昨今のガソリンがバカ高い理由

思わず2度見。レギュラーガソリン価格

普段はあまり気にしないガソリン価格ですが、ここ最近のレギュラーガソリンの価格は看過できない所まで来ています。120円台なら許容範囲ですが、最近では140円ですから。一時的な値上がりかと思いきや、ここ数ヶ月は140円台をキープ。

一向に下がる気配すらない。このままでさらに上昇するのではと不安でなりません。

ガソリンスタンド

原因は業者間転売の減少

価格がなかなか下がらないのは、業者間転売の流通量が減ったことと価格が正規価格との差があまりなくなってきたことが挙げられます。

業者転売とは作りすぎたガソリンをさばききれず、安い価格でガソリンスタンドなどに売られているもの。

価格も正規ルートに比べ、以前は5-6円の差がありました。

んで、この価格に引きずられるように正規ルートの金額も値下げせざるを得ない状況に追い込まれていました。

元売りとしては、とにかく製油所の稼働率維持が大前提。人件費をカットするなどそう簡単にできませんので。

この仕組、クルマ業界にも言えることで、需要を見誤って大量に作ったものの、多くの社員を抱えている都合上、工場の稼働を落とすことはできない。

ので、通常よりも安い価格でディーラーに在庫を押し込みます。

ディーラーはと言えば、安値で販売したり中古市場に流したりと。結果的にクルマの価値を下げるといった負のスパイラルに陥ってしまう訳です。

なので、生産調整がいかに大事か、需要も見誤ると皆が不幸になってしまんですね。

ガソリンスタンド

統合により在庫管理が徹底される

話をガソリンスタンドに戻しますが、この業者転売も、今では正規ルートと比べても、その差は1円ほどに。

ここまで改善されたのは元売りの大再編が大きく影響しています。

業界最大手JX東燃ゼネラル石油が統合したり、出光と昭和シェルが経営統合しました。

それまでは東燃ゼネラルが業者間転売のガソリンを多く扱っていましたが、JXとの統合により、採算重視に方針が切り替わり、業者間転売をしなくなりました。

これにより正規ルートの敵はいなくなり、今のレギュラー価格高っの状態が起きているというわけです。

ガソリンスタンド

斜陽産業から抜け出せない

負のスパイラルから抜け出し、健全な収益体制を構築できたかに見えますが、元売り各社は相変わらずの厳しさのようで、20年前は全国に6万箇所あったガソリンスタンドは今では約3万件と約半分までに落ちこんでいます。

各社、石油に変わる新たな収益の柱をつくるべく、様々な事業を始めています。

ということは、もうしばらくは高値が続くんでしょうね。