大人のガンダム。「ガンダムサンダーボルト シーズン1」

ガンダム サンダーボルト日本映画

時は1年戦争後すぐ

ア・バオア・クーの戦いを経て幕を閉じた1年戦争。その数年後の世界を描いた同作品。ファーストガンダムのザク、ドムなどが登場してファンにとってはたまらりません。

戦場はジオン公国のサイド4周辺の宙域で、地球連邦とジオンが激しい戦いを描いています。

ガンダム サンダーボルト

スナイパーというキャラが新鮮

今までのガンダムですと、互いに隊列を組み、敵兵を相まみえるというものでした。ファーストガンダムでアムロが次々と襲いかかるリックドムを撃破していきたように、互いの距離は近くライフル、接近戦ではビムサーベルと縦横無尽に動き回る戦闘シーンはモビルスーツによる一般的な戦いでした。

サンダーボルトでは、スナイパーというキャラが新たに登場。レーダーに映らないのにスナイパーからは丸見え。

予想もしなかった方向からバズーカー砲が飛んできて、気づいた時には撃ち落とされていたということも。

戦争映画にも、腕利きのスナイパーは重宝され、相手側から恐れられる存在。それまでの動の戦いから静の戦いとなり、激しい動きはないものの、それはそれで戦争のリアルさを感じさせ、かえって見応えがありました。

そのスナイパーが、ジオンの義足の男でかつイケメン。地球連邦から恐れられる存在だったのです。

ガンダム サンダーボルト

ヒール役の地球連邦のパイロット

アムロとシャアという敵味方ライバルという関係が、サンダーボルトにも登場します。

ジオン軍ではスナイパー役のイケメン。対して地球連邦はガンダムを操る、オラオラ系の冷徹な男。

今までは地球連邦側が優等生で、ちょっと癖の強いキャラがジオン軍でしたが、この作品では全くの逆。

この地球連邦のパイロットが、とにかくヒール。勝敗が決したのに、相手方のパイロットを銃殺したり、やりたい放題。相手を挑発するような暴言を吐いたりと、とにかく今までの地球連邦の軍人とは異なるキャラで、かなりの際立ちよう。

ガンダム サンダーボルト

表情が豊か過ぎるのがかえって怖い

キャラクターデザインも、それまでのアニメ、アニメしたタッチから劇画風となり、全体的に話の重さを増長している感じがします。

戦争の怖さ、残忍さがヒシヒシと伝わってくる感じがして、まだ未成年の若者がモビルスーツに乗り込んで、ジオンにまだまだと倒されていくシーンは、アニメなのに気持ちが暗くなる感じがしました。

ガンダム サンダーボルト

大人すぎるぜ、サンダーボルト

てなわけで、ちょっと現実っぽい作風に、やっぱりアニメ、アニメしたガンダムの方が僕には合っているなと。てなわけで、ファーストガンダムを見て、心の浄化をしてみた次第です。

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