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日本映画

イヤーな部分が出すぎだよ「愛しのアイリーン」

強烈すぎるよお母さん

子宝に恵まれず、やっとの思いで授かった4男坊。40近くなっても溺愛してしまうのは無理もない。

そんな大事に大事に育てた息子が何とフィリピン女性に結婚するとは・・

ボケの始まった旦那を亡くして失意の中、葬儀に現れた息子。しかもフィリピン人の嫁さんを連れているのだから、さらに心労が・・・

が、そんなことで凹むようなやわなお母さんじゃありません。

猟銃を突きつけて、結婚は認めないだの、家の敷居はまたがせないなどド日本語でまくしたて、あの鬼の形相は外国人にも十分伝わる迫力がありました。

アイリーンとの結婚を認め同居してからも、嫌がらせは続く始末。そのエネルギーで消耗しなければ良いのにと思いしたが、案の定・・・

愛しのアイリーン

えっ、清純派に見えたのに

岩男がアイリーンに出会う前に思いを寄せていた勤務先のシングルマザー。

勤務態度、振る舞いも至って真面目。岩男に誕生日プレゼントを挙げるなど脈アリかと思いきや、真剣おつきあいはノーとあっさり撃沈。

子育てと仕事で精一杯なので恋愛している暇はないかと思いきや、このノーはどちらかというと、真剣交際はぺけというもの。

つまり、軽いノリであればOKだと。事実、会社の同僚とは既に事を済ませていたようで、自慢気に語っていた同僚のその夜の話がまさかの本当の話だったとは、ただただ驚くばかりでした。

岩男の豹変っぷりがエグい

同僚に振られ、親からは見合いの話がしつこく追い詰められた岩男は、海外のお嫁さんツアーに参加し、アイリーンと出会います。

条件としては、アイリーンの家族に毎月仕送りをするというもの。アイリーンも生活がかかっているのです。

金で嫁を買ったという事実に後ろめたさは多少あったでしょう。とは言え、結婚ができたのですから家族にも同僚にも、余計な口出しをされずに済むわけです。

結婚当初はアイリーンとの間も仲睦まじく、初めての男性経験のアイリーンをいたわって、自分に気持ちが振り向くまで待つという紳士っぷり。

いい国際結婚だなと思いました。

けど、ある日を境に岩男の態度が豹変。結婚しているのに、振られた女性を仕事中にトイレで襲ったり、見合い相手の女性の目の前で自慰行為。アイリーンに対しては時には殴るけるの暴力を振るったり、お金を渡して行為を至るなど、それまでの紳士的な岩男はどこにいったのやら・・・

愛しのアイリーン

皆のいやーな部分だけが・・・

とにかく人間のイヤーな部分ばかりが目につき、それを浄化するアイリーンという感じに見えました。

愛しのアイリーン
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日本映画

えっ、長岡でも空襲があったの。「この空の花 長岡花火物語」

空襲の惨劇が凄まじい

太平洋戦争の時の空襲と聞くと東京などの人口密度の高い都市部中心かと思いきや、地方までもその対象になっていたのを知り驚きました。

しかも新潟県長岡市ってさ後輩の実家で、夏にはよく遊びに行っていたのでかなり身近に感じていた地域。

田舎と思っていたあの場所に1945年8月1日に大空襲があり、約1500人の方が命を落とされたとのこと。

戦争当時の話を聞くと、防空壕に避難しても爆弾の火力が強いこともあり、全員が蒸し焼き状態になり、一瞬にしてスス状態になっていしまうというのですから、焼夷弾って怖っとあらためて思いました。

この空の花 長岡花火物語

模擬原子力爆弾が全国140近くで投下されていた事実

長岡では大空襲前に長崎に投下されたファットマンが投下されていたのです。

中身は核ではなく普通の爆弾だったようで、長岡を含めて全国約140箇所近くに投下。んで、長岡市の場合、この投下が目的の場所とは異なる所に落ちてしまい、長岡市への原子力爆弾の投下先から外されたとのこと。

もし、目的の橋に見事投下されていたら、僕の友人ももしかしたら、この世に生まれていなかったのではと思ったりしちゃいました。

この空の花 長岡花火物語

原子力爆弾をやめて焼夷弾

この失敗で、原子力から焼夷弾投下に切り替え多くの犠牲者を出すことに。花火を開始を知らせるあのサイレンも、空襲警報と同じだとか。

戦争の悲劇を風化させないということで使われているようです。

と考えると、長岡花火は戦争を忘れない、二度としてはいけない戒めの思いを込めた世界平和の象徴でもあるんです。

だから、近所で行われる花火大会とは重さが違うのです。

この空の花 長岡花火物語

東北大震災の年にも実施

何をするに不謹慎と思われていたあの2011年。長岡花火も被災者の方々のことを思い中止との声もありましたが、中越地震の年にも実施し、復興のシンボル、被災者を勇気づけるということであえて開催。

ということもあり、中越地震の時にお世話になった東北の人たちへの恩返しという意味で開催することが決めました。

が、歴史的な大雨に見舞われ花火会場は冠水して絶望的。中止やむなしと気持ちが傾きつつある中、時の市長が、長岡の平和のシンボルを絶やすことは許されないというわけで、不眠不休の復旧活動で開催に漕ぎつけたというのですから感動しました。

フェニックスという名前もつけられ、なるほどと思った次第です。

この空の花 長岡花火物語
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日本映画

若者の深い闇が漂う「リバーズ・エッジ」

時は90年代前半

ロン毛の男子にどこか時代を感じ、ファッションもダボッとした感じで今どきではない。連絡手段に携帯電話は使われず、公衆電話か家電。

原作が90年代前半に描かれたこともあり同時の設定のまま

けど、驚くことに作り込まれた感がなく自然に感じられるのは行定勲監督の力なんでしょう。

90年代前半と言えば、ちょうど自分とも重なる所がありましたが、高校生にしては深い悩みを抱えて皆大人に見えました

登場する人物全てがそれぞれ大きな悩みを抱えもがき苦しみながら成長していく作品でした。

これといった悩みのなかった高校時代の自分に比べるとなんて自分は幸せ者だったんだろうと思ったりして・・・

悩みその1。モデルの娘の話

二階堂ふみに恋をするモデルの女の子。職業柄体型維持をしなくてはという強迫観念にも似たようなものに襲われ、常にリバース。食事は決まって一人でトイレ。処理が簡単に済ませられるというのでしょうか。

他にも変わっているなという点がいくつか。人間の死体を見て興奮を覚えたり、猫らしき死体を見て喜んだりとどかサディスティックな一面も。

リバーズ・エッジ

悩みその2。いじめられっ子のA君

パンツ1丁にさせられてロッカーに閉じ込められたり、理由もなくいきなり顔を殴られたり、同級生から執拗にいじめを受けるA君。

とは言っても、いじめに対しては特に気にする素振りはなく、彼の興味の関心は河原に放置された人間の死体。

それを夜な夜な見に行っては勇気をもらえるというのですから、これまた深い闇を抱えている感じ。

しかも、サディスティックなモデルの女の子と大の仲良し。そこに加わったのが主演の二階堂ふみ。とんでもないグループに入れられてしまった感じはしますが、許容してしまう所に彼女もどこか病んでいたのでしょう。

リバーズ・エッジ

悩みが見えない二階堂ふみ

恐らくですが、このいじめられっ子に恋心を抱いていたと思われる主人公の二階堂ふみ

彼のことを深く知る中で、離れるよりもどんどん彼の特異な性格にハマっていくという感じ。

河原の死体の件も、受け入れていたし、彼が同性愛者ということも素直に受け入れていました。

この告白はかなり衝撃的かと思いました、本人は至って冷静。彼のことは好きではなかったかと思いましたが、クライマックスの涙を見て、彼に想いを寄せていたことに気づき、高校生の恋心は複雑なんだなと感じました。

リバーズ・エッジ

着地はどこよ

他にも親の愛に飢える男子と家族関係で悩みを抱える女の子もこれまた深い闇を抱えていて、これもまた興味深く解決することなく終了。

この作品を見て、何か伝えたいものがあるんでしょうか。僕には全くそのメッセージを探し出すことができませんでした。とにかくむずいです。

リバーズ・エッジ
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ハリウッド

大門未知子も驚嘆。最強女子「女神の見えざる手」

圧倒される切れっぷり

ここまで弁が立って、論理的で、聡明で、自信家で、皮肉屋のジェシカ・シンプソン演じるロビイストのスローン。彼女を見ていると

ドクターXの大門未知子のよう。

とにかく周りに敵がわんさかいるのがこの2人の共通点。敵対勢力に対しては「やれるものならやってみなさいよ。倍返ししちゅうから」ととにかく挑発的。それも負けないという絶対的自信があるから。

勢いに任せての口だけ番長は仕事をしている時によく目にしますが、ちょっとでも質問しようものなら、簡単に論破されちゃう脆さがあります。

が、彼女の場合、部下からのするどいツッコミにも逃げずに、論理的に部下に対し答える。

まさに非の打ち所のないパーフェクトなビジネスパーソンなのです。

ここまで切れ味するどい頭の回転を見せられると清々しい気持ちにもなります。

女神の見えざる手

自分の信念に従い弱小チームn移籍

作品の骨子となるのが銃規制に関する法案可決というもの。

アメリカの政治のことは詳しく知りませんが、とにかくこの法案に対して賛成か反対かのを議員で投票してもらい、可決か否決かが決まるというもの。

で、ロビイストというのは議員からのオファーを受けて、様々な活動を行い報酬を得る仕事のようです。

で、スローンの所属するロビイスト会社は銃規制反対側。つまりこの法案を否決に追い込むことが彼らに与えられたミッションでした。

が、彼女の考えは銃規制賛成。というわけで自分の信念を曲げることをよしとしない彼女は、部下を引き連れて今よりも規模の小さなロビイスト会社に転職を決めます。

転職当日、部下に対して会社に残るの?それとも私と一緒に移籍する?というシーンはシビレもの。

女神の見えざる手

部下の半分は彼女についていくこととなりましたが、腹心中の腹心の部下だけが彼女と袂を分かつという想定外の事態に。

去り際に彼女の発した徹底的にぶちのめる的な捨てゼリフはは、残った部下にとっては夢にまで出てきそうな悪夢になったことでしょう。

そこまでするかロビイ活動

彼女に与えられたミッションは、一人でも多くの議員を銃規制賛成に票を投じさせるというもの。

議員を接待したり、支援者団へのアプローチ、SNSなどのネットを使ったPR、マスコミを使った言質取りなど、とにかくやること満載。

時には俳優さんをやとって議員の資金集めパーティに質問者として潜り込ませて、議員から銃規制賛成の言質を取るなどやることが細かいこと、細かいこと。

挙げ句には盗聴、盗撮など倫理的にどうなの?という技も繰り出す始末。しまいには部下を銃犯罪の悲劇の被害者としてマスコミに売り出すし、部下からの信用を失うなど、とにかく勝つためには何でもやるというスタンス。

女神の見えざる手 女神の見えざる手

この試練さえも計算されていたもの?

この出来事をきっかけに会社からも総スカンを喰らうは、元在籍していたロビイ会社からは個人攻撃キャペーンを仕掛けられるわで、窮地に追い込まれていきます。

絶対的強さを誇る彼女でさえ、とうとう負ける時が来たのかとそう思いました。

が、エンディングの聴聞会で一発逆転ホームランが放たれます

鮮やかなる形勢逆転に再び作品の最初に感じた爽快感が蘇るとともに、この人、敵にしたらマジ怖いと思った次第です。

女神の見えざる手 女神の見えざる手
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ハリウッド

ちょっと怖すぎ「ザ・サークル」

ちょっと懐かしいFB全盛期の空気

SNSサービス会社を舞台にした本作品。サークルというFBライクなSNSサービスが世界の様々な国で使われているという設定。

ひと昔前なら、もう少し熱量高めで見れたけど、FBがやや衰退期に入っている今となってはちょっとといった感じでした。

ザ・サークル

地球NO.1企業。有頂天になるのは無理もない

水道会社のお客様相談室で働く主人公メイが、まさかの世界一のSNS会社サークルへの転職に成功。

そんなシンデレラストーリーみたいなお話に、家族も大興奮。

当の本人は、施設内の充実した設備に圧倒されっぱなしで逆に戸惑いを隠せないといった感じ。

しかも入社して間もないのに、ほとんどの人が自分の事を知っており、積極的にSNSに投稿しなさいとアドバイスされる始末で、このIT会社特有の文化に正直ついていくのがやっとといった感じでした。

ザ・サークル

24時間生配信に挑戦

新製品としてサークルが世に送り出そうとしている小型カメラ

ネットで繋がって、リアルタイムで映像を届けられるというサービスに、メイ自身が一肌脱ぐこととなります。

それがこのシステムを使って、彼女の24時間を生配信するというもの。

お部屋に、職場にこのカメラを取り付け、その映像を世の中に配信。

このプライバシーの一切のないミッションに彼女を手を挙げることになるのです。

この試みは大当たりとなり、多くの視聴ユーザーを獲得しました。

ザ・サークル

結局は疲れるんですよ。SNSは

最初こそ、メイの両親達も大喜びで娘の日常的に会えることを楽しみにしていましたが、次第にプライベートのない暮らしに疲れを感じるようになりました。

自己顕示欲、承認欲求を満たすツールとしてSNSは有効ですが、行き過ぎるとどこかで疲れが出てくる。

そしてしばらくSNSから離れてみると、何んて居心地の良いんだろうなと気づく。

というわけで、僕の周りで今なおFBをしている人はほとんどいない状態。あの盛り上がりが嘘のように静まり返っています。

ザ・サークル

テーマはSNSのやりすぎ注意

エンディングもハッピィエンドというよりも後味の悪い終わり方をしています。

観た人の取り方次第ですが、人間ある程度のプライバシー、他人は知られたくはないモノを持っている生き物であり、何でもかんでもさらけ出すのは後々、自分の首を締め付けることになるから程々にねと警鐘を鳴らしている感じがしましたね。

最後のトム・ハンクスの青ざめた表情がやけに印象的でした。してやったり、エマ・ワトソン

ザ・サークル
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ハリウッド

実話だったら鳥肌モノ「ナインイレブン」

エレベーターに閉じ込められた見知らぬ5人

9.11と同時多発テロを扱った作品で、崩壊したビルのエレベーターに閉じ込められた人たちの描いています。

エレベーターの中にいたのは5名。離婚調停中の夫婦とビルの管理会社スタッフ、自転車メッセンジャー、そして20代らしき女性。お互い全くの他人で、この事故をきっかけに生きるという目的に向かい共に助け合っていきます。

ナインイレブン

最初は軽いエレベーター事故と思ったけど

飛行機アタックの直前に乗り合わせた5名。エレベーターは上に向かっている途中にいきなり停まります。

すぐに復旧すると思ったのかエレベーターの中の人は、さして最初こそ驚いていたものの落ち着きを取り戻し再稼働するのを待っていました。

ところが待てど暮らせどエレベーターは一向に動く気配なし。

外部とようやく連絡を取ることができ、その話によれば飛行機がビルに突っ込んだとのこと。

それも単なる事故ではなく、明らかに攻撃されたものというのだからビックリ。

追い打ちは、オペレーターの自力で脱出してという希望を断つような残酷なお言葉。

ここから5人の生きるための行動が始まります。

ナインイレブン

落下しても死なないの?

オペレーターの助けもあって、エレベータードアを開けることに成功。

眼の前の壁をトンカチが叩くと数十分。眼の前には小部屋が広がり、この部屋から階下へ降りられる。希望の光が差込み一同安堵。

まずは奥さんからその小部屋に送り込み見事成功。続いて20代の女性という所で、何とワイヤーがプッツン。真っ逆さまにエレベーターが急降下

誰もが死を覚悟しましたが奇跡的に皆無事。

無重力状態のように身体が浮き上がり、箱が止まった瞬間に箱の床に叩きつけられるわけですが、大きな怪我もなく生き残ることできたのです。

ナインイレブン

奥さんは偉いよ

無事階下まで降りることができた奥さん。ビルの外に逃げ惑う人々をよそに消防スタッフに救助を求めます。

隣のビルは崩落し、いつ自分たちのいたビルも崩落するかわからないのに仲間を置いて逃げることはしない勇気ある決断に脱帽。

ほぼほぼ救助は無理かと思いましたが、何と階下まで降りていた仲間たちのいるエレベーターを発見。

こうしてエレベーターの中にいた人たちは無事救出されることになりました。

が、残り一人、奥さんの旦那さんを救助する途中でエレベーターの箱はさらに階下へ。

さらに救助が困難な状態になり、そこで話は終わります。

この話、実話だったかどうかわからず実際にあった話ということであれば、この旦那さんの安否が気になる所。仲間の命と生きかえに自分が犠牲になることを選択した旦那さんがやけに印象に残りました。

ナインイレブン
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ハリウッド

私、この世界から足洗います「セックスドール」

影のある男に惹かれる

友人に誘われてクラブへGO。周りは楽しく踊り騒いでいるのにちっとも心から楽しむことはできない。

友人はと言えば、惚れやすいタイプなのか声をかけてきた男に一目惚れ。「送っていくよ」の優しいお誘いを受け二人して彼に送ってもらうことに。

ナンパされた彼女が先に降り二人きりとなった車中。しばし沈黙が続き重い空気が流れる中、流れるのは寂しげな曲ばかり。

主人公マリカが、明るい曲をお願いした所、これでも明るい曲だとのこと。

この返しに、どこか通じ合うものを感じたマリカは、どんどんと彼にのめり込んでいきました。

セックスドール

偽るのは後ろめたさの現われ

マリカの職業は高級娼婦。基本的にはお金持ちしか相手にせず、出勤先のホテルも豪華。

相手にも失礼がないよう、服装からお化粧まで高級ホテルに見合うもので決め込み、オフの時のマリカとは全くの別人。

ボスからの信頼も厚く、これぞというお客には必ずマリカに回していたほど優秀な女の子でした。

ところが、兄弟は恋人には不動産会社に勤めていますと本業のことは一切秘密に。

心のどこかで後ろめたさを感じていたのでしょう。

セックスドール

えっ、目的はそっち

クラブで知り合った彼を自宅に招いた時のお話。恋人関係目前にして彼の正体が明らかになり愕然。

彼は、未成年でピンク産業に足を踏み入れてしまった女の子を捜索するというお硬い職業の方だったのです。

言わば補導員とでも言いましょうか。

そんな彼から、1枚の写真を差し出され、「この人を知らないか」と訊かれたものだから、マリカは怒り心頭。いい感じの雰囲気をぶち壊したのと自分に近づいたのはビジネスだったことを知り、彼から距離を置くことにしたのです。

ピンチの時にかけてつけてくれる

新人さんの教育も任されているボスの信頼が厚いマリカ。ある資産家のお家でのこと。新人さんと一緒に出動し、いざ仕事に及んだ所、新人の子がお客から暴力を受けマリカの正義感が発動。

新人を助けたいの一心で、お客に鉄拳制裁を食らわせ、二人して大豪邸を抜け出します。

が、追ってきた召使いに捕まり万事休す。これで私の人生も終わったわと観念した直後に、まさかの彼が現われ召使いをボッコボコに。かくして彼の助太刀により無事、難を逃れることができたのです。

セックスドール

ボスと決別。故郷に帰る

この事件をきっかけにボスとの関係もさらに悪化。お客からも大クレームが入り、この商売から足を洗うという気持ちが高まり、故郷に帰ることを決断したのです。

一番の理由は心から愛する人が見つかった事でしょう。

セックスドール
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ハリウッド

ありえない。マジ顔であなたの息子って「チェンジリング」

本当にあったお話

時は1930年台前後のアメリカであった本当にあった話を題材にした作品。

女手ひとつで子供を育てる母子家族に起きた悲劇。これから二人で映画を見に行く予定だったのに会社からの急な出社要請を断りきれず、子供を家において仕事に向かうママ。

これを最後に息子と一生会えない日々を過ごすこととになるとは・・・・

時計の針が戻せるならとママは自戒の念で残りの人生を生きたことでしょう。

チェンジリング

喜びが一瞬にして地獄へ

仕事が戻り、家は真っ暗。子供の名前を呼んでも一向に出てくる気配を感じず、急ぎ警察に電話をするも、夜中は仕事をしていないとか、明日になれば帰ってくるので心配しないでとありえない対応。

仕方なく翌日まで待っていたものの子供を帰ってこず捜索願いを出すことにしました。

しばらくすると警察からお子様発見の朗報が。

マスコミもこの失踪事件を追っていたので、この感動の再会シーンには報道カメラマンも多数おしかけていたのです。

息子を連れた列車がホームにつき、今まさらに我が息子が降りてくる瞬間を喜びいっぱいで迎えていたのに、降りてきたのは全くの別人。

喜びから一転して地獄へ。警察に私の子供でないと言っても、マスコミが多く来ているので恥をかかすなと、その場はうまく取り繕うことを指示する始末。

警察の面子もあるので、ママは渋々我が子のの再会を演じるわけですが、どうしても納得が行かず、後日正面切って私の子供ではないと警察に主張し、再捜索をお願いしたのです。

チェンジリング

精神病の一言で片付けられる怖さ

ところが警察の反応は、我が子がすり替わるなどありえないの一点張りで、精神的に病んでいると勝手に決めつけて、強制病棟に送還。

まるで牢獄のような施設に奥さんを監禁します。

正論を言っているのに、全く間違っていることを認めず、逆にあなたの方が精神的におかしいと主張する。これは明らかにコントにしか見えず、これがまかり通ってしまう時代に怖さを感じました。

チェンジリング

とんでもない悪党にとっ捕まったよ

その後、牧師さんや敏腕弁護士のおかげで、この病棟から開放されることになりましたが、何と何と実の息子が連続誘拐犯に捕まっていたことが発覚。

これで警察が嘘を貫き通していたことが白日の下に晒され、奥さんの正当性が広く認められたました。

が、生きていると信じていた息子が、よりにもよって極悪犯の餌食になっていたことにショックを隠せず、最初こそ深く落ち込みましたが遺体が発見されなかったことで息子は生きていると信じ続けるのでした。

チェンジリング

それでも信じる母の強さ

この事件の犯人は死刑となり、それから数年後に誘拐された子供の一人が発見されます。

その子供の証言いわく、一緒に逃げた中のひとりに息子がいたことを知り、さらに息子が生きていることを強く信じるようになったのです。

この作品の主人公は生涯をかけて息子を探していたということで、グッとくるものがありました。

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Blog 反省

働き方改革推奨作品?「ちょっと今から仕事やめてくる」

とんでもない軍隊式の会社

上司が怒号が飛び交い、怒りに任せて机を蹴ったり、モノを投げつけてきたり。

皆の前で、仲間がけちょんけちょんに怒られているのに、周りは我関せずと決め込み、黙々と仕事をしているフリ。

こんな会社に勤めたら、即メンタルやられちゃうだろうなと思いながら観ていました。

朝礼前の社訓の唱和は、軍隊と言ってもいいくらい。それが知らず知らずのうちにおかしいと感じず、当たり前のものとして受け入れてしまうのですから、怖いですね。

ちょっと今から仕事やめてくる

恐ろしい思考回路

主人公は新卒で、このブラック企業に就職。あるミスをやらかしてしまい、会社が損害を補償することとなった時の事。上司から皆の前で怒鳴られ、たたかれしまいには会社に損害を与えたのだから、皆に謝れと土下座させられれる始末。

さすがにこれはおかしい。ブチ切れて上司に食ってかかればいいのに、散々な怒られているものだから、思考回路は自分が悪い、なんて迷惑をかけてしまったんだという方向に走り、自分をどんどん追い詰めていきます。しまいには意識朦朧の中、本能からかこの生活から脱して楽になりたいと思い、駅のホームから飛び降り自殺を図ります。

ちょっと今から仕事やめてくる

意外に飲むと気持ちがほぐれる

と思ったら、すんで所で命の恩人が現われて、彼を窮地から救出。

これが本作のキーマンとなる福士蒼汰演じるニート。

聞けば、小学校の時に転校したもので、主人公を見て、昔の友だちを見捨てるわけにはいかないと助けに走ったとのこと。

ちょっと今から仕事やめてくる

吹っ切れると人間は強い

そして気持ちがふさぎ込んでいた彼のメンタルケアが始まったのです。

仕事帰りに飲みに誘ったり、休日はショッピングに誘ったりと。とにかく忙しいと家にこもりがちですが、そんな事お構いなしに主人公の彼を誘い出します。

リハビリの効果は抜群で徐々にやる気と自信を取り戻していきます。

なぜ、福士蒼汰がここまで彼に親切にしてくれるのか。それは過去に主人公と同じ境遇の仲間がいたから。その仲間を救えなかった事を強く後悔していて、同じような境遇の人を黙って見過ごすことができなくなったからです。

ちょっと今から仕事やめてくる

自分だけじゃない。仲間も一緒の境遇

自信を取り戻した主人公。会社という村社会でしか自分の存在価値はないと思っていましたが、福士蒼汰との出会いが彼の視界を広くさせ、家族を含め多くの人に愛されていることに感謝の気持ちを芽生えさせ、会社をやめることを決意したのでした。

彼が退職を上司に報告した時に、私も苦しかった。毎月のノルマで息苦しいという心の声を聞き、ブラック企業の恐ろしさを感じました。

ちょっと今から仕事やめてくる
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ハリウッド

最も勇敢だったのはあの男「ハクソー・リッジ」

銃を持たないという信念を貫く

こちらの作品、第二次世界大戦の沖縄戦に従軍した衛生兵の人生を描いた実話に基づく物語。

主人公デズモンド・ドスでは、親の反対を押し切って軍に入隊しますが、宗教上の理由、そして自分の信念のため、銃を持たないということを貫きます。

ハクソー・リッジ

これがまず最初の地獄。彼を除隊をしようと軍隊学校の先生達は、連帯責任と言って休日を没収したり、デズモンドの仕事怠慢で部屋が汚いということで、30kmマラソンを課したりむちゃくちゃなお仕置きをします。

仲間たちも最初こそそんなデズモンドに対し、理解を示していましたが、度重なるしごきの原因はデズモンドにあると決めつけ、夜中に集団リンチをするなど、デズモンドにとってどんどん居場所がなくなってきました。

上司、仲間、恋人から除隊を進められても頑なに拒否し、軍法会議によって裁判にかけられてしまいます。

上司の言うことを聞かないを理由に有罪となれば刑務所行き。大方の予想では有罪判決の所を無罪判決となり、晴れて衛生兵として軍に留まることを認められたのです。

ハクソー・リッジ

人権を認めている米国

この1件では驚いたのが、上司の対応。

第二次世界大戦の日本ではまずありえないと思いますが、命令に背くものは暴力を持って服従させる所、ちゃんと相手の意見を尊重しながら、お互いの妥協点を探るというもの。末端の兵士の人権をちゃんと認めている所に、大人なアメリカを感じました。

とてつもなく危険な戦場

軍人学校の厳しい訓練を耐え抜き晴れて戦場に送り出されることとなったデズモンドですが、その場所がとてつもなく危険極まりない場所。

ハクソー・リッジ

その場所は崖の上にあり、あたり一面は何もないような荒廃した場所。日本兵なんぞ一人もいないのに、要塞に近づきにつれてワンサカわんさか湧き出るという表現がぴったりなほど日本兵が襲ってくるのです。

過去に6回戦って全滅という過酷な場所でデズモンドの部隊もほぼほぼ全滅の憂き目に合ってしまうのです。

ハクソー・リッジ

壮絶すぎる戦闘シーン

とにかくこの戦闘シーンは今まで見た戦争映画の中で最も迫力がありました。

ゾンビのごとく襲いかかる日本兵。銃剣を片手に死を恐れない特攻に寒気さえ感じました。

ハクソー・リッジ

火炎放射器で火だるまになってもまだ戦闘をやめない。白旗を挙げてふんどしいっちょうの丸腰のくせにいきなり手榴弾を投げてつけてくるなどとにかく戦場の怖さをまざまざと描いている感じがしました。

ハクソー・リッジ

一人でも多くの人を助ける

全部隊総退却となってしまいましたが、デズモンドは一人戦場に残り、息のあるものは崖まで運びロープに結んで崖下まで送り届けるという作業を徹夜でこなし、多くの命をすくなったのでした。

ハクソー・リッジ

入隊当初は、臆病者とののしられていましたが、この戦い後、上司、仲間から最も勇敢な兵士として讃えられたのでした。

ハクソー・リッジハクソー・リッジ