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Blog 反省 ハリウッド

女は守るために残酷になるってキャッチコピーにしみじみ納得。「罪と女王」

人生史上、幸せのピークだったはずが・・・

理解ある旦那、やっとのことで授かった双子の娘たち。そして周りの認める敏腕弁護士

彼女にとっては幸せのど真ん中だったなのにある事をきっかけに身から出た錆と言ったらそれまでですが、とんでもない事態を招きます。

それが旦那の前妻との間に生まれたイケメン男子。

それまでは前妻と暮らしていたイケメン男子でしたが、養っていくことが厳しくなり施設に預けるか迷っていた所に、元旦那が救済の手を差し伸べます。

てなわけで、家族とイメケン男子が同居することとなったのです。

無愛想で家族との関わりを拒絶するイメケン男子

突然の環境変化もあってか、なかなか家族に溶け込めないイケメン男子。

子供たちからプレゼントをもらって、どこかそっけない態度。たまりかねた奥さんは私達に心を開くように御願いするも態度を変える素振りは全くなし状態。

が、ある事件をきっかけに、これまでの態度が嘘だったかのように家族に対して心を開くようになり、子供たちの面倒を見るまでに。

これには奥さんも大喜び。こうしてやや不穏な空気だった家族と過ごす時間も彼が同居する前の温かい雰囲気になったのでした。

どうしたんですか。奥様

そんな幸せな空気だった家族の時間を自ら壊しかかった奥様。

知的かつ聡明で法に反することは許さないといった感じの完璧すぎる女性が、イケメン男子にまさかの逆に夜這いをしかけます。

ある意味、自分の親と年齢も近い奥さんでしたが、拒否することもなく自然と受け入れる様子にビックリ。

ビジネス的に熟女好きというイメージがありましたが、実際にこういった嗜好の人は世界的にもいることに驚かされました。

身勝手すぎるよ。奥様

こうして、旦那の目を盗みながら二人は愛を深めていくわけです。

とは言え、旦那や娘に対する背徳感は募るの一方。加えて人前でもいちゃつこうとするイケメン男子にげんなり。

いつしか自分から仕掛けておきながら、イケメン男子に対して別れを切り出します。

最初こそ素直に受け入れたかに見えたイケメン男子でしたが、相当ショックだったのでしょう。

リベンジポルノばりの復讐に出ます。

まるで人狼の世界。迫真の演技に旦那さん陥落

あろうことか二人の秘め事を旦那さんにばらしたイメケン男子。

あまりの衝撃に言葉を失う旦那さん。が、意を決して奥さんに問いただすと、もの凄い剣幕で怒り狂う奥さん。果ては離婚という言葉まで出る始末。

あらぬ嫌疑で不快な想いをさせ、妻を信じることができなかったことを深く詫び、何とか許してもらいます。

残酷すぎる結末

父から、とんでもない嘘をついて奥さんを貶めようとしたお前の態度は許容できない。一緒に暮らすことはこれ以上無理ということで、児童養護施設行きを伝えます。

この父の変容っぷりに驚くイケメン男子。実の母からもある意味、見放され、唯一味方だったと思っていた父からも見放されることになりました。

奥様は知らぬ存ぜぬの素振りで、私と旦那の間を裂こうと画策したのは無理もないわと演技する始末。

多感な時期に大人の汚れの部分を見せられ、不憫な気持ちになりました。

未成年者にとってこの仕打はかなり残酷すぎる・・・と思いました。

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今後どうやって着地させるの?「新感染半島 ファイナル・ステージ」

コロナよりもたちのわるい感染症

感染という言葉を聴くとコロナをどうしても想起してしまいがちですが、本作のそれに比べればコロナの方がまだまし思うでしょう。

本作の感染は人間のゾンビ化。マスクやウェイスガードなどではまず感染を防止するのは無理。噛まれてしまたら感染と物凄くわかりやすいものです。

感染防止の特効薬は銃撃。腕っぷしに自信ありと言っても不意をつかれて噛まれてしまったら終わりですから。ソーシャルディスタンスを保ちながら感染源を根絶する銃器が最も効果的なのです。

新感染半島 ファイナル・ステージ

法も秩序の崩壊の世界で跋扈する悪党

感染から逃れつつあるミッションを達成するというのが本作品の大筋ですが、そこに第三者を加えることで話に厚みを持たせたのが本作の良い点。

ミッションを達成する主人公とゾンビとの戦いだけに終始してしまうと、どうしても飽きが来てしまう。そこで登場したのが、北斗の拳に出てくるような悪党集団。

新感染半島 ファイナル・ステージ

無政府状態になると、このような悪の集団というのが出現するのでしょう。しかも元軍隊というのだからさらにたちが悪い。

金品食料の強奪は当たり前。僅かな生存者をとっつかまえては悪行三昧。

国にゾンビだらけになっちゃたんだから、生存者が力を合わせて戦えばいいのに、逆に自分たちの首を占めているようにしか見えませんでした。

ドライビングテクニックが秀逸のJK?

ゾンビだらけの韓国にあるミッションのため台湾より上陸した主人公達。大金を積んだトラックを見つけて自走して船に乗せればOKというもの。

ゾンビに気をつけて慎重にミッションを進めていましたが、上陸後すぐに目的のトラックを発見。港に向かうべくクルマを走らせていると、例の悪党集団の妨害に遇い、ゾンビの餌食になってしまいます。

主人公と主人公のお兄さんは何とか生き残ることができ、兄は悪党集団の囚われの身となり、主人公はJKに助けられ、命からがらゾンビから逃れることができました。

新感染半島 ファイナル・ステージ

クルマに群がるゾンビを猛スピードでひき逃げ。進行方向を遮るゾンビをバッタバッタとなぎ倒し、なぎ倒すのが厳しい集団であれば、サイドブレーキを引いて横滑りしてクルマのボディの側面を使い、まとめ倒し。面白いように宙を舞うゾンビ達。

恐るべし、JKといった感じでした。

ファイナルとは言うけれど次作もあるでしょう

ほぼ全世界から隔離状態の韓国。国として体は全くなくゾンビが蔓延し、誰も近づこうとしない。

本作はファイナルとは言うけれど、ウイルスに効くワクチンが開発され、ゾンビが人間に再び戻るなど何かしらのハッピエンドが欲しい所。

ので、数年後には、真のファイナルとして次回作が制作されるのではいでしょうか。

新感染半島 ファイナル・ステージ

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まさにタイトル通りの数奇すぎる人生。こんな奇跡は続かないでしょ「ある画家の数奇な運命」

モデルは現代美術芸術家の最高峰と呼ばれるゲルハルト・リヒター

ある画家の幼少期から大成功を収める前夜までを描いた作品。内容がかなりリアリティあるものだったので、観賞後に確認した所、とんでもない画家だったことを知り驚きました。

その御方とは現代美術芸術家の最高峰として知られるゲルハルト・リヒター。この御方89歳というお年なのに現役バリバリ。2019年の第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会清水寺で作品も提供しています。

叔母の影響を色濃く映す少年

冒頭はとある美術館のシーン。主人公クルト少年は叔母に連れられ美術館めぐりを頻繁に行っていたのでしょう。この英才教育があったからこそ、彼の才能も開花したと思われます。

ところが、この叔母がなかなかの切れ者と言いますか、人間の理解を超える奇行が目立ち施設に送られことになり、クルトと離れ離れにされてしまいます。

戦時中でナチス政権下では、障害者を安楽死させる政策が行われ、医師の判断の結果、ナチスによって叔母は命を奪われてしまいます。

本人の奇行も芸術の真理を探す行動の一環であり、精神的には何も問題もありませんでしたが、医師から精神障害者と映ってしまったのでしょう。

才能ある人はやっぱりずば抜けています。

戦後、ソ連の占領下で暮らすことなったクルトは看板屋さんに就職します。一生看板屋という職業かと思いきや、当時のボスの粋な計らいで美術大学に進学させてもらいます。

美大でメキメキと力をつけ、その才能は誰もが認める所。ある自治体からは壁画の仕事が舞い込み、彼女も出来てまさに順風満帆と言える人生を過ごしていたのです。なのに・・・。

西ドイツへの亡命を決意。結果的にこれが人生の転機に

自分の作品に対して、どこか違う、これは自分が求める芸術ではないと常日頃から感じていたクルトは、今の安泰の生活を投げ捨てて西ドイツへ行きを決意します。

当時は、まだベルリンの壁が建設される前。電車に乗れば一駅で西側に行けてしまうとハードルの低さでした。

ツテもコネもない環境で妻と2人で、新たな人生を送ることとなったクルト。不安でいっぱいでしょうが、持っている人はやっぱり違います。

ある画家の数奇な運命

年齢的には30歳前後というハンデもり、当時、西ドイツでは最高峰の美大入学は難しいと思われていましたが、教授との面談を見事パスし、晴れて入学することができたのです。

原点回帰が結果的に良かったかも

こんな発想今見ても斬新なんですけどと思うほど、美大生による創作活動は想像をはるかに上回るものばかり。人体にペイントして、規則的にキャンパスに色をつけたり、粘土をてんこ盛りしたり、これが芸術だと言われれば、ウムウムといった感じですが、全くもって理解できないものばかり

ある画家の数奇な運命

そんな周りの学生に感化されたのか、クルトもそれまでの絵画からあらゆる芸術に挑戦します。自分の足跡をつけたり、ペンキをポタポタたらしたり、飛沫を飛ばして不規則なペイントしてみたり。

が、彼の入学を認めた教授の目には、どれも偽物にしか映らなかったようで、自分の作りたいものを作りなさいと厳しい愛の鉄拳制裁を喰らいます。

ある画家の数奇な運命

こうして瞑想すること数ヶ月、彼はこれまで磨いてきた絵画にこそ真実があるということで、ポートレート的な絵画を次々と創作していき、個展も大盛況。こうして世界的芸術家として一歩を踏み始めたのです。

芸術に理解関心のあるマスコミ

彼が個展を開いたときに、記者会見風の質疑応答のシーンがあります。新聞、雑誌などのスタッフから、芸術に造形の深い質問が飛び交い、こんな優れた目利きが多い中で揉まれる環境ってすごいなと思いました。

ある画家の数奇な運命

芸術の歴史が深い欧州というのをあらためて実感した次第です。

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何でも願いを叶えてくれる。けど代償も大きいけど・・・「ワンダーウーマン1984」

今度の敵は生身の人間だよ

本作でワンダーウーマンと対峙する敵は、前作と神に近い存在に比べるとグーンとトーンダウンしちゃう生身の人間。ちょっと歯ごたえなく物足りない感じはしましたが、物語としては前作を大きくしのぐ内容でした。

本作の鍵となる何でも願いを叶えてくれるという石。この石に願いを伝えると、何でも叶えてくれるというもの。

この石を手にしたのが今回の敵。とんでもない願いをお願いしたものだから、全世界でとんでもない事態が起きます。

70年ぶりの再開に歓喜。ダイアナ

この願いを叶えてくれる石は敵方だけではなく、ダイアナ、そして職場の女性も手にすることとなり、それぞれが願いを叶えてもらえます。

ダイアナは前作で自らの命と引き換えに全世界を救った彼ともう一度会いたいというもの。

同僚の女性は、地味でぱっとしない自分を華やかで男性からもチヤホヤされているダイアナになりたいというもの。

これが現実のものとなるわけですが、その代償も大きくダイアナの場合は、ワンダーウーマンの名を降ろすほどの代償を払わされることになるのです。

どうしたんだ、ワンダーウーマン

今回の最大の敵方とのバトルシーンでのこと。これまでのバカ力っぷりが影をひそめ、人間達の攻撃に押される一方のワンーウーマン。

前作ではまずなかった銃弾を身体に食らったり、自分が放ったムーチから滑り落ちたりとワンダーの微塵もない始末。

で、ダイアナ、そしてこの世に再び生き返った恋人は気づきました。これも全て願いを叶える石が原因であることを。

願いを取り下げれば再び元に戻るものの、ダイアナとしては恋人と再び離れ離れになることは耐え難い。が、恋人のある言葉に押されて、願いを取り下げることを決断。

最愛の恋人と別れることで、自分を取り戻す。やるせない感じはしますが、世界を救うために大きな決断をしました。

無双状態復活

これまでの特殊能力が復活すれば、誰しもワンダーウーマンの敵じゃありません。強化人間化した同僚が敵方としてワンダーウーマンに挑戦するも、力の差は歴然。ほぼかすり傷も負わずに完勝します。

で、エンディングを迎えるわけですが、どこかメッセージ性を感じる内容で、僕にとってはかなり難解。

何事も思い通りになると思うな。仮にそれを無理に通すとどこかで歪が起きて自分を苦しめるよ。だから我慢を大切なのよ。といった感じに捉えたのですが・・・。

衣装がアカヌケ過ぎません?

気になったのがジャスティス・リーグ前作と比較するとワンダーウーマンの衣装が明るくなり、ポップな感じになったこと。落ち着いた感じが薄れ、軽くなった感じがします。

これも1984年という本作のテーマにのかったものということでしょう。こだわりがすごい。

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主役級ヒーロー大集結。結局の所、スーパーマンが群を抜いて強かったですけど。「ジャスティス・リーグ」

チームリーダーを務めますのは、バットマン

DCコミックのヒーローが一堂に会する本作品。ラインナップはバットマンを筆頭に、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグの面々。

ワンダーウーマン

ある化け物の復活で、このままでは世界が滅亡していしまうと危機感を顕にするバットマン。ゴッサムシティという小さな社会の話ではなく、今回は世界の危機を救うという壮大なテーマ。

バットマン一人でこの困難は乗り越えられないと仲間探しに奔走します。もともとワンダーウーマンは旧知の仲なので、残るは3人。アクアマン、フラシュ、サイボーグ。

アクアマンこそ仲間入りに渋ったものの、何とか全員、バットマンと共に地球を危機から救うことに賛同してくれます。

バットマン

ヒーローが束になっても勝てない悪者って何者?

世界を危機に陥れようとしているのが、ステペンウルフという悪者。遠い昔にワンダーウーマン、アクアマンの祖先との戦いに敗れ、封印されていましたが、何かの手違いが発生したのか、それとも封じ込めた箱の経年劣化のせいなのか、数千年ぶりに現世に復活。

大男のアクアマンが対峙しても、その大きさが霞むほどの図体で、ヒーローが束になってかかっても互角に渡り得るほどの強さ。

三国志で言えば、関羽、張飛を相手に互角に渡り合える呂布みたいなもの。

見てくれは、まさに悪の化身。ドラクエのガークドレアムを彷彿させる兜をかぶり、自慢の斧を振り回し、付け入る好きは一切なし。

ダークドレアム

初対面では、バットマンチームは木っ端微塵にシバかれ、力の差を痛感。ある人の復活にのぞみを託すことにします。

強すぎるよ、スーパーマン。何で死んだの?

その人こそ、バットマンが死に追いやったスーパーマン。本作と繋がっている映画「スーパーマンvsバットマン」でスーパーマンは、バットマンの手によって殺されました。

それをある力を利用して生き返らせることに成功。生き返った直後、暴走したかに見えたスーパーマンを、ヒーローたちが束になってかかるもの指1本で退けてしまうほどの強さ。

DCコミック,サイボーグ

同じヒーローでも、ここまで力の差があるのかと正直驚きました。というのも、各ヒーローは自分の作品に戻れば、絶対的強さを発揮して敵を圧倒するのに、スーパーマン相手だと全く歯が立たない。

DCコミック,フラッシュ

これでは、その強さにマイナスイメージがどうしても付いて回ります。けど、話の流れ上、ヒーローの中でも格付けをしないと成立しなかったのでしょう。

真打ち登場。スーパーマン

ラストシーンのヒーローたちとステペンウルフの一騎打ち。非人間のワンダーウーマンとアクアマン二人がかりで挑むも、ビクトもしないステペンウルフ。バットマン、フラッシュも雑魚キャラ相手に大忙し。とても助ける余裕もない。

そんな絶体絶命を救ってくれたのがスーパーマン。ステペンウルフの攻撃を鼻歌まじりで避けきるほどの圧倒的な力の差を見つけます。

まさに救世主。彼の登場によりバットマンチームは危機から救われ、ステペンウルフを封じ込めることに成功するのです。

これ、スーパーマン一人でも解決しちゃうんのでは思った次第です。

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「サスペリア」。ネタバレ。主人公が覚醒の大どんでん返しに仰天。見事なまでの伏線回収。

持つかな~3時間弱の長尺映画にたじろぐ

1977年に公開されたリメイク版となる本作品。ホラー映画の新境地を開拓という触れ込みで、期待値も上がりまくりましたが、3時間弱の長さに、途中で飽きてしまうのではと不安を感じましたが、終わってみれば休憩なしで最後まで観賞。

とにかくストーリー的にはかなり難しかったものの見応えある作品でした。

天才ダンサー現わる。その名もスージー

西ドイツにある名門中の名門であるマルコス舞踏団に、あるダンサーが入学する所から本作品が始まります。

名門舞踏団だけあって、皆厳しいオーディーションを勝ち抜いてきたエリート揃い。そんな狭き門の中、彼女は舞踏団の先生方に入学させてくれと直談判。

厳しい舞踏団の先生達を前に、音楽なしで踊るというハンデを背負わされながらも見事に踊りきり、先生方を驚かせます。この娘はモノが違うということで、ダンス終了後、トントン拍子で話が進み、その日のうちに入学が決ります。

この天才ダンサー、スージーを演じたのが、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイでお馴染みのダコタ・ジョーンズ。純朴さでダンス一筋の真面目な女性が、あのフィフティ・シェイズ・オブ・グレイの主役を演じた女性ということに後から知ることとなり、なんて振り幅の大きい女性なんだとあらためて驚かされました。

サスペリア

お父さんは心配でした。だっていわくつきの学校なんですもの

彼女の才能を高く評価してくれたのが、学校のカリスマ振付師のブラン先生。彼女に何か光るものを感じたのでしょう。ほぼほぼマンツーマンで彼女を指導を行います。

そして、入学して間もないのに、あるダンスの主役に大抜擢されます。その後も、ことある事にブラン先生にお部屋まで招き入れられ、ダンサーの心構え的なものを事細かく教え込まれます。

ただ1点気になったのが、先生に怒りを買った時にひどい仕打ちに合うというもの。スージーが主役に大抜擢されたのも、その前の主役が、学校を退団することになったから。

この女性が最後となるレッスンで、ブラン先生に噛みつき、暴言吐き捨ててレッスン会場を出ていった後、謎の死を遂げます。骨が突き出し、関節が逆方向に曲がり、ありえない姿勢で最後には泡を吹いて、瞳孔は開きっぱなし。

スージーもこんな目に合わないかハラハラ・ドキドキ。時にはブラン先生と意見が衝突することもあり、ヒヤヒヤものでしたが、大事に至らずに公演日を無事迎えることができたのです。

サスペリア
レッスン風景

魔女たちが巣くう悪魔城、マルコス舞踏団

ブラン先生の逆鱗に触れた生徒の死のシーンを見て、オヤオヤと思いました。この学校、どこかおかしいと。謎の死を遂げた生徒の前にも、何人かの生徒が失踪する事件が頻発していました。

サスペリア
失踪した生徒

警察が失踪事件ということで、学校を捜査することになった時も催眠術でもかけられたのか、ズボンを脱がされ呆然と立ち尽くし、学校の先生達に遊ばれる始末。その後は、この学校での出来事は一切記憶から消去されている始末。

このような事件から、ようやくこの学校の先生方が、特殊な能力を持つ魔女集団であることに気づきます。

とんでもない学校に入学してしまったスージー。この先、魔女たちに良いようにやりこめられてしまうのか、はたまた自我を侵食されることなく学校を後にし、殺されてしまうのか。

この結果が、どちらに転ぶかが本作品の大きな魅力とも言えます

まさかの大魔王降臨?

魔女の世界にも派閥争いがあるようで、ブラン先生とその他先生の間で、大きな派閥争いが行われていました。

サスペリア
ブラン先生

ブラン先生がスージーに深く興味を持ったのも、非凡な才能を持つ彼女なら、自分の派閥に取り込めば、形勢は一気に逆転すると期待したからでしょう。

ところが、ブラン先生の目論見は見事に外れることとなります。

なんと、スージー自体が魔女。しかもただの魔女ではなく、3大ボスの一人という大魔女だったのです。ブラン、その他の先生が崇めるマルコスもボスですが、彼女たちよりも大きな力を持っていたのです。

結果的に彼女の中の魔女を覚醒させてしまったブラン先生。飼い犬に噛まれたレベルではないほどの被害を被る結果になったのです。

今、覚えば、スージーの非凡な才能は、大魔女だからなし得たものということに納得しました。

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稀代の詐欺師。ある時はパイロット、医師、弁護士。実は高卒の学生さんでした「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

最初のなりすましはパイロット

この御方、実在する人物で1960年代の米国において様々な職種になりすまして、数億円、いや当時で言えば数十億円はくだらない詐欺行為を働きました。

最初に、彼が目につけたのがパイロット。当時はまだ高校在学中だったかと思いますが、高校生新聞記者を装い現役パイロットに取材という形で、根掘り葉掘り仕事内容を聞き込み、どんな職業であるかを把握。その足で教えてもらった制服屋さんに足を運んで自分用の制服をあつらえてもらい見た目はバッチリ。

ここからが伝説の詐欺師の始まり。航空会社用の小切手を偽造。小切手の左頭につくロゴは飛行機のおもちゃに貼ってあるシールを丁寧に剥がし、それを小切手にペタリ。

飛行機のおもちゃからロゴを取ってくるという発想からして、当時から非凡な才能を発揮していました。

小切手を現金化して、一発目の財を成すわけですが、やりすぎてしまったのか、FBIの目に留まり、ここからトム・ハンクス演じる刑事と数年に渡る攻防が始まるのでした。

FBIもびっくり。犯人は未成年かよ

偽造小切手が多く出回り、長ーい捜査の結果、犯人を突き止めることに成功します。しかも驚いたことに犯人は犯行当時、未成年でした。

こうして、素性がバレてしまった犯人ですが、そこから数年近く逃げ延びたというのですから、この犯人、運にも恵まれていたのでしょう。

おとり捜査で、FBIと鉢合わせとなり、これで終わりかと思いきや、部屋に押し入ったFBIスタッフに向かって、秘密警察局の人間と偽り、私もちょうど押し入った所で犯人に逃げられたと告げます。

外の様子を見てくるので、君はここにいてくれと伝え、この場を何とか切り抜けます。

続いては、国外逃亡を計画した際に、空港内にはFBIスタッフがたんまりいる中、キャビンアテンダントを多数引き連れ、パイロットに扮して、この場を切り抜けます。

職を変えてもそつなくこなす器用さ。弁護士には圧巻

FBIの捜査が激しくなるにつれ、パイロット業で稼ぐのが難しくなるや否や、きっぱりとその職をあきらめ医師に転身します。

書類の偽造はお手のもの。見事、医師として再就職を果たします。

続いては婚約者の父の勧めで、弁護士に。これには国家試験という高いハードルがあったものの、見事、弁護士に。どんなトリックを使ったのか、書類の偽造では無理なわけで、これには実際に猛勉強と正攻法でなし得ました。

というわけで、この御方、元々地頭力はずば抜けてよかったのでしょう。

ホワイトハッカーに転身

最後の終着駅は小切手などの偽造チェックとしてFBIに協力する職につきます。

彼のずば抜けた偽造技術は、偽造を見分けるのに重宝されたのはもちろん、その後の犯人の行動予測にも重宝されることになりました。

これって今で言えばホワイトハッカーと言ったところでしょう。

最後は、世のため人のために尽くす人生を全うした所に、ほっと胸をなでおろす気分でした。

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「バーチュオシティ」ラッセル・クロウの怪演ぶりが印象的。あの笑い声は犯罪者そのもの

これってマトリックス、ターミネーター2の原型?

1995年に公開された本作品。仮想世界の犯罪者がリアルな世界に舞い降りて悪事を働くというもの。

仮想空間と言えば、思い出すのがマトリックス。こちらは現実世界に影響はなかったけど、少なからず本作品に影響を受けた感じがしました。

仮想空間の大悪党シド役を演じたラッセル・クロウ。彼が現実世界に舞い降りた姿は全裸。未来の世界から現代に舞い降りたターミネータを彷彿させる登場で、仮想と未来という違いはあれど、現代とは異なる空間から移動したという違いはあれど、これも少なからずターミネターに影響を与えた感じがしました。

仮想空間の大悪党ことシド。政府機関の犯罪対策シミュレーションの中で数々の犯罪を行い、それを退治するというのがミッション。

バーチュオシティ

シドと互角に渡り合える唯一の男、デンゼル・ワシントン

退治役を任命されたデンゼル・ワシントンは、悪戦苦闘するもシドと互角に渡り合えるほどの実力者。政府機関からは一目置かれる存在でした。

そして、シドが現実世界に降臨するという大惨事が起きたことで、デンゼル・ワシントンに白羽の矢が立たされます。彼をとっ捕まえれば釈放するというもの。

そう、この御方、ある罪で刑務所入させられていたのです。というわけで、シドをとっ捕まえるべく、デンゼル・ワシントンの八面六臂の活躍が始まるのです。

バーチュオシティ

仮想空間の大悪党シドとは

大悪党シドは、何千もの犯罪者の情報がインプットされたいわば、犯罪者の合体ロボ。

頭は切れるわ、フィジカルは強いわで、まぁ、とにかくやっかい極まりない。

その情報の一つにデンゼル・ワシントンと激しく戦った犯罪者がいました。この犯罪者、デンゼル・ワシントンの家族を殺すなどの悪行を働き、デンゼル・ワシントンにフルボッコした人物。

仮想人間として再びこの世に生を受けたことで、再びデンゼル・ワシントンに復讐を企てます。

迎え撃つデンゼル・ワシントンも、シドは、あの犯罪者の生まれ変わりということを知り、俄然彼をとっ捕まえることに執念を燃やします。

引き笑いが怖すぎるラッセル・クロウ

ラッセル・クロウと言えば数々の主演を演じたきた俳優。どの役もいい人ばかり。けど、本作品では悪役。

人を殺める時の笑みや、相手を挑発するひき笑いは怖ささえ感じるほどのハマリ役。サイコパス的なキャラを演じさせたら、彼の右に出るものはいない位でしょう。

バーチュオシティ

ガラスに触れると蘇生

こんなイカれた悪人と対峙するラッセル・クロウは、ほぼほぼシドに遊ばれている状態。シドが犯した人殺しの罪を被せられたり、後もう一息という所で、蘇生するわで半ば無双状態。

銃に撃たれて息も絶え絶えなのに、ガラスに触れるやいなや、それまでのダメージが嘘だったかのように蘇生してしまう。

バーチュオシティ

そんなこんなを何度か繰り返しましたが、何とか彼を葬り去ることに成功したのです。めでたし、めでたし。

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プリズンエスケープ。もう執念としか思えない。構想2年。とんでもない脱獄計画。これが事実とはびっくり

1980年代なのにまだまだ黒人差別があったとは驚き

事実に基づく本作品。南アフリカで実際に起きた脱獄犯のお話だけど、この御方、なぜに投獄されたかっていうと、反体制的な活動を行ったからというもの。当時はアパルトヘイトの時代。差別のない社会を目指してちょっとビラが飛び交う軽めの爆弾を仕掛けたということで、即逮捕されちゃいます。
これが1980年代のというつい最近までの出来事であったことにあらためて驚かされました。
とは言え、確かに中学校の地理の授業でアパルトヘイトが今なお行われているということを思い出しました。

12年もの刑期なんぞクソ喰らえ

刑務所では、黒人の肩を持つ白人ということで厳しい目が向けられ、訳もなく殴られることも日常茶飯事。世直しということもありますが、12年間もムショ暮らしなんぞ、まっぴらごめんと彼は仲間と脱獄の計画をおこします
そもそも科学方面で国内では一目置かれる存在なだけに頭脳明晰。で、考えたのがスペアキーを使って脱獄を図るというものでした。

ところが、刑務所の中の重鎮に相談するも、失敗するからやめとけという冷たいお言葉。というのも、重鎮も何度も脱獄を計画はするも、その都度失敗に終わり、その罪で無期懲役を食らう羽目に。自分のようにはならないでくれという優しさから出た言葉だったのでしょう。

木製の鍵づくり。しかも10個以上とは

重鎮からは諌められたものの、彼の信念は揺るがず2年近くかけてスペアキーづくりを完了させます。

ここまで日数がかかったのは表に出るまでにいくつもの扉があるから。
ドラクエで言えば、金の鍵、銀の鍵、牢屋の鍵、魔法の鍵、その全てを駆使ししても刑務所が出られない。最後のカギという万能な鍵があれば話は別ですが・・・

監視スタッフの目を盗んでは、その形状を頭に焼き付け、それを木工工場で仕上げていくという気の長くなるよう話
スペアキーを差し込み、見事施錠できた時の興奮は何者にも変えられなかったことでしょう。

地味だけどハラハラドキドキの連続

スペアキーを作っては、監視員の目を盗んでは鍵穴で確かめる毎日。時には力任せに回したものだから、鍵穴の中でスペアキーが折れてしまったり、牢屋の中から鍵を開けようと自撮り棒的なものを使い試している最中に、鍵だけ外れて牢屋の前にスペアキーだけが転がったりとハラハラドキドキの連続。

監視員に見つかれば、恐ろしい体罰を喰らい、刑期もさらに伸びること間違いなし。最後まで続けてこれたのは、世直しという強い信念があったからでしょう。

決行の時。脱獄後も用意周到

ネタバレになりますが、最終的に彼は脱獄を成功させます。南アフリカからイギリスだったと思いますが亡命に成功し、アパルトヘイト廃止に関する活動を継続させ、1992年だったでしょうか、アパルトヘイトが廃止になりました。

この時に、僕もマンデラという言葉を新聞で知り、当時はそこまで凄いこととは思いませんでしたが、この作品を観てとんでもない歴史的瞬間に立ち会えたことに驚きました。

色々と勉強になった作品でした。

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おばあちゃんが敏腕スパイって?家族も腰を抜かす衝撃の過去。「ジョーンの秘密」

平穏な老後の暮らしに突如現れた公安

夫に先立たれたものの、子供や孫にも恵まれて幸わせな人生を歩んできたおばあちゃんの元に、突然現れた国家公安部。

捜査上のミスで、犯人に仕立てられて、可愛そうなおばあちゃん。その表情からもなぜ私が?って顔をしているので、とんだ災難にあったかと思いきや、これが演技だったことに後々気付かされました。

その罪状とは、スパイ容疑。国家機密を他国に売ったとのことで、こんな老いて善人ズラおおばあちゃんが・・・。人は見かけによらないなとつづく感心させられました

ジョーンの秘密

国家機密は原爆。しかも売った先がソ連だったとは

彼女がスパイ行為を行ったのは第二次世界大戦中というもので、かなり古いお話。恐らく40-50年は経っているかと思いますが、国家機密を売った罪は時効とかはないのでしょう。

当時の英国の国際状況はと言えば、連合国側に属し、米国とソ連はいわばお友達関係。お互いに戦況の情報交換は頻繁に行われていましたが、原爆情報は別。

特にお友達とは言え、ソ連は要注意国。戦争後のことも踏まえ、慎重に接していました。

てなわけで、ソ連側はKGBを使い、情報取得を狙い、これが見事に成功。この罠におばあちゃんこと、ジョーンがまんまとひかかってしまい、悪の道に足を踏みれてしまった。

なんてかわいそうなおばあちゃんと最初は思いましたが、原爆情報を流したのはある意味、自分の信念に基づいたもので、これには考えさせられました。

一人勝ちは世界にとっては、よくないこと

ジョーンが原爆情報をソ連側に流すことになった決め手は広島の原爆ニュース。多くの人が犠牲になり、この先も多くの犠牲者を出してしまう。

米国、英国が原爆技術で他国をリードする今の状況では再び戦争が起きてしまうことも考えられる。

ジョーンの秘密

てなわけで、ソ連にも情報を流すことで、一人勝ちの状態から均衡状態となり、互いが牽制し合うことで、互いに戦争という過ちを起こさないのではないかと。

結果的に、第二次世界大戦以降、大きな大戦は起きず、かつ原爆の恐ろしさが広く知れ渡りました。

が、この決断は大きな代償を払うことになります。

愛する人を犠牲に。苦渋の決断

それが夫となる上司の逮捕。猛スピードで原爆技術を高めたソ連を不審に思った英国政府は、情報漏えいがジョーンが務める研究所であることを突き止め、ジョーンの上司による犯行として逮捕に踏み切ります。

自分の犯した罪で、将来の旦那さんが逮捕されてしまったジョーン。彼に全てを打ち明けることを決意。犯人は自分であることを自白することで事を収めようとするのですが・・・。

時を戻して、公安部に連れて行かれたジョーンは、最終的には罪を認め、自宅前に群がる報道陣の前で、自分がソ連側に情報を伝えてことを公表します。

ジョーンの秘密

が、自分がしたことはスパイ行為ではなく、世界の平和のために行ったことであることをあらためて主張。

色々と考えさせられる作品でした。

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