何となくわかった気がする「ガンダム 逆襲のシャア」

逆襲のシャア日本映画

シャア・アズナブルに魅せられて

主人公アムロよりも今も高い人気を誇るシャア・アズナブル。ファーストガンダムでは、アムロの良きライバルとして、熱いバトルを繰り広げていました。

巨人の星で言えば花形満、キカイダーで言えばハカイダー、NARUTOで言えばサスケ。ライバルはとかく主人公を凌ぐ人気を誇ることがありますが、シャアの場合は、その飛び抜けた方は別格。

その魅力と言えば、漂う哀愁、悲劇のヒロインといった感じでしょうか。親をザビ家に殺され、その復讐を達成するために緻密に計算された策謀の数々。

切れすぎのオツムとうろたえることなど知らない冷静沈着な態度にどこか惹かれてしまいます。

で、本作品は、ザビ家打倒を達成し、ネオ・ジオン総帥として、ある偉業を完遂させようという話。

あまりの大きな話なだけに以前観た時は全くのチンプンカンプン状態でしたが、今回は少しは、その内容を理解したつもりでいます。

逆襲のシャア

ニュータイプが未だにうまく消化できない

と、その前に世間を大いに騒がせた、あのワード、ニュータイプという言葉が頻繁に登場します。

ニュータイプとは第六感を持ち、モビールスーツの操縦に長けている人を指します。その能力が先鋭化した人は、手足ではなく脳波でモビルスーツを操縦してしまう。念じれば、機銃が勝手に敵に向かってビームを発射するというもの。

生まれながらにこの能力を持ち、後付でこの能力をつけたのが強化人間。が、ニュータイプの能力には遠く及ばないという悲しい現実があります。

で、ニュータイプとはなぜ生まれたのか、それを人間の進化だと、シャアは言います。

スペースコロニーで生まれた人間は生まれながらにして宇宙で、地球を全く経験していない。で、この生まれながらにして宇宙で人間的成長を送ることで、思わぬ力を備えることができるのだと。

ならば、この先、宇宙に行くことが当たり前となり、スペースコロニー的な建物の中で暮らすようになると、人間はニュータイプになれる可能性もあるわけです。

念じただけでお湯が湧かしたり、テレビをつけたり、エアコンをつけたり。はたまたペットと意思疎通を図ることができたり。

とは言うものの、全ての人がニュータイプに慣れるわけではなく、一部の人だけが覚醒できるというのです。

逆襲のシャア

シャアの野望とは何だったの?

現実的で、客観性がありバランス間隔に優れた人、それがシャアだと。そう僕の中のシャア・アズナブル像でしたが、本作品では、どこか主観的で、理想主義者に見えて、「どうしたったんだ、シャア」というのが正直な感想です。

隕石を落として地球を浄化させて、粛清するって。そんな事したら、宇宙に住む人も困るであろうにと・・・

で、この遠大な計画は失敗は終わるのですが・・・。この続きがあればぜひ観たいです。

逆襲のシャア

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