iotも合従連衡の時代へ

建機建機業界

中国市場でメガヒット

建機の状態を遠隔地にいながらにして、アフターフォローを行う画期的システム。

こちらのシステムを開発したコマツは、これを武器に中国市場でメガヒットを記録したことは記憶に新しいかと思います。

建機の稼働状況も把握できますから、景気の良し悪しにも参考になるわけです。

これを武器にコマツは、他社の追随を許さないほどの優位的な立場にいたのですが、ここに来て方向転換を余儀なくされました。

建機

使っている人が多ければ・・・

この手の話となると思い出されるのはビデオの企画、VHSかベーター。DVDにも似たような規格争いがありました。

この遠隔システムでも様々な企業から異なる規格のものが出ています。例えば米GEの航空機系のメンテに特化したプレディクス、独シーメンスの産業機器全般をチェックするマインドスフィアなどなど。で、コマツの建機を中心としたランドログなどなど。

幸いにも、この遠隔システムが別々の業界で行われているもので、コマツにとっては競合がいません。

が、この先、建機業界に参入してくる企業が出て来る可能性も否定出来ません。

ので、早めにお友達を増やして盤石の体制を整えようと。ので、このシステムを開放していたのだと思います。

建機

建設現場のデータは多種多様

建機の稼働状況に加え、地形や土砂量、資材や人員配置など様々なデータがあります。ちなみにコマツ製品じゃない情報もあり、それらを取り込んでいくことで、現場の生産性を挙げていこうというもの。

当然、サードパーティ社は、このコマツのシスステム内に適したソフトウェアを開発。WordPressで言えばプラグインといった所でしょうか。

参加企業が増えれば増えるほど、よりシステムの信頼性も増し、利用者もどんどん増えていくと思います。

建機

将来的には業界の垣根もなくなるのでは・・・

現在は業界ごとのIOtとなっていますが、将来的には業界の垣根を越えて、互いに情報が連携し合うIOTになるのではと思いますね。

建設現場のデータが、株式市場、不動産市場にも流れて景気予測に使われたりとか、逆に天気情報やら人材募集データが、コマツのランドログで読み込めるようになったりとか。

急に人手がほしいとなったら、システムを介して現場スタッフを調達できるようにもなれば、とてつもなく生産性は上がると思います。

この手のビジネスは、先にプラットフォームを抑えて、仲間を増やして、そして利用者を増やすという流れを踏めば大きなハズレはないかなと。

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