人手不足なのに、営業もアウトソーシングの時代

医薬品医療・ヘルスケア

有効求人倍率バブルなみ

介護、飲食、物流、建設業と様々な業種で深刻な人手不足を映してか、有効求人倍率がバブルなみとのこと。

どの業界も、人が足りなくてヒーヒー言っているかと思いきや製薬会社では逆に人余りが生じているようで、何か不思議な感じがしました。

標的はMR

MRとは平たく言えば、製薬会社の営業マンと言った所でしょうか。

お医者さんに足繁く通って、自社の医薬品を売り込んだり、情報提供したり・・・。多忙を極めるお医者さんですから、中々時間が取れない厳しい条件の中で、長年の経験を活かして採用していただく訳です。

そこにはお医者さんと営業マンの信頼感あってこそ。接待も仕事の一環。数百万円に及び接待をしても、長い目で見ればそれ以上のリターンを得られる。てなわけで、人と人とのつきあいを重視する業界にも映りますが、どの製薬業界も厳しい経営環境もあり、人員削減、アウトソーシングの動きを見せいます。

医薬品

厳しい経営環境とは

製薬業界にとって大きなダメージとしては、ジェネリックのシェアがじりじり上がっている点。導入された頃は、イマイチ浸透していませんでしたが、政府が将来的には8割を目指そうと打ち出した頃から、ジリジリとシェアを伸ばし今では、6割に達しているとか。

新薬を売り込みたい製薬会社にとっては痛いはず。というわけで、そのしわ寄せはMRに。早期退職制度や追い出し部屋なる動きも見せ、MRの削減に乗り出しているようです。

お医者さん

専門職とも言えるMR

平たく言えば、製薬会社のMRですが、MR資格なるものがあり、ある意味専門職的な面もあります。

一般的な営業マン+コンサル的な職種といった感じです。

で、資格取得者も製薬会社の厳しいコスト削減にあってか、年々減少しているとか。

逆にアウトソーシングの受注は、この10年で2倍以上に伸びています。

商談

営業もアウトソーシングの時代

会社にとっての営業と言えば、会社の商材を売り込む大事な部署。

単純な価格勝負ではなく、そこには人間対人間の信頼関係が築かれ、商売が成立しています。

営業がネット通販に駆逐されないもの、この人間力が介在しているからだお思います。

さらにMRの場合、特殊な専門的な知識も必要。

となってくれば、貴重な戦力だと思うのですが、アウトソーシングでもまかなえてしまうとなると、他業界の営業はもっと厳しい立場に追いやられてしまうのではないかと、ヒヤヒヤものです。

AIに仕事を奪われる場合に、アウトソーシングで仕事を奪われやしないか、そちらに注意した方がいいかもと思った次第です。

接待

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