キリンとアサヒの仁義なき戦い

ビール飲料食品メーカー

根っからのキリン党

父が大のキリン党。昔は酒屋が大瓶の24本入りケースを届けてくれていました。という訳で、小さい頃からキリンは慣れ親しんだブランド。

まだまだお子様だった自分が、初めてうまいと感じたのも、キリンだったし、人生を振り返るとキリンとの接点多く、そんなこんなでキリンに対しては愛着があります。

が、最近ではアサヒに首位を奪われてたからというもの、飲み屋や定食屋に行くとアサヒしか置いていないこともあり、キリンファンとしては寂しい限りです。

ビール

時価総額でもアサヒに越される

キリンとアサヒが上場したのが1949年。シェアで50%近くのキリンでしたから、時価総額もアサヒを圧倒していたことでしょう。

2001年のピーク時は、時価総額2兆円。盤石の強さを手にいれたと思いましたが、それから10年。今では、その半分位の1兆円強。

で、ジリジリと追い上げるアサヒの勢いに負け、今では時価総額でもアサヒの後行くという始末。

ビール

拡大路線が裏目に

キリンの失墜は、拡大路線が影響しているとも言われています。

国内の人口が減少する中で、内需には期待できない。ならば海外事業を強化しようということで、次々と海外企業を買収しましたが、却って傷口を深めるという結果に。

買収したブラジル企業は売却しましたしね。

ビール以外でも異変が

ビール

国内を見れば、ビールではアサヒに負けてはいるものの、発泡酒、第三のビールではまだまだキリンは強い。

と思っていましたが、現実はさにあらず。第三のビールでは、のどごしが販売を落とし、逆にアサヒのクリアアサヒが勢いましています。

ノンアルコールビールでも、一時はトップシェアだったのに、これまたアサヒのドライに完敗という状況。

飲料事業でも同じ。あまりの低収益っぷりにコカコーラーと提携を持ちかけたけど破談に終わるし、一方のアサヒはカルピスが絶好調とこうも両極端な結果が出るかという位の状況。

ビール

復活を期待。キリンファンとして

個人的に感想として、最近、一番搾りをやたらと目にします。飲み屋であったり、チェーン店の飲食であったり。

ご当地一番搾りも話題になっていますし、この先、ドライを猛追するのではと期待しています。

ただ個人的にはラガー派なので、ラガーにも頑張ってもらいたいところですが・・・

とにもかくにもキリンも社長が代わり矢継ぎ早に改革を行っています。ブラジル売却もその一環。

アサヒはアサヒで海外事業への展開に力を入れ始めてきてますし、両者の関係がまた大きく動きそうな予感。

とにもかくにも再び時価総額でアサヒを抜いて首位に立って欲しいです。

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