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投資ネタ

ゴールは上場じゃないよ。あらゆる選択肢を模索するスタートアップ企業

ストックオプションで大金持ち

Apple、Google、Facebookなどなどのサクセスストーリーを夢見て多くのスタートアップ企業は上場こそ最終ゴールという気持ちで頑張ってきたことでしょう。

ストック・オプションで大金持ちなんて話を聞くと俄然やる気が出てくるもの。

ところが、最近のスタートアップ企業は、上場を最終ゴールを見ない節があります。

というのも、上場したとたんに成長が鈍化してしまったスタートアップ企業も一定数おり、これが二の足を踏ませています。

上場ともなれば、莫大な資金が得られるわけですが、同時に結果も求められる。しかも短期で。

となると、これまでの調子で事業を進めていった場合に、どこかで歪みが生まれ、イマイチ調子が出ずに結果的に成長鈍化という負のスパイラルに落ち込んでしまうのでしょう。

株式

顔の見える出資者の方が安心に納得

というわけで、上場ではない形で外部から資金調達するスタートアップ企業が増えてきます。

1つ目が日本でも利用が進むベンチャーキャピタル。

例えば人事労務ソフトのsmartHRはvcから2021年6月に156億円を調達。

クラフトアイスクリームのHiOLIは日本のvcから3億円を調達しました。

中の人曰く、顔の見える出資者から納得いくまで議論を進め理解された上で出資いただいた方がいいというコメントに納得しました。

株式

上場ともなれば、株を購入した顔も見えませんし、本当に自社の事を知っているのかと不安も感じます。

良き理解者からの出資者ともなれば、これまでのペースも理解してくれるであろうし、上場の程のプレッシャーも感じず仕事に集中できると思います。

M&Aを受け入れて資金調達

2つ目が、m&A を受け入れて資金調達するというもの。

PayPalがペイディを3000億円で買収したのは記憶に新しいですが、他にもGoogleが2021年7月にプリンを買収しました。

買収された企業は、これまでの事業を継続することができるようで、さらなる成長を目指すという点では、この選択肢もあるのかなと。

m&A

スタットアップ企業がスタートアップ企業を買収

買収元はPayPal、Googleとビッグネームばかりが目立ちますが、ある調査によれば買収元企業は2000年以降に上場した新興企業が中心とのこと。

例えば買収元のマネーフォワードは、スタートアップ企業のクラヴィスを買収。2019年には比較情報サイトを手掛けるスマートキャンプを買収しました。

m&A

両者ともマネーフォワードとの親和性が高いということも挙げられ、これがM&Aを受け入れた大きな理由とも取れます。

最近ではM&A件数は上場に匹敵するほどの件数となっており今後のトレンドになるのではないでしょうか。

いずれは上場ではなく、事業を持続的に成長させていくことは選ぶスタートアップ企業。今後も更に増えていくこと間違いないでしょう。

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IT業界

後払いサービスのPaidy。PayPalの傘下入りで成長の道を探る。日本市場ではトレンドになるかも

EC通販の盛り上がりで後払いが脚光を浴びる

一般的な決済サービスはと言えば、登録済みのクレジットカードからお金が引き落とされる前払い方式。

ところが、昨今のEC通販の普及によって後払いサービス(バイナウペイレイター/BNPL)がかなりの勢いで普及しています。利用もクレジットカードに比べると厳しい与信審査もなく、購入時にメルアドと電話番号さえ入力すればOK。サービス提供会社の代金の支払いを肩代わりして、おしまいというもの。

海外ではスウェーデンのクラーナや米ファーム・ホールディングスが有名で企業価値は100億ドルを超えるほど、今注目されています。

ネット通販

決済サービスのスクエアもオーストラリアのアウターペイを買収するなど注目が集えめています。

EC通販の後払い市場は2020年度で8,820億円、2024年度には1兆8,800億円に2倍以上になるとも言われ、将来が期待されているサービス。

国内でもPaidyというスタートアップ企業が手掛けていますが、この度、ネット決済サービスの老舗、PayPalに買収され、そのポテンシャルの高さが注目を集めています。

志の高いスタートアップにとっては上場よりも買収

今まさにフォローの風が吹き勢いにのるPaidy。日本ではごくわずかとも言われるユニコーン企業(企業価値が10億ドルの未上場)。いつ上場するのかと市場関係者は今か今かと待っていたのにまさかの買収。

しかも、Paidy側で上場よりも買収を選んだ節があるようで、日本の投資家にとってはかなり肩透かしを食らう格好となりました。

Paidyの中の人に曰く、株式上場の場合だと資金調達の規模も小さい。ので、買収という道を選んだというもの。

日本の場合、スタートアップ企業の規模が小さい内に株式上場を進めるため、投資家にとってはリスクを最小限に抑えることができます。

一方、スタートアップ企業では想定よりも資金を調達できない。今後事業を拡大してくのにはあまり資金不足ということが起きてしまいます。

買収ともなれば、リスクは高いものの、当たれば買収する側、されう側、双方にとって大きな果実を得られます。

海外でも、株式上場よりも企業買収を選ぶスタートアップが多いとのことで、今後のトレンドになっていくことでしょう。

投資

リスクを取りたがらないから、日本発のスタートアップ企業が生まれない?

GAFAも黎明期の頃は、株式上場による資金調達で規模の拡大を図ってきましたが、昨今では買収した企業のもとで成長を探るという企業が多くなったことを示唆しています。

やんややんやと外野の声がうるさい感じはしますが、お金をきっちり出してくれるなら従いますということなのか、ちょいと理解に苦しむ点はあります。

ネット通販

となると、小口投資を主流とする日本の投資家にとって、この状況はますます立場を弱めることになっていくんでしょうね。

スタートアップ企業が買収を志向するとなると、ほぼ出る幕なし。多少のリスクを取る覚悟でもしない限り、世界から取り残されてしまうかも。

色々と示唆に富んだ話でした。