映画批評

ハリウッド

プリズンエスケープ。もう執念としか思えない。構想2年。とんでもない脱獄計画。これが事実とはびっくり

1980年代なのにまだまだ黒人差別があったとは驚き 事実に基づく本作品。南アフリカで実際に起きた脱獄犯のお話だけど、この御方、なぜに投獄されたかっていうと、反体制的な活動を行ったからというもの。当時はアパルトヘイトの時代。差別のない社会を目...
ハリウッド

おばあちゃんが敏腕スパイって?家族も腰を抜かす衝撃の過去。「ジョーンの秘密」

平穏な老後の暮らしに突如現れた公安 夫に先立たれたものの、子供や孫にも恵まれて幸わせな人生を歩んできたおばあちゃんの元に、突然現れた国家公安部。 捜査上のミスで、犯人に仕立てられて、可愛そうなおばあちゃん。その表情からもなぜ私が?って顔をし...
日本映画

最後までノンストップ。最後まで目を離せない二人の高低差の激しい人生。「糸」

きっかけはゴシップネタ。 菅田将暉と小松菜奈が同棲スタートという芸能ニュースを見て、きっかけは映画での共演だったということで軽い気持ちで見始めた本作品。ランチ後ということもあり、眠くなったら途中で切ろうと思いましたが、結果的に飽きることなく...
ハリウッド

水を漏らさぬ国家の構え、平凡な家族が乗り越えちゃう実話の話「バルーン 奇蹟の脱出飛行」

未来を知っていれば、もう少しの辛抱で西側に。 東西冷戦下の東ドイツに住むあるファミリーが、西ドイツに亡命するという実話に基づくお話。ベルリンの壁崩壊が1990年前後だったかと思いますが、それを考えると、もう少し辛抱すれば危険な橋を渡ることな...
ハリウッド

あまりにも切ない。これって日本でも起きているかも。「家族を想う時」

数年前の日本の物流もこんな感じだったのかな 子供2人の4人家族のパパは建設業界で長く働いていたものの、不景気をあおり受けて退職を余儀なくされ、それ以来職を転々とし、気づけば借金で首が回らいない状況に陥ってしまいます。 そんな藁を掴みたい状況...
ハリウッド

最後までプロに徹しきれなかった二人。映画「ジョン・デロリアン」

FBIとの悪魔の契約が事の始まり 時は1977年。大統領はカーターだった気がします。当時のアメリカは麻薬取引が盛んで元締めの尻尾を捕まえるべく、FBIもあの手この手で捜査の網を広げていました。 そこで編み出したのがおとり捜査。飛行機で遠く中...
ハリウッド

これぞジャーナリズム精神。「赤い闇」。スターリンの冷たい大地で

世は第二次世界大戦の直前 作品の時代背景はナチス・ドイツが勢いをつけて世間を何かと騒がしていた時期。 作中のセリフに「まさかナチスは戦争なんぞ仕掛けてこないだろう」というのがあり、まだピリピリ状態ではないものの米国では恐慌が起き世界的な不景...
ハリウッド

数々の困難があってもへこたれない、夢を叶える強いハートに脱帽。ライド・ライク・ア・ガール

親心を知らずに家を飛び出す 小さい時にジョッキーだった母を亡くし、10人兄弟の末っ子に生まれた彼女。しかもお家は競走馬を持つ厩舎を運営しており、小さい頃から馬がある生活が当たり前という環境。 お兄ちゃん、お姉ちゃんもジョッキーとして地方の競...
ハリウッド

共同生活を強要。全てが仕組まれていたに寒気がしちゃうよう。「マッドハウス」

住人がとってもフレンドリー。安心の一人暮らしが・・・ 親元を離れ初めての一人暮らしとなれば、不安はつきまとうのは当たり前。そんな心の中を見透かしたかのように住人がワキワキと暮らす、とあるアパート。 週末はアパートの住民がほぼ全員参加でバーベ...
日本映画

月イチでアイツはやってくる。男にもあればいいのに・・・「生理ちゃん」

生理を擬人化。どこか親しみを感じる 小学校の保険体育で学ぶ大人の身体の仕組み授業。当時を振り返ると何を言っているのかさっぱりわからなかったけど、この作品ならば親しみやすく、わかりやすく伝わります。 生理をブサイクなキャラクターに擬人化して、...