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また寅さんシリーズを見たくなった。「男はつらいよ お帰り 寅さん」

22年越し。区切りの50作目ようやく完成

シリーズ49作で止まっていた寅さんシリーズでしたが、22年ぶりにシリーズが更新され、寅さんファンはさぞ大喜びしたことでしょう。

記憶が確かなら49作品目は、阪神大震災を扱った内容で既に渥美清さんは他界されていたかと思いますが、そこを映像技術を駆使しして何とか公開にこぎつけました。

ということもあり、事実上のシリーズラストという認識でいたので、今回の節目の50作目の公開は感慨深いものがありました。

お帰り寅さん

満男が小説家に。これって三丁目の夕日と一緒じゃん。

22年後の世界に描いた本作品では、おいちゃんとおばちゃんは既に他界していたものの、さくらとお父さんは健在。隣の印刷工場はマンションに建て替えられたものの、美保純がタコのうるさい隣人役という役どころで相変わらずの騒がしさ。

寅さんとタコの大喧嘩、それを止める家族たちというお決まりのシーンが蘇ってきました。

満男はと言えば、結婚して一人娘と二人暮らし。奥さんは7年前に他界してしまったという設定。

職業は、三丁目の夕日の時と同じく小説家。三丁目の夕日では、ちょっとぶっとんだ感じでしたが、こちらでは至ってまともな役柄でした。

相変わらず、神経質と言いますか、ちょっととっつきにくい感じは22年前と変わらず、物事を他人とは異なる角度から見る性格は小説家向きなんだなと。

お帰り寅さん

ゴクミが出るだけでも驚き。さすが山田洋次監督

50作品目の寅さんのメインストーリーは、満男の初恋の人、ゴクミとの再会。

しばらくテレビや映画などメディアへの露出が少なくなったゴクミの登場だけあってかなり驚きました。

作品中のゴクミは相変わらずの美しさ。大女優は劣化しないんだなと関心させられました。

で、この二人、共に結婚はしているものの、奇跡の再会を果たします。まるで映画のような偶然の再会。

お帰り寅さん

しかも22年間、お互いにパートナーがいながらも、相手のことを常に忘れることがなかったというのにはちょっと寅さんという枠組みから見ると、ちょっと艶っぽさありすぎという感じはしましたが・・・。

本作における寅さんのポジションは?

基本的には過去を懐かしみ、昔話に花咲かせる中、エピソードに合わせて寅さんが登場。やや過去作品のダイジェスト版という感じもしましたが、見ている側も当時のことを思い出し、出演者と同じ気持ちになる不思議な体験をしました。

で、作品の中では、寅さんはまだ建材という設定。忘れた頃にふらっと帰ってくる。なので、家族は一切湿っぽいところがない。

お帰り寅さん

この家族の振る舞いにじ~んと来てしまいました。

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フォーマットが定まっていない初期の寅さんにしっくりこない件

お決まりのフォーマット

ほぼお約束なパターンが、旅先からプラッと舞い戻る寅さん。ウエルカム状態で迎えるとら屋の人々。が、なぜか大喧嘩がおっぱじまり、せっかく帰って来たのに、また家を出る寅さん。で、さくらが引き止めるものの、それをも振り切って旅の空へ向かう寅さん・・・。

さくらの位置づけが微妙・・・

第一作は主演級の扱いなのですが、第二作、第三作では、さくらの出番が極端に減ります。ここがさくらファンの私にとってはしっくり来ない原因の一つなのです・・・。

家族愛というよりも町内の人気者寅さん・・・

寅さんが舞い戻ると、おじちゃん、おばちゃんが大歓迎で迎えるものの、そこにはなぜかさくらの姿はなし。で、町内の人たちがわんさかわんさかと大挙、とら屋におしかけ、皆で、お帰りを祝うという流れ

やっぱり家族愛の方がしっくり来る

常日頃から寅さんの身を案じるさくら。血の繋がった唯一の家族。そこがこの作品のジーンと来るシーンなのですが、そこが抜けている分、何か物語から暖かさを感じられずでして・・・。 監督の違いを垣間見た感じでした・・・