3度目のリストラだって?三陽商会

売上は全盛期の約半分

アパレル大手三陽商会が業績不振で苦しんでいます。

かのバーバリーブランドでは我が世の春を謳歌していましたが2015年に販売権の契約が切れると、売上高は2014年度の約半分の625億円に。加えて19億年の赤字と目も当てられない惨状に。

というわけで、泣く泣くリストラを断行。社員の3割近い250人削減と発表されました。

が、これが初めてのリストラでなく今回で3回目。

最初は、2013年。バーバリとの契約切れが2年後に迫り270人の削減を断行。次いで2016年にも250人規模を削減。今回のを含めると800名近い社員がリストラにあった計算になります。

三陽商会

バーバリに変わる柱の構築

契約切れを座して待っていたわけではなく、バーバリの後釜ブランドとして、同じ英国のコート中心のブランドに刷新。

約350店のうち7割を新しい英国ブランドに切り替えましたが、バーバリーの存在はあまりにも大きく結果は目標に遠く及ばず、中期計画を撤回する事態を招きました。

三陽商会

日本の大手アパレルに共通していること

そもそも、アパレル会社は、洋物の販売で成功を収めてきました。

70年代には、海外ブランドのライセンス製造販売によって急成長。その勢いは80年代にピークを迎え、DCブランドの流行という形で顕在化。様子が変わったのがバブル崩壊後。この洋物販売が消費者に魅力的に映らなくなり、その影響は大手アパレルレナウンの不振という形で顕在化されます。

レナウンも起死回生とばかりに英アクアスキュータムを買収するなどしてテコ入れを図ったものの状況は変わらず。

最終的には中国資本の傘下に入ることになったのです。

このレナウンの失敗を見て、三陽商会が洋物販売は限界と気づけばもしかしたら今のような状況を招かなかったのではと思う次第です。

三陽商会

バーバリは新基軸で復活

三陽商会と手を切ったバーバリはと言えば、自身もかなり厳しい状況にありました。古くさいブランドというイメージを刷新すべく、SNSやユーチューブを使い新たなブラドイメージを訴求。

ネット販売にも力を入れ、お客の好みに合わさせてカスタマイズできる仕組みなどを導入し、見事に復活を遂げました。

高級ブランドはどこかお高く止まっている感じがしましたが、この件を知り、顧客に歩み寄る姿勢に変容している感じを受けました。

三陽商会

まとめ

というわけで、ブランド販売という従来の商売から脱却しない限り、4度目のリストラももしかしたらあるかもと思った次第です。