ケイレツも今や昔。部品メーカーの合従連衡

自動運転自動車業界

ケイレツの賜物。電子サイドミラー

2018年10月に発売したレクサス「ES」には、世界初のパーツが装着されて話題を呼んでいます。

それが電子サイドミラー。この装備、カメラを使ってクルマサイドを映し出すもので、視覚を広げてくれたり、夜間は明るく映し出してくれたり、運転に不安な人には大変ありがたい装備。

走行時の風切り音も抑えられますし、空気抵抗も抑えられ燃費に寄与すること間違いなし。

こんな夢のような装備ですが、製品化までには通常よりもとんでもない早さで完了しました。それもケイレツだからこそできたとは言ってもいいでしょう。

自動運転

開発スピードはケイレツが有用

他メーカーよりもケイレツを重視していると言われるトヨタ。

今回の電子サイドミラーでは、電子制御周りをデンソー、ミラーの筐体を東海理化、ディスプレイやカメラ部分はパナソニックとそれぞれが得意とする所に部品開発を依頼。

これも長年のつきあいがあるからこそ強みを知り尽くしている。

p開発段階ではトヨタを含め特別チームをつくり進めていったとか。

このようにケイレツは、開発スピードを上げるには有用であることを証明したわけです。

とは言え、現在の自動車メーカーの取り巻く環境は厳しさを増し、先が見えない時代。ケイレツだからと言って、安穏としていれば、すぐさま代わりの会社が参入することも十分にありえる話。

先に挙げたメーカーも、日々先行開発を行い新技術のは開発に余念がないことは間違いありません。

自動運転

部品メーカーの合従連衡

ここ数年、生き残りをかけて部品メーカーにも淘汰の波が押し寄せています。

日立傘下のクラリオンが仏の部品メーカーに売却されたり、カルソニックカンセイが、欧米の部品メーカーを買収したり。

どれも次世代の自動車技術に関連するものばかり。コネクテッドであり、自動運転であったり。今では異業種との競争にさらされているだけにどこも生き残りにかけて必至。

そこにはケイレツなどはなく、全方位で完成車メーカーと取引する姿勢が垣間見られます。

自動運転

最後の狩場となるか。

まだ提携、合併いたっていない会社もまだまだあり、特に次世代技術と親和性の高いパイオニアは、独立で行くのか、どこかの会社と提携するのか今注目されています。

個人的には、日本車メーカーのどこかのケイレツに入れば、技術もさらに磨きがかかっていいかなと思うんですけどね。

完成車メーカーとなると、それまでの技術的要件よりもさらに上を要求してくるとこと間違いないですし

自動運転

タイトルとURLをコピーしました