたりしますが、それがないとなるとそれはそれで寂しい。

だから、久しぶりにスリスリされるといつもよりちょっと多めに餌を出します。

そんな人間心理を見透かしているのでしょう。

この作品でも同様のハプニングが起きます。

先立たれ妻をどうしても思い出してしまうということで、猫と距離を置いていた校長先生ですが、ニャーニャー泣くのを無視し続け、距離を置くことを決意しました。

翌日以降、猫の侵入はなかったものの、日増しに寂しさが勝り、猫探しのビラ作りまでに発展。

知らず知らずのウチに野良ネコといる時間が欠くことのできないものになっていたのです。

先生と迷い猫

久々の再会に感動

校長先生だけではなく、クリーニング屋の夫婦もパーマ屋のおばちゃんも、野良ネコ失踪で寂しい思いをしており、猫きっかけで他人同士が団結して、猫捜索を始めます。

といった具合に人間が事故にあったのでは?という不安をよそにシレッと屋根の上を歩く野良ネコを発見。

無事再会することができました。

先生と迷い猫

久々のほのぼの系映画

これと言った盛り上がりもなく淡々と進行するほのぼの系映画で、スマホをいじりながらでも余裕でストーリーを追えます。

スマホの手が止まるのは、野良ネコの町内パトロールシーンですね。

何かを発見し、驚いた顔を見せたり。海を見ながら物思いにふけってみたり。背中をスリスリしてみたり。

猫ならではの行動パターンは必見です。

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