恋することはいいこと。「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」

何不自由なく暮らしてきたのに

中世ヨーロッパのお城を彷彿させるお屋敷。手入れの行き届いたお庭。使用人の10数名。誰もが羨ましがるチョ~がつくほどのお金持ち。ママが亡くなって財産全て自分のものだというのに、この主人公、今の世に未練など微塵もなく死を選ぶことに。

とある財団への巨額の寄付にはじまり、お屋敷、お庭を即売りに出すなど、とにかくこうと決めたら行動に移すのがとにかく早い。

素敵なサプライズ

クライマックスの演出おまかせください。

本作品の肝となるのが、この奇妙な代理店。生業は、お客様の人生の終わりをドラマチックに演出しますよというもの。しかも命もしっかり取りますよ。

自殺するのは忍びないけど、他殺であれば・・・。しかもその死に方の演出もしてくれる。

ということもあり、作品の中でも当然ながら非合法。お客様にも一切口にしないことを約束させる徹底ぶり。

なのに、この代理店事務所で偶然にも他のお客様との遭遇。

この会社の決まりでは、他のお客様と接触はペケ。

急いで身内、知り合いと取り繕いその場をしのぎました。

素敵なサプライズ

恋をして心変わり

その後、2人は親密な仲となり、交際に発展。

いつしか彼の中でも、生きたいという気持ちが芽生え、会社に延長を要請。

このエピソードを見るに、人に恋している時というのは、生きる力がみなぎっているんだなと。

あんなにもこの世に未練は一切なしだったのに。

とんだサプライズ発覚

彼女とデート中、偶然落としたバックの中から拳銃がボロっと。

ということは彼女が彼の人生に幕を閉じる役割を担っていたのです。

これには主人公の彼も、僕もビックリ。とんだサプライズを喰らいました。

さらにサプライズは続きます。視覚として、彼の恋人役を買って出たこの女性。父が何とこの会社の社長。つまり、この会社、やることは飛び抜けているのに全員が家族。ある意味自営業といった感じのこじまりとした会社だったのです。

素敵なサプライズ

サプライズ第三弾

2人の意思は強く結婚を認めるにあたって、彼に出した条件は、あるお客について、最後まで見届けなさいというもの。

そのお客とは使用人として長きにわたって、彼を見守ってくれていた人だったのです。

最後は坊っちゃんの顔を見てあの世に行きたいという顧客の願いを叶えてあげた社長。

かなりイージーな任務をあたえた所に優しさを感じましたが・・・

こうして、お坊ちゃんの彼は、彼女との結婚して生きることを選択してハッピィエンド。これからの人生を人の人生の終焉を演出する人となったのでした。

素敵なサプライズ