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物流業界

佐川急便。最近CMをやたらと流しているけど、そうゆうことだったの

知らなかった。今やヤマトを超えて業界首位。

縞模様のポロシャツに短パン姿。街で見かける佐川急便のドライバーはいっつもは走っている印象。電話1本で駆けつける担当ドライバーには大変お世話になりました。

けど、宅配のシェアで言えばヤマトに後塵を拝している。不思議に思いましたがが、そもそもヤマトは個人宅との宅配で圧倒的なシェアを誇っていたから。まぁ、ネット通販の勃興というのもヤマト独走のいち要因かと思います。

てなわけで、この差を埋めるべく佐川急便の反撃が始まったわけですが、これが返ってキャパオーバーを招き現場は疲弊。

これがきっかけとなり、シェア重視から利益重視へと佐川急便は生まれ変わりました。

宅配

衝撃だった。Amazon撤退

大口顧客の失うのは事業の先行きを左右するほど重要ですが、これを自らが断つというのは大きな決断だったのでしょう。2013年にキャパオーバー主要因とも言えるAmazonと決別。その後、ヤマトが引き継ぐことになるわけですが、これには中の人も相当穏やかではなかったでしょう。

方針転換直後は不安がつきまとうものですが、2013年3月期の営業利益率ではヤマトを逆転。この決断が間違っていなかったと確信したことでしょう。

宅配

徹底したコスト構造の見える化

Amazonからの撤退に加えて進められたのが価格改正。今ではかなり適正化されているかと思いますが、当時は赤字で請け負っていた仕事もあったとか。これもある意味どんぶり勘定。それと利益度外視で仕事を取るという、どの業界にも見られるような事が全国で行われていました。

そこでコスト構造の見える化に着手。それが荷物一つひとつの運賃で利益がきっちり出せる価格をはじき出すというもの。当時は距離に関係なく全国一律で荷物1個当たりいくらという契約もあったようで、このような契約となるほぼ赤字だったとか。

てなわけで、コスト構造を見直して契約会社ごとに適正な価格が見える化されたことで、交渉のネタを手にすることができたのです。とかく価格交渉は原油高、資材高騰などフワッとした内容になりがち。

佐川急便の細かくコスト分析をした上で、荷物ひとつひとつで適正な価格を割り出してきたものだから、契約先としては理路整然と説明されるとグーの音も出ないでしょう。

こうして全国行脚とも言える契約会社との価格交渉が2013年頃からスタートしました。

宅配

業界では圧倒的な利益率の高さ。佐川急便

2013年から始まった利益重視路線は、7年後の2021年には約7.8%。この数字、2013年頃では、この半分にも満たなかったというのですから、ものすごい勢いで改革は推進されたことが伺えます。

最近やたらと佐川急便のCMを目にするようになり、さらに自信を深めていることでしょう。

売上高ではなく利益額または利益率で評価される会社が増えてもらうことを切に願うばかりです。

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物流業界

物流もしっかりケア。アリババの手厚いフォロー。日本も負けていられないでしょ・・・

驚異のダウンタイムゼロ。優れたシステム開発

独身の日でとんでもない売上を記録したアリババ。注文を相当集中したのにサーバーがパンクすることなく毎年に乗り切っているのは普通に考えるとすごいこと。

しかも、そのシステムたるや、独自に開発されたもので注文の繁忙似合わせてフレキシブルに稼働でき、これまでの最大注文数に合わせたシステム構成に比べ格段に安い。

モノ売りが稼ぎ頭ではあるものの、Amazonのようにシステム開発にも力を入れ、しかも技術力も世界トップレベルというのですから、凄い。

さらにアリババの凄い所は、システム開発に留まらず、EC販売で要となる物流にもかなり力を入れている点です。

物流

トラックは持たない。システムを売っています

物流となるとトラックを保有したり、倉庫を保有したりといったイメージがありますが、アリババの場合は、これらは一切持たず、物流会社に対して配送システムや倉庫の自動システムを販売しているというもの。

中国全土で取り扱われる荷物の約7割が、このシステムを配送されていることを考えると、ほぼほぼ中国におけるデファクトスタンダードと言ってもいいでしょう。

日本では物流の効率化を目指して、トヨタが音頭を取って、いすゞ、日野の3社で情報の共有化を目的に提携を発表しましたが、中国では異業種のプレーヤーが盟主となり、かつ既に実用化されて数年が経過。

日本の物流がいかに遅れちゃっているのかを改めて知ることになり、頑張れという想いでいっぱいです。

物流

独身の日の注文も滞りなく配送

そもそもアリババが物流に本腰を入れ始めたきっかけは、独身の日の時の配送の遅延。システム側で滞りなく注文を捌き切ったものの肝心の商品発送が遅れる事態が起きていました。

てなわけで、物流の効率化、遅配撲滅を目指して本格的に物流に力を入れ始めました。これにより数年前から、独身の日に注文を受けた商品は混乱することなくお客さんの手元に届いています。

しかも年々注文数が増加しているにも関わらず、遅延を起こしていないというのは、いかに優れたシステムということがわかります。

年末年始になると必ずや遅延を起こしがちな日本と比べると、これまた中国の方がかなり先を行っているように見えます。

さらに先を行くアリババ物流

このように世界的に見ても、かなり先を言っている感じのアリババですが、まだまだ進化し続けるというのが凄い。

日本でもよく取り沙汰されるラストワンマイル問題。集配所から客先のこの間の効率化が課題となっています。近年ではかなり再配達が少なくなった気がしますが、それでもまだまだ再配達が残っているのが実情。

そこでアリババは無人自動配送車を使い、ラストワンマイル問題に取り組んでいます。今はまだ限られた場所での導入にとどまっていますが、既に実用化されているとのこと。

物流

スマホを片手に自動配送車まで行き、QRコードを読み込ませると、パカッと扉が開いて荷物が出てくるというもの。自販機みたいなシステムなのでしょうか。

チョー未来感を感じさせる本システム、ぜひとも体験したいと感じた次第です。

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物流業界

コロナ禍で不動産不況と思ったけれど。物流関連はウハウハ

テレワーク浸透で見直されるオフィス

コロナ禍の外出自粛宣言などを受け、急速にテレワークが浸透。自宅にいながらにしてZOOMなどのオンラインツールを使って社内業務、客先と打ち合わせはすっかり定着。

このような状況を受け、コロナが落ち着いたとしても、継続して在宅勤務を実施すると連日新聞を賑わせています。

この宣言を受けて困っているのは不動産業界でしょう。コロナ禍前まではオリンピック効果などもあり高い空室率を維持してきました。

が、テレワーク中心の業務スタイルとなった今となっては、大きなスペースはいらないという風潮がまかり通り、事務所のダウンサイジングを図ったり、オフィススペースを畳んだり・・・。

希望の光。物流関連不動産

テレワークが広がりにつれ、オフィス、ホテル、商業施設などの不動産は不況の真っ只中ですが、物流関連はコロナ禍のEC利用が広がったことで絶好調。

特に首都圏は空室率が0%から1%台。関西圏の大型倉庫の空室率が約4%、中部圏がこれまた4%と比較すると、その人気の高さが伺えます。

好調な要因としては物流網、高速道路などが広く張り巡らせれている点。1分1秒を争う物流ですから、とにかく高速道路近くに倉庫を構えたい。

そうゆう点では東にも、西にも移動しやすい高速道路が張り巡らされている首都圏というのは大型倉庫施設を建設するにはもってこいの場所なんです。

働く人、近隣住民にも配慮

巨大な物流施設ができれば雇用創出にもつながり自治体も誘致に力を入れてくるでしょう。

不動産側も、空調完備をするなど労働環境を改善してみたり、自然災害時は倉庫スペースを緊急避難施設で貸し出すなと地域の経済活性化に向けて努力が垣間見られます。

とは言え、自動化も進めていかなければならない

多くの雇用創出を期待はできますが、一方ロボットを使った自動化が進められているのも事実。

アマゾンの自動ピッキングマシンには度肝を抜かれましたが、これと同じようなことが日本でも将来的には導入されることでしょう。

で、気になるのが人間とどう折り合いをつけていくかです。リストラなんてしないことを祈るばかりです。

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物流業界

海外の方が先を行く。物流革命

改めて日本の物流は凄いよ

ネット通販が爆発的に普及したことで日本国内でも物流改革が叫ばれています。人手不足の中、いかに効率性を高めるか。

国内全域に物流網が張り巡らされ、翌日もっと言えば当日配送まで可能にしちゃう日本の物流システムは海外に誇れるものだと思います。

それが当たり前に映ってしまいがちですが、海外に目を向けるとまだまだその域には達していないのが実情。物流網が整備していなこともあり、大渋滞を引き起こしています。

トラック

インドネシアを事例

国内でも最近見られるようになった荷主とドライバーのマッチングビジネス。お隣の中国でも盛んに行われていますが、インドネシアでもこの手のマッチングサービスが勃興しているようです。

インドネシアの物流事情はと言えば、10回のうち、1-3回はハズレをひくと言われています。納品の遅延などがそれに該当するのでしょう。

インドネシア国内では約800万台のトラックが稼働しており、運送会社は保有台数30台以下の零細企業ばかり。

トラック

この規模の小ささからくるデメリットを挙げると、荷物の量が限られていたり、配送エリアが限定的というもの。なので、遠出の配送をお願いしようものなら、果たして無事納期までにたどり着けるのかという不安に苛まれます。

この不安を解消すべく設立されたのがロジスリィ。元配車サービス、グラブに勤めていたスタッフが立ち上げた会社で、荷主と運送会社のマッチングを請け負うというもの。

荷主の条件を聞き、条件に合った運送会社を紹介するというもの。申し込みも専用サイトに条件を入力するだけの簡便さ。

サービス開始から1年で25000台のトラックが登録され、幸先良いスタートを切りました。これで大渋滞が少しでも緩和されることを願うばかりです。

元Amazon出身が立ち上げ。コンボイ

所変わって続いては米国。物流先進国と思いきや、こちらもインドネシア同様、零細企業が91%を占めるというほど非効率で、マッチングサービスがこの課題解決に期待されています。

立ち上げたのは元Amazon出身が社長を務めるコンボイ。荷主はスマホで条件を入力すると、近くのトラックドライバーが入札するというもの。

ウーバー的な仕組みで、ドライバーも仕事をこなすことで評価ポイントの上げ下げが起きるというもの。

なので、配送規模の大きい工場付近に張り付いていればお仕事にありつけること間違いないでしょう。

まるで深夜のタクシー行列のような、トラック行列が工場付近で起きる可能性も十分に考えられます。

トラック

マッチングかな。物流革命の本命は

インドネシアと米国の事例を見るに、マッチングサービスが日本の人手不足の物流業界を救うのではと思った次第です。

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ブランド名に関するあれこれ

何だかっだ言ったて商品ブランド

商品ブランドがあまりにも有名になり、企業名にとってかわるというのはよく聞く話。

例えば、ゾゾタウンもその昔はスタートトゥデイという企業目だったし、LINEもその昔は・・・。名前は思い出せませんが、違った名前でした。

といった具合に、商品名が広く知れ渡ることで企業名もそれにのっかり、浸透を図る。

至極当然の結果だと思います。

フォークリフト

クルマの世界も商品ブランド優先?

一方、クルマの世界は逆。特に輸入車は企業ブランドを大事に傾向があります。

メルセデス、BMW、VWなどは企業エンブレムがバシッと幅を聞かせ、商品ブランドは二の次。

国産でもマツダやスバルなどもその方向です。

気になるのは、世界販売台数トップだったこともあるトヨタ。車種が幅広く、性格も異なるという理由からでしょうか、商品ブランドごとにエンブレムを変えたりもしています。一部の車種では。

個人的にはトヨタの方向に賛成。だって企業ブランドのデザインが残念過ぎるとエンブレムが邪魔をして・・・・

フォークリフト

三菱の名を捨てる理由

遠い昔、まだスポーツカー全盛の時代に、イケてる先輩が三菱のGTOを検討していましたが、どうしてもあのエンブレムが・・・、鉛筆に入っているあのマークがクルマにつくのはどうも許せない

ということで、なかなか購入に踏み切れないとう話を聞いたことがあります。

当時はそんな瑣末な話どうでもいいよとは思いましたが、今自分がクルマに乗るようになるとわかるような気がします。

フォークリフト

フォークリフトの世界でも脱企業ブランド

で、今回のお話のメインとなるのが三菱フォークリフトのブランド名選び。

この会社、正式名称は三菱ロジネクスト。4社が統合して出来た会社なのですが、その最初の商品には一切、三菱の名前が入っていません

入っているのは統合した別会社のニチエのロゴ。

これには先に挙げた名前の普及度というものが大きく関係しているようで、ロジの世界では三菱よりも、ニチエの方が圧倒的に普及しているようで、ならば商品ブランドで行こうとなったわけです。

フォークリフト

わかる~面倒な社内調整

他にも、三菱の名前を使うには専門の委員会にかけないと使用が認められず、その手続きの面倒さをきらって使用しなかったとのこと。

これには激しく同意。

確かに面倒ですもんね。

結局の所、三菱の名は取るんでしょ

将来的には会社名からも三菱という名も取るのでは言われていますし、このさきどうなることになるやら。

個人的にはこの判断は良かったと思います。

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物流業界

物流に新風。未来の形は新参者から

荷主とドライバーをマッチング

まるでウーバーの仕組みを丸パクリしているような物流会社が今乗り乗っているというお話。

その会社の名前はCBクラウド

平たく言えば荷主とドライバーをマッチングしてくれるサービス

お隣中国では既に普及は進んでいますが、日本でも、その新しい萌芽が育っているというのは驚きでした。

その規模たるや急ぎの配送では名を馳せた赤帽をしのぐというのですから、今までは知らんかった自分が恥ずかしてくなりません・・・

マッチング率は驚異の99%。荷主、そしてドライバーからも満足度の高いサービスと言えます。

トラック

明朗会計が肝

続いて、こちらもマッチングサービスを提供するハコベル

特長はトラックの輸送距離と拘束時間を元に事前に料金がわかるというもの。

荷主はもちろんですが、ドライバーにとっても事前にどんだけの収入になるか把握できるのは有り難い話。

荷主から直接依頼を受けられるので収入アップはもちろんですが、事前に物量が把握できるというは大きなメリットのこと。

これまでは現場に行かないと物量がわからないとうこともあり散々な目に合っていた人も多いとか。それが改善されるだけでもドライバーにとっては有り難い話のようです。

計算機

駐車スペース予約システム

トラックの運転手さんを悩ますのが倉庫前での待機待ち。長い時には数時間ほどかかるとのことで社会問題にもなっています。

ので、ドライバーは早めに駐車スペースを抑えようと朝早くからスペース取りに奔走するわけです。

まるで運動会のスペース取りみたいな感じで。

この無駄な時間を排除しようと、事前に駐車スペースを予約できるサービスを提供しているのがハコブという会社。

トラックの位置情報や積載の内容などをハコブが管理することで実現できたとか。

長時間労働の低減に大きな進歩をもたらしたと言えます。

駐車場

フィジカルインターネットのはしり

モノ運び分野ではなく、倉庫分野で新たなサービスを提供しているのがオープンロジ

国内15社の倉庫会社と提携して、空きスペースを運送会社等に提供しているというもの。

既に中小のネット通販会社を中心に利用ガス素手んいます。

利用にあたっては、荷主側、それと倉庫側にシステムを導入することが必須ではありますが、物流分野の脱アナログ化に促進していることで、好意的に受け入れられれているとか。

とにもかくにもハブ&スポークという考えから、分散型物流に移行する時期に、日本でもいち早く進んでいる所に物流の未来は明るいと思いました。

新参者が日本の物流を変えていくことを期待しています。

倉庫
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人手不足の解消に一役?フィジカルインターネット

従来はハブ&スポーク

ネット通販の拡大により人手不足が深刻な問題となっている物流業界。この問題、日本は問わず全世界に当てはまるようで、この課題解決に向けた研究が進められています。

これまでの物流の仕組みはと言えば、一言で言えばハブ&スポークという考え方が最も効率的と見られていました。

各トラックが積載した荷物を一度大きな倉庫に運び、そこから各個口へと配送していく。

自転車の車輪に見立てれば、中央の軸にあたる部分が大型倉庫。そこから四方に伸びるスポークが個口先に向かう経路となります。

が、ここに来て、最も効率的と思われたハブ&スポークに疑問の声も。今の世の中にはもっと適した方法があるのでは?ということで、フィジカルインターネットという考え方が注目されています。

トラック

通信になぞって考えると見えてくる

一旦、集約してから各方面にばらまくという仕組みは、電話にも同じことが言えます。

が、一旦集約はしたものの、箱の中は空きがいっぱい。全てが埋まることはなく無駄が生じていました。

一方、インターネットの場合は、集約と作業はせずに網の目に張り巡らされた通信網を使い、空いている経路を探してはそこに通信という箱を効率よく流し込んでいく。

で、受け手の所には様々な経路を通して送られてきた箱が再構築されて手元に届くという訳です。

これなら無駄なく効率よくモノを運べます。

この考えを物流に持ち込んだのがフィジカルインターネットなのです。

電話

肝はシェアリング

フィジカルインターネットを実践していく上で、欠かせないのが倉庫の共有。

今は会社ごとに倉庫施設を管理していますが、これを開放することで倉庫の稼働率も上がります

加えて、トラックの積載率も上がります。

積載率もほぼほぼ空気を運んでいるという無駄が生じています。

なので、荷室が空いているトラックを効率よく仕事を流すためには、倉庫の共有化が必要となってくるのです。

倉庫

フィジカルインターネットの世の中とは

まだまだ実験段階ですが、物流システムの共有化は徐々に進められています。

例えばA車のトラックが荷卸しして会社に戻る途中に、B社の倉庫に立ち寄って荷物を積んで、とある荷主に届ける。

これで空荷だったコンテナを効率よく使えることができる訳です。

ドライバーさんは仕事が増えるのでは?と思っちゃいますが・・・

トラック

勝ち組と負け組はどうなる?

この仕組が浸透すれば、どうしても勝ち組、負け組は出てきてしまうもの。

勝ち組としては、システム会社さんあたりでしょうか。

負け組としは、倉庫で働く人達でしょうかね。効率よくモノを運べるようになれば、荷物管理のスタッフも今ほど必要なくなるのかなと。

とにもかくにもこの仕組が早く普及することを期待します。

物流
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物流の働き方改革も待ったなし

翌々日配送への切り替え

食品大手の味の素が、加工食品の納品をこれまでの翌日納品から翌々日納品に切り替えることを表明しました。

予想されていた小売側の反発はさほどなく円満に切り替えが行われたようですが、こちらGW限定という条件付。とは言え、味の素としては今後も、この納品形態を継続していく構えで小売側との交渉を今なお進めているようです。

物流

今までの配送の流れは

これまでの配送の流れは午前中に発注を受けて、翌日に納品というもの。確か文具の通販アスクルもこんな感じだったと思います。

で、この納品の流れの場合、現場では深夜に作業をしなければ翌日配送が間に合わない。てなわけで徹夜業務になることもしばしば。

とは言え、慢性的に人手不足が囁かれている業界だけにその対応が限界に来ているとのこと。

また効率的にも問題があるようで、倉庫での積荷作業を終え、他の物流倉庫に移動しても、積荷渋滞が起き、ドライバーは物流センターを前にしばし待たされるということもあるようで、慢性的なドライバー&車両不足を引き起こす原因にもなっています。

ならば、翌々日配送にして、働く現場の環境改善とトラックの渋滞解消を進めていこうというのが背景にあるようです。

スーパー

「在庫は悪」という考えの浸透

翌日配送がほぼほぼ常識的になったのも在庫を持つのは悪という考えが行き過ぎた結果だとも言われています。

結果、物流側に少量多頻度の配送が常識化されていきました。

今回の翌々日配送の流れを受け、この考えも少しは変化していくのではと期待されていますが、受け入れ先のスーパーなどでは、加工品と日販品の納期が変わることでシステム改修が必要になることもあり、負担は避けられないようです。

スーパー

発注・受け入れ側にも義務あり

2018年12月に改正貨物自動車運送事業法の施行により、事業者には過労運転や過積載の遵守が強く求められれるようになりました。加えて、荷主と受け入れ先の配慮義務も求められることに

これは発注する側も責任を持つこととなり、ある意味、間接的な働き方改革が適用されているようなもの。

この動き物流業界に限らず他の業界にも広がる可能性は大いにあるかなと。

徹夜作業も元をたどれば、発注側の無茶な納期設定になることが多いですからね。

スーパー

働き方改革待ったなし

味の素は、ハウス食品などど共同配送会社を立ち上げ、物流の効率化にも着手。

ある意味、小売側に対する交渉力を高める狙いがあるのでは?とも言われていますが、この先、どうなっていくのでしょう。

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ヤマトに頼らない。宅配の新しいカタチ。ネスレ

配送費値上げから1年

ヤマトが配送費値上げという勇気ある決断をしてから1年が経とうとしています。

業界内ではさぞ称賛の声が上がっていることでしょう。

ウチの会社に出入りの中堅物流会社も、この件をきっかけにしれっと配送費を値上げしてきましたし、どの会社もヤマトの値上げに便乗して値上げしていると思います。

人手不足による配送スタッフの労働環境改善というのが大きな理由だったこともあり、反対の声よりも致し方ないといった素直に受け入れる声が多かったように思えます。

企業側は大ダメージ

世間的にはやむなしという声が多かったものの、この値上げで大ダメージを食らったのが企業側。ECサービス系は配送費の値上がりで、あのAmazonでさえ値上げを余儀なくされました。

またメーカーでも自社で通販をしている所も多く、ネット企業にとどまらない広がりを見せています。

p今回紹介するネスレも配送費の値上げで減収減益に追い込まれるほどのダメージを被りました。

配送コストが以前2-3倍に跳ね上がるともなれば無理もありません。

お客を物流システム組み込む新発想

それまで配送をお願いしていたヤマトから佐川急便にパートナーを変更。配送会社をただ変えただけでなく新たな物流システムを構築した所がネスレの凄い所。

しかも、その物流のプロセスの中に自社のお客様を組み込んでいるのですから、さらに驚きました。

マチエコ便

ラストワンマイルの問題解消

ネスレ佐川急便が共同で提供する配送システムMACHI ECO(マチエコ)便は、お客様の自宅まで商品を届けず、商品保管所に届けるというもの

この商品保管所はネスレが地域ごとに設置した商品保管所ネスレのお客様の自宅

一般客のお家を荷置き場扱いするというのがあまりにも斬新。しっかりと手数料を支払うことで、保管所に選ばれた客にもメリットがあります。

このMACHI ECO(マチエコ)便を使うと、代金は5%引きとなり、利用者にもしっかりメリットをつけています。

マチエコ便 仕組み

今後広がる予感商品保管所

このネスレの物流の取り組みをきっかけに、一般企業でも、このような仕組みが普及する可能性が高まるかなと。

既にネスレが構築したこのシステムに、ファンケルP&Gの利用に手を上げていますし。

物流会社も再配達もしなくて住みますし、保管所に選ばれたお家は家にいるだけでお金がもらえるのですから、双方にとってこんな良いサービスはないと思います。

今後この手のサービスが広がることを切に願うばかりです。

マチエコ便
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物流業界

もう3Kとは呼ばせない。物流倉庫

それまでの物流倉庫のイメージとは

一般的な物流倉庫のイメージと言えば、きつい、汚い、危険の3k環境と揶揄されていました。

特に夏場はエアコンのない部屋で汗だくになりながら、モノをピックアップしたり出荷作業をしないといけない。中で働く人にとっては、それはそれはしんどい職場だった訳です。

物流倉庫

これも人手不足が要因か

飲食、物流、建設業などなど、今ではどの業界も人手不足で頭を悩ませていますが、物流倉庫も同様。立派な箱は作ったけれど人が集まらないという悩みを抱えています。

恐らくは先に挙げた3kが、原因ということで、最近の物流倉庫は働く人に快適に仕事をしてもらうことを狙い、施設面でもかなり充実した倉庫が建設されているとのこと。

物流倉庫

まるでビジネスホテルだよ

例えば、大阪府茨木市に建設された三井不動産ロシスティクス茨木は、屋上は空中庭園のようなテラスがあり、休憩時間は大阪の街を一望しながらお茶が飲めるなど、働く人の快適性に配慮した施設を設置。当然空調も完備し、これでもかばりの手厚い快適設備がふんだんに盛り込まれています。

他にも働く人向けに考慮して、駅に近い場所に物流倉庫を建設する動きもあるとか。従来は運送面を考えて、高速道路の出入口付近に建設するのが一般的でした。が、そうなるとどうしても駅から遠くなってしまう。中で働く人はどうしてもクルマ通勤を余儀なくされてしまう。

てなると、これまた人集まりを悪くする要因となるわけです。

埼玉県三郷市にある倉庫では、駅から倉庫をつなぐバスを設置するなどの対応で、これらの問題をクリアしています。

物流倉庫

今や物流倉庫は投資に最適

とにかく今や空前の倉庫建設時代と言っても過言ではないでしょう。2010年、物流施設の供給量は約8万㎡だったがのが、6年後の2016年には119㎡とと約10倍以上の供給量に膨れ上がり、今では需要を上回る供給量となっています。

この倉庫建設、安定した利益を稼げる投資先としても注目されており、三井不動産などの不動産会社だけでなく、商社や投資ファンドなども参戦し、バブル的な盛り上がりを見せているようです。

物流倉庫

一方では人手不足の解消も

施設面を充実させたとしても、人が中々集まらないということも。

ので、それまで人任せにしていた作業をロボットに担わせる、つまり省人化の動きも一方では行われています。

となると、将来的には、またまた3k職場に戻っちゃうのではと思います。

ロボットは暑さ、寒さは関係ないですし、通勤するということもないですから・・・。

pバブルが弾けないことは切に願うばかりです。物流倉庫ってとてつもなくでかいですからね。・・・

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