無茶ぶりだけが記憶に残った映画「スティーブ・ジョブズ」

舞台は新製品発表会

過去に観たスティーブ・ジョブズの映画では、その生涯を広く浅く追った作品で、Appleの歴史を知る上では大変参考になりました。

この作品を観た後だったこともあり、話の入り方がスムーズ比較的スムーズでした。

本作品では、Appleを追放される直前からiMac発売までの歴史が描かれています。iPhoneは描かれていないのは残念ですが、十分楽しめる内容となっています。

映画,スティーブ・ジョブズ

無茶ぶりが凄すぎる

歴史に名を残したと言っても過言ではないスティーブ・ジョブズですが、一方では中の人から強烈なブチャぶりな上司とも知られています。

で、その無茶振りっぷりがLisa発表会の当日のシーンに描かれています。

映画,スティーブ・ジョブズ

発表会30分前にダメ出し

会場の非常灯全てを消せというもの。防災上、非常口などの電飾は基本つけていないとペケ。法律で定められてるのに、会場を真っ暗にしないと発表会の意味がないと。

この程度ならまだ部下としては対応できますが、発表会開始30分前にソフトウェアを改修しろというのは驚きました。

Helloが、そこまで大事?

パソコンを立ち上げた時にHelloとパソコンから音声が出るというもの。

プログラマーが何とか改修に間に合ったものの、成功確率は3回に1回に納得がいかず、さらなる改修を指示するジョブズ。このわがまま傍若無人に、優秀な人材が会社をやめていったのはわからないでもない気がしました。

映画,スティーブ・ジョブズ

とにかく信念がないと無理

このLisaの発表は、1984年の伝説のCM直後で、パソコンが1人一台の幕開けとなる記念すべき年でした。

ジョブズが描くパーソナルコンピューターは理屈抜きでいいというもの。そこ一切の妥協も許さないというものでした。嫌われようとも信念を曲げるこはできないという訳で、細部にも強いこだわりを持っていたのです。

その後のネクスト社から発表したパソコンにも90度ではなく、90.1度にした所もそうだし、プレゼン用のサメの写真を30回やり直しさせられたのもそう。

部下も、それを知ってか、何度もやり直しをくらおうと、へこたれないタフさを感じました。

映画,スティーブ・ジョブズ

自分なんかはまだまだ恵まれているかも

クライアント、上司からの無茶振りなんかは何度か経験はしていますが、どれも何とか頑張れば物理的な可能なものばかり。

が、ジョブズの命令は物理的範囲を越えていますからね。

そう考えると、僕の経験したものは、ジョブズの部下から言わせれば、無茶ぶりでもなんでもないということになるでしょう。