平成の海賊と呼ばれた男。「丸岡物産」

海賊と呼ばれた男とは

数年前に話題となった百田さんの作品、海賊と呼ばれた男。出光興産の創業者の生涯を描いた作品です。

戦後は、お国主導でエネルギー政策が進められていましたが、それに対し、真っ向から戦いに挑んだ、痛快な物語。出光潰しとも取れる施策をバンバン実施するも、屈するなんてことは微塵もない。タンカーを購入したり、イランとの通商を成功させたりと、まさに武勇伝のオンパレード

今、こうして国産の元売り会社があるのも、出光興産の創業者のおかげと言っても過言ではないでしょう。

海賊

で、平成の今の世は・・・

メジャーの影響力は弱まったものの、寡占化がかなり進み、今では、新日本石油、出光、コスモの3社に集約されました。

新日本石油、出光で約8割のシェアを握り、ほぼ石油のお値段は統制され、消費者にとっては痛い所。

これもお国による力が多分に強く、集約化することで海外との競争力を高めようというもの。

実情は、海外に比べると、まだまだといった感じなのですが・・・

平成の海賊、丸岡物産

大きな権力に挑んだ、出光興産の創業者ですが、今、この平成の世において、そのような骨のある会社が現れたってことで、記事にしてみました。

コスモ石油系の愛知県にある丸岡物産。販売店ながらも、何とコスモ石油から備蓄タンクを買取、海外から石油を輸入して販売しているというもの。

国内の元売りからではなく、自社で調達を行うことで、価格統制されているガソリン代に風穴を開けたということで話題となっています。

元売り会社の中では、「どうして丸岡にタンクを売ったんだ」とコスモ石油は攻められる始末。その後、買取の話があっても、どの元売りも売らないとか。

タンク

嫌がらせされても屈しない

出る杭は打たれるとでも言いましょうか、丸岡物産の輸入も、そうカンタンに事が進んだわけではなく、様々な嫌がらせがあったとか。

けど、そんな事は織り込み済み。タンカーを抑えられることを予見し、自社でタンカーを購入するなど、徹底抗戦の構え。

業界内でもガソリンスタンドだけはなく、航空会社も、丸岡物産に目をつけ、日本航空や全日空も、丸岡物産からの調達を検討し始めたとか。

タンカー

寡占化しても破壊者は現れる?

どうひっくり返っても、抗うことのできな敵がいても、諦めることなく戦いを挑む。そんな男気を丸岡物産には感じました。

遠い将来になるかもしれませんが、これをきっかけにして、販売店が自社で石油の調達から精製機能まで持つようなことが当たり前の時代がくるかもしれませんね。

これによりガソリン代が安くなればいいんですけど・・・

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