映画批評

ハリウッド

どこか憎めない「ある女流作家の罪と罰」

暴言を吐いて即クビの残念っぷり 暗がりのオフィス。一人原稿に赤を入れる女性。片手にはロックのウィスキー。かなりファンキーな感じが漂い、只者ではないのは明らか。 同僚から、酒を飲みながら仕事をするなと注意されるもの。「黙れ、若造。」と吠えまく...
ハリウッド

メディアを味方につけるが勝ち。ゴーン・ガール

突然の奥様の失踪 夫婦仲はイマイチだけど、何とか結婚記念日5年目を迎え二人で祝おうと思っていた当日、まさかの奥様失踪。 用事を終えて帰宅するとリビングのガラステーブルが派手に割られ、かすかに残る結婚。廊下には大量の血拭いた後が・・・。 まさ...
ハリウッド

かみさんの落とし前。ロストマネー 偽りの報酬

まさか旦那が窃盗団だったとは パトカーと激しくカーチェイスを繰り広げる大型バン。逃げ込んだ倉庫で車を乗り換えようとしたものの、仲間が警官の銃撃にあい負傷。 そうこうしている内に警官達に囲まれ、打ち込まれた銃弾で激しくバンが燃え上がり、窃盗団...
日本映画

リミッター効かないって怖っ「ギャングース」

蟻が巨像に挑む痛快劇 家庭環境に恵まれず、青春時代を少年院で過ごした3人。出所後はまともな職につけず行き着いたのは金庫破り。 それも企業などに押し入って盗むのではなく、狙うは反社組織の事務所。 かなり危ない橋を渡っているのでしょうが、せめて...
ハリウッド

ゾンビ並みの生命力。「インサイド」

幸せの絶頂期に夫を失う悲劇 第一子誕生に車内で幸せを噛みしめる夫婦。どんな名前をつけようか、色々と話ししている最中に、交通事故に。 幸せの絶頂から不幸のどん底に。この事故で夫は若くして命を失い、残された奥さんは茫然自失。 とは言え、お腹の赤...
ハリウッド

新聞メディアを強さを改めて実感「ペンタゴン・ペーパーズ

今ではネットに押さられているけれど ネットがまだない頃の時代。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞が主要なメディアだと教わりました。 中でも、新聞は信頼性、社会的なインパクトにおいて他のメディアよりも格が上という印象。新商品の発売、企業アピールなどの...
ハリウッド

スーパーサイヤ人ばりの強さ。「キャプテン・マーベル」

よくいる師匠と師弟関係 師匠と弟子による毎日日課のお稽古ごと。師弟はまだまだと弟子をあしらい、向きになって感情のおもむくままに師匠に食ってかかる弟子。 師匠役のジュード・ロウ 決まったのは腕からほとばしるビーム。これがMARVELの新たなヒ...
ハリウッド

キャメロン・ディアスがいい。「ANNIE/アニー」

やさぐれ感が半端ない。キャメロン・ディアス ミュージカルの大ヒット作品を映画化。テーマソングのTommorowはよく耳にします。作品の中では里子のアニーがとモバイル会社の社長さんと一緒に暮らすことになり、一夜にしてシンデレラになるというもの...
日本映画

グラフィックの歴史が詰まっている「ダイナマイトスキャンダル」

需要が限られているから成立 今程、エロが流通していなかった時代ということもあり、今では考えられないようなものがお金になっていたのですから、需要が絞られることがいかに商売になるかを感じました。とは言え、同じことをしていたら飽きられるわけで、切...
日本映画

働く正義とは「七つの会議」

緊張感ありありの営業報告会議 緊張感の走る会議室。おおよそ50名近くはいるかと思いますが、誰もが緊張とした面持ちで私語など一切なし。傍目からものっぴきならない人を待っていることが伝わってきましたで、定刻通りに現れたのが、営業部長の香川照之。...