車載用OSの覇権争い。Android優勢?

AI自動車業界

PCやスマホにOSがあるように

PCの主なOSと言えばWindowsとMACOS。スマホと言えばiOSとAndroid。PCではWindowsが圧倒的なシェアを誇り、スマホで言えばAndroid。双方にOSを持つMACはシェア争いでは負けてはおりますが、一定のファン層が支えていることもあり、シェアは低いものの今なお生き延びているというのは凄い。

で、今回のお話は車載用OSの覇権の争い。クルマにもOSというものが存在することに驚きました。加えて既に一部の車種には導入されているという言うのですから・・・

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クルマの世界もAndroid

クルマの世界のOSは、AndroidとLinuxが2大勢力と言われています。Appleも展開しているようですが前者に比べるとまだまだといった印象。

Android陣営には、世界販売台数NO.1のVWや日本メーカーのホンダ、マツダが名を連ね、一方のLinuxにはトヨタ、ホンダ、マツダ、日産がいます。

あれっと思った人もいるかと思いますが、ホンダ、マツダは両陣営に名を連ねています。どちらに転んでも良いようにしているのでしょう。

で、今回、ホンダ、マツダに倣ってなのかLinux陣営にいた日産がAndroidにも参加するということで大きな話題となっています。

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そもそもOSの働きは

OSによる働きは、例えば音楽を再生したり、自社位置を調べてルートを調べたりなどの簡易的なものから、エアコンやサンルーフなどクルマの操作系、そして肝となるのが車体・走行データの収集

この分野は、将来の自動運転車の技術にも応用される可能性が高く、この技術においてはLinuxよりもAndroidの方が優れていると思ったのでしょう。

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Googleに支配されうちゃうの?

といった具合に、異業種との競争がより鮮明になった自動車業界において、このOS問題は象徴的な事象だと思います。

ある意味、クルマのコントロールタワーを抑えられてしまうのですから。

Android陣営に与しても、Googleの警戒は解いていないということで、カーメーカもかなり慎重な様子。

とにかく今はノウハウ、技術の習得の時期と割り切って、来る自動運転の時代の時に、クルマオリジナルのOS開発を考えているということであると今のこの動きは納得がいくのですが・・・

PCのようにマイクロソフトとインテルに頭の上がらない状態にならないことだけを切に願うばかりです。

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