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為替話

社長業も大変だよ。株主からの厳しい要求

将来は社長になるの夢は今や昔

将来の夢は何?と聞かれ、何の迷いもなく「社長になる」と公言していたA君。今は何をしているんだろう。

昔は、社長業ともなればお給料がよくて、大きなお家を建てて週末は家族でお出かけ。お仕事は部下に任せてればOK。気楽な役職と思われていました。

が、今ではそんな話は夢のまた夢の話。株主という厳しい目付役に業績を監視され、業績が悪ければ社長と交代させられてしまうのですから・・・

株

銀行支配の方が良かったかも

今から30年前の株主構成を見ると金融機関が圧倒的に多く、金融機関としては安定した融資先を確保でき、企業側はヤンヤンと経営に口を出してこない株主ということで良好な関係を保ってきました。

ところがバブル崩壊を機に銀行側もそう流暢に構えるわけにも行かず、不良債権を処理するために株を手放していき、それが外国人投資家の手に渡り、今の経営に口をだしてくる株主を誕生させたのです。

外国人株主比率は今や株主構成ではトップ。

社長業が大変になってきたのもこれが原因なのです。

株価 上昇

村上さんはかなり先を行っていた

金融機関が株主構成でトップだった時代において、上場することはすなわち企業価値を高めることとかなり先ゆく主張をされていたのが、かのライブドア事件で一躍名を馳せた村上さん

敵対的買収を日本で初めて行ったのも村上さんが最初だったと思います。

時代をかなり先取りしたこともあって、村上さんの主張はことごくしりぞけられますが、今の企業を取り巻く環境を見ると村上さんの行っていたことが起きているんですね。

時代が追いつていれば、彼も悪者扱いされることはなかったのではと思います。

銀行

社長交代ケースのあれこれ

というわけで、外国人株主が幅を利かせる現在、様々な形で社長が交代させられる事例がいくつも起きています。

十数年間もの間赤字続きの企業の社長が解任させられたり、社長の行き過ぎた会社の私物化をめぐり、解任に追いやられたり、はたまた社長業は交代させられなかったものの、経営に株主が参画したり。

という具合に、昔と違って社長が独断で事業を回したり、遊び呆けていたりすることはまず無理。

逆に最も厳しいミッションを課せられていると思いますね。

損失という大きな穴を開ければ賠償請求されちゃう時代ですから・・・

社長

それでも社長の椅子を狙うのか

とった具合に、厳しさを増す社長業。これからの時代を担う若者はこれをどう捉えるのでしょう。

あえて茨の道を歩む覚悟と肝が座った人が現れることを切に願うばかりです。

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為替話

通貨安は行きすぎるとよろしくない?中国の今

日本の通貨安を例にすると

為替というのは、何度勉強しても頭に入ってこない。例えば日本の場合、円安ドル高となると景気は良い方向に進んでいると言われています。

輸出先で価格優位性が成立して競争力が高まる。という訳で、輸出主導の企業の株も値上がりして日経平均株価も上昇。景気が上向いているねとなります。

ただ一方で、輸入品については高くつく。身近な所で言えばガソリン。景気はいいくせに懐は寒くなるばかり。

ただ日本全体で考えると懐は暖かくなるわけです。

と考えると、日本の場合では、通貨安は景気に取っては良い

けど、お隣中国では、そうでもないようです・・・

為替

中国も通貨安

アメリカのトランプ氏から貿易不均衡だと睨まれている中国。中国は黒字で潤っているのにアメリカは赤字だよというもの。

というのも、日本同様、中国も通貨安で、2014年を境に急速に元安が進行しているのです。

中国の場合は、日本のように為替の変動を市場に任せているのではなく、政府による操作という点が大きな違い。

これって景気が悪くなれば、国の都合で元安にしちゃうこと。

2015年8月にも2%も切り下げて、関係者からは輸出を拡大させ高成長を取り戻したとも言われています。

為替

円高是正介入

阿部政権前前は円高で苦しんでいた日本。その際、何度か発動したのが為替介入。

とにかく円を市場に売ってドル買う。そうすることでいくばくか円安になるというもの。

これを中国でも政府主導で行っていましたが、外貨準備も減ってきてしまったからさぁ大変となったわけです。

為替

外貨準備が少なくなると

そもそも2014年には約4兆円あった外貨準備が16年末には3兆円に減少。

通過危機が生じた際などの海外への支払いを考えるとこれ以上、減らしたらペケというところまで来ちゃったそうです。

他にも投資の面で言えば資産価格の下落を生み、ひいいては景気減速も引き起こす可能性すらあります。

とういことで、さらなる元下落を食い止めるべく、資本の流出を制限。

企業間の取引にも介入しているというわけです。

為替

ここでひとつ疑問が点灯

円安に誘導する際、外貨を買うわけで、それが外貨準備高になります。

と考えると、中国の為替介入も、大量の外貨を買うわけですから、自ずと外貨準備高は積み上がると思います。

なのに減るというが、イマイチ理解ができません。

元を買ってドルを売るという動きであれば、外貨準備は減るというのはわかりますが・・・。

といった具合に、まとまりのない内容になりましたが、もっと勉強して、為替を理解したいと思います。

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為替話

日本への出稼ぎは、もう旨みはないかも

インドネシアから日本へ出稼ぎ

自国を飛び出し、日本で一攫千金を夢見れ来日したインドネシア人の話。彼いわく日本での稼いだ1ヶ月分の給与で1年間自国で暮らせると誇らしげに語っていました。

今から、かれこれ20数年前の話。それほどに日本は魅力的な国に映ったのでしょう。

んで、彼みたいな性向体験を聞きつけ、続々と彼を追う若者達が来日しては、すぐ自国に帰る人もいましたが、日本人の嫁さんをもらって定住する人もおり、日本の暮らしに馴染んだ人もいます。

ミネラルウォーターが日本より高いよ

が、今のインドネシアはと言えば、好調な経済な引っ張られる形で、暮らしも豊かになっています。ほたって小屋かよと見まがうような空港が、近代的な空港に様変わりしたり、スマホ片手に待ち行く若者。その光景はほとんど日本と変わりません。

コンビニのミネラルウォーターが日本円で150円もするし、物価も日本とひけをとらない位に上昇。

てなると、わざわざ日本に出稼ぎする意味もないかなと思った次第です。

web制作会社に見られるベトナム進出

今度は所変わってベトナムのお話。自分の周りだけの話かもしれませんが、web屋さんで、ベトナムに制作スタッフを抱える企業が多いこと多いこと。

理由は人件費の安さ。他にも時差も日本とあまりなく国民性も勤勉ということもベトナムを選ぶ理由のひとつだそうです。 都市部では人材枯渇気味

ただ、このWeb屋の例は稀な話で、今ベトナムでは物価上昇ということで、賃金が上昇。タクシー運転手で月収5万円強、看護師で10万円ということで、それなりに金額を積まないと人が集まらないようです。

となると、web屋も安い人件費が魅力なだけに、タクシー運転手ほど賃金を出しているようにも思えず、稀なケースとも言えます。

ベトナム人も日本への出稼ぎはちょっと・・・

このようにインドネシア同様、ベトナムでもミネラルウォーター150円説も浮上してきます。

加えて、今や日本は空前の円安基調。さらに円が下落すれば、ミネラルウォーターが200円になっちゃうし、賃金も日本円換算でいくと上昇するわけです。

冷静に考えて、自国よりも賃金の安い国にわざわざ出稼ぎに行くような思考にはならないだろうと。

労働不足の日本どうする

労働生産人口が減少する日本。阿部さの進める「国家戦略特区」では、日本人でも外国人家政婦を雇えることを柱としております。規制を緩和して、外国人の受け入れ、女性の社会進出を支援しようというもの。

けれど、今の状態で、果たして外国人が日本に仕事を求めて来日するかは疑問。

より稼ぎの良い国へ。

てな訳で、日本を目指していた外国人も今では、より稼ぎのいい中東諸国を目指している人も出てきており、世界規模でのリクルート合戦が勃発している感じがします。

人手不足解消には不可欠

他にも介護の世界でも、外国人を受け入れようという声もあります。なかなか人手が集まらないので、解消すべく外国人に頼るのはわからないでもないですが、それには厳しい資格を見直してもいいのでは?とも思う訳です。

お金は大事だよはわかりますが、もしかしたら、それ以外の魅力で、外国人にアピールするのもいいのでは?

例えば、治安がいい、最新モノにあふれている、文化がある、人がやさしいなど。あらためて日本の良さは?と考えるとすぐには出てきませんが、そういった所も日本で働くの良さでは?と思う訳です。

外国人労働者受け入れも、お金とは違う切り口でアピールする時代になってきたとしみじみ感じました。

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為替話

海外生産シフトは劇薬

安の恩恵は今や昔

2015年の円安2000年の円安と比べ大きく異なる。2000年の頃は国内に生産工場を持っていたので輸出で潤う。けれど2015年は生産工場を海外に設けているので、円安のうまみはほとんどない。

むしろ、悪影響が出ているという企業も・・・

貿易収支悪化

2000年時点で10%の円安・ドル高は日本の貿易黒字を1.6兆円拡大させたものの、2014年のそれは1.5兆円悪化させるという残念ね結果が出ています。

貿易収支全体で見ると、円安はあまり日本企業にとっては好ましいものではないように映ります。

ソニーも被害を被る会社の1社。

ソニーもこの貿易収支状態に似たような感し。2001年当時、1円円安に振れれば営業利益は年間80億円増える構造でした。国内に生産拠点を多く持ち、携帯電話やテレビは日本から輸出という構造。

が、円高時代に突入し、こいつは長期化しそうだとふみ、生産拠点を海外に切り替え。スマートフォンを中国生産に切り替え、テレビも海外の工場に移管。

この海外シフトが功を奏し、2011~2012年は為替の影響を受けずに済んだのですが、2013年の円安局面に入ると事態は急転。

海外生産分がおもいの他、コストがかかり、利益を押し下げることに。

1円円安に触れると連結営業利益は約70億円押し下げるとも言われています。

三菱重工業も海外生産にシフト

三菱電機のヒット商品「ビーバーエアコン」も、国内生産から海外に生産拠点をシフトした製品。移管先はタイ。現在はタイから日本や欧州、アジアなどに輸出されています。

こちらも、円高時代は良かったけれど、円安の今、想定外にコストがかさむ状況に陥り、苦労されている模様です。

青天の霹靂、国内回帰

地方経済を活性化させてきた生産工場でしたが、円高時代に工場閉鎖が相次ぎ、日本のモノづくりは終わちゃったかなと思いましたが、ところがどっこいここに来て国内生産工場を戻す動きが活発化。

ソニーが世界シェア首位の画像センサーの国内工場を増強したり、オムロンが家庭用血圧計の一部を中国から国内に移管。ダイキン工業がエアコン部品の一部を中国から国内に戻すと国内回帰する企業がポツポツと増え始めています。

すべてが国内に戻すではないけれど・・・

と言っても、この円安傾向が未来永劫続くとも思わないし、リスク分散という意味合いが強いでしょう。

けど、国内に生産拠点が戻るのはいいこと。少なからず地方経済活性化にもなるわけですし。

超円高で、加えて海外に比べて日本企業は六重苦やら七重苦と言われ、海外シフトが加速していた時に、トヨタが東北の工場を建てたのは今思うと、先見の明があったとしか思いません。

日本のモノづくりを守るという強い意思が、結果的に企業の成長に寄与しているんだなとシミジミと感じた次第です。

この円安をきっかけに日本のモノづくりが少しでも元気づけばよいのですが。

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為替話

円安だからって、国内回帰は早計

実しやかに囁かれている1ドル150円

2014年年末に120円を突破したのに、2015年1月現在の為替が117円前後と下落。とは言っても、これは調整局面であり、この先の円安基調は揺るがないでしょう。あるエコノミストの予想では1ドル150円というのだから恐ろしい

お金 為替

円安基調の理由

一番の要因は、日米の金利差拡大。米国が過熱気味の景気をソフトランディングすべく、利上げを実施する予定。一方の日本は超がつくほどの低金利。

となると、安い円を売ってドルを買い投資に当てる人が増える。売られるちゃう円は、どんどんと市場に出回り、価値が下がり円安がさらに進行するという循環に入る訳です。

円安はカップ麺が高くなる

輸入大国の日本の場合、原材料はほぼ輸入。身近な所で言えば、100円を切るカップ麺が、120-130円に値上がり。食品の値上がりもさることながら、生活インフラの電力、ガスも値上がりするなど何かと出費がかさむ。

企業も結構しんどい。

例えば賃金の安い海外で生産して、国内に輸入している企業も同様。円高時代は生産コストが安い分、利益をガッポリ稼げたけれど、円安となるとそうはいかない。

例えば日用品で有名なアイリスオオヤマでは、1円、円安が進むと約8億円のコストアップになるとうのだから、今の価格で吸収するのは難しく、結果、価格を上げなければならないのでしょう・・・。

お金 為替

国内回帰は早計

苦しい円高時代を生き残るため、海外に進出していった企業は数知れませんが、円安だからと言って、国内に工場を新設しようなどと思っておらず、むしろ地産地消の方向で乗り切る戦略を敷いているようです。

国内に生産を戻すと言っても、オートメーション化や製造余裕の工場に生産を割り当てるなど無理はしていない感じ。

お金 為替

この先、どうなることやら・・・

日経ビジネス NO.1774