新たな飯のタネを模索。JDI

大赤字を出してしまい後がない

2018年3月期に過去最大の2500億円赤字を出し後がない。運転資金を確保すべく第三者増資で350億円調達。加えて筆頭株主の産業再生機構に能美工場を200億円で買い取ってもらったりと綱渡り状態が続いています。

スマホ

アップルの有機ELが誤算

そもそもスマホ向け液晶パネルが売上を8割を占めると言われる収益構造。当たればリターンも大きいけど外すとハイリスクを背負うことも。

2017年はまさしく外し年と言っても良い位、JDIにとってはしんどい1年でした。

あのアップルがiPhoneXで有機ELパネルを採用したものだから受注が大幅に減少して617億円の損失を出してしまいました。

この損失を取り戻そうと、JDIも有機ELの開発に乗り出してはいるものの、量産化はまだまだ先。それまで首を長くして待っていたら会社の存続も危うい。

てなわけで、新社長の元、スマホに変わる飯のタネを育てるべく動き出しました。

スマホ

スマホのJDIと思いがちだけど

スマホのJDIと言うイメージが強いですが、実は車載用パネルでは世界首位。この車載事業を育てることで、スマホに頼らない経営を目指そうというもの。

まずは世界販売台数トップの中国市場の強化とうことで、現地で展示会を開催。人員も3倍に増やすなどして、外資との合弁会社を持っていない地場メーカーと接触を図り、事業拡大を目指しています。

中国と言えば、今や世界でもトップの電気自動車。未来的な内装にはJDIの車載用パネルはもってこい。引き合いは多いのではないかと思います。

内装,クルマ

中国で事業拡大

車載事業で成功収めているのがパナソニック。法人向けにシフトしてからというもの、その勢いは留まることを知らないといった印象を受けます。

こちらは電気自動車で言えば、電池になりますが、そう考えると電気自動車を構成するパーツには日本製が多く採用されることも十分考えられます。

電気自動車

どうなるJDI

スマホのように新製品で採用されるか否かで業績に大きく影響しますが、車載であれば採用後、数年間は継続して安定した受注が見込め数字も読みやすいというメリットがあります。

JDIの売上に占める非スマホ分野は現在2割程度。これを将来的には45%。約2倍強を目指しています。

電気自動車の需要増に合わせて、うまくのっかることができれば目標達成も夢ではないかと思います。

知り合いが、JDIに勤めているだけに早く経営を安定させて産業生成機構の手から離れ、自主経営できるようになって欲しいものです。