Amazonを見限った訳ではない?佐川の深謀遠慮

佐川物流業界

佐川とAmazonの決別

2014年位でしたか、Amazonの配送から手を引いた佐川。厳しい価格要請に応じきれず、ヤマトがその果実を得たなんて見方でしたが、実はそうでなかったようで、佐川は佐川で、佐川なりの考えがあった様子。

佐川

BtoCからBtoBへ

電機業界でも、パナソニックがBtoBへシフトして収益の安定を図ったように物流の世界でも、そのような動きがあったようで、それが今回の佐川の件。

宅配便の取扱量は大幅に落としているものの、BtoBにシフトしてから増益基調にあるとか。

目をつけたのは通販会社の倉庫

例えばドラッグ関係の通販屋さんであれば、色々なメーカーから段ボール入りの商品が何百個と送られてくる。それを開封して、倉庫内の所定の棚に陳列する。で、この作業がとてつもなく負担。

佐川

ということで、この部分を請け負いますというのが佐川のサービス。

納品先は倉庫

佐川には仕分けのできる大きな営業所があり、そこで、前述の作業を行い、仕分けした状態で通販会社の倉庫に納品するという訳です。一般家庭のように不在などないから、2度手間も発生せず効率的な訳です。

佐川の目のつけどころがエグイ

一般消費者向けサービスの宅配とはおさらばしたように見えますが、間接的にはまだ関与している。けど、その関与する先を、通販会社にしたという所がミソ。増益基調というのだから、そこにはかなり需要があることを予測できていたのは凄いっす。あっぱれです。

日経ビジネス NO.1777

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