化粧品もEC化が加速。C CHANEL参入

化粧品IT業界

EC化率って何?

世に流通している商品は主にリアルな店舗で販売されてはいますが、ネットが普及した今、それぞれの商品群におけるEC化率という調査データがあります。

EC化が最も進んでいるのが事務用品・文具で約3割。一方、EC化がなかなか進まないと言われている食品・飲料が2%。で、今回のお題となる化粧品が5%にとどまっています。

食品・飲料は確かにナマモノですし、これからアマゾンを含め今後力を入れていく分野なので、わかりますが、思いの外、化粧品のEC化があまりに進んでいないのには驚きました。

化粧品

対話型商品ということもあり・・・

そもそも化粧品の場合、店員に相談しながら、自分に合った化粧品を選択したり、店頭の試供品を使って商品の購入にいたるケースが多い。ネットのような一方通行のコミニュケーションではなかなか成立しにくいと言われました。が、この問題を動画を使うことでクリアできるのではないかという訳で、女性向け動画サービスC CHANELが、化粧品のEC事業に参入することとなったのです。

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C CHANELとは

元、LINEの社長が立ち上げたこのサービス。当初はモデルさんなどを使った動画中心で話題となりましたが、しばらくは低迷が続いていました。が、料理などのハウトー系の動画を多く取り扱うようになってから息を吹き返し、輝きを取り戻しつつあります。

その余勢をかってでしょうか、今度は動画サービスからEC事業まで手を伸ばすことに。しかも商材は、ECでは難しいと言われる化粧品。

恐らく勝算あって参入と見てとれます。

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スマホ視聴が定着化も追い風

まず女性の場合、スマホによるEC利用が約7割と女性、EC、スマホの親和性が非常に良い。

C CHANELは、スマホ用に縦型の動画としたり、そもそも女性向けの動画、この時点で、EC化の土台はほぼできています。

そこに化粧品が加えれば、成功してもおかしくないかと。

化粧品もただ販売するのではなく、動画を使うことで、色合いや伸び具合などが伝わります。店頭のような対話形式までは行きませんが、擬似的に試供品を試せる。そして、動画の最後に購入を促す、決めゼリフを盛り込めば、ポチッとする確率は高くなるのではと

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さすがC CHANEL

で、取り扱う商品が、C CHANELオリジナル商品。しかも資生堂との共同開発。これでもかぶりの話題性がつけば、ヒットすること間違いないでしょう。

このようにEC化が進まない商品も、何かを足すことで、一気に普及が進む感じがしました。

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