予想に反して需要あり。青汁。キューサイ

青汁新商品・サービス

売りに出しても値がつかないのでは・・・

コカ・コーラ傘下であったキューサイ。健康という切り口で相乗効果を狙ったものの、あまり効果を挙げられことができず、本国コカ・コーラからはあまり乗り気ではなかったということもあり、売却することが決まりました。

とは言え、事前調査ではあまり石鋸的な声は聞かれず、売りに出しても買い手がつかないのではという懸念がありました。

ところが蓋をあけてみたら引く手あまた状態。思わぬ所から買収の打診がありました。

国内勢をよそに韓国、中国勢の攻勢

まずは韓国のLGグループ。化粧品などを手掛けるLGハウスホールド&ヘルスケアや中国の平安などが興味を示しました。

キューサイ買収をきっかけに日本市場への参入を練らたものと思われます。

この状況に触発されたのかどうかわかりませんが、国内勢も、それも当初予想していなかった所から買収の打診がありました。

ミドリムシ由来の「ユーグレナ」とサロンパス?

国内勢では、ミドリムシう由来の商品開発で有名なユーグレナ、そしてサロンパスで有名な久光製薬が買収名乗りあげました。

で、結局の所、落ち着いた先はユーグレナ。国内投資系ファンドと組み、加えて両社の株主である東京センチュリーの3社連合へ。

2021年に買収を完了させ、1年後をめどに、ユーグレナが投資系ファンドと東京センチュリーから株を買い上げ、ユーグレナ主導で事業を展開することになりました。

小が大を飲む買収。大丈夫か?

今回の買収は、ユーグレナが投資系ファンドと東京センチュリーから資金面での援助をもらい成立したもの。

会社規模としてはキューサイよりも小さく、小が大を飲む、まるで小説のようなお話になった訳です。

この先、青汁ことキューサイを加えることで成長を遂げることができるのか。

足元では3期連続のユーグレナ。基本的にヘルスケア部門での相乗効果を狙っているわけですが、吉と出るか凶と出るか

流浪の民となってしまうのか、キューサイ

まずい、もう一杯で一斉を風靡したキューサイ。強い商品を持っていることでこれまで親を変えつつ事業を推進してきた訳です。

親次第で大きく化けるか、それとも後退してしまうのか。

後者となれば、また別の親を探すか、それとも自主自立するを成し遂げるのか。

中の人にとっては、経営陣がコロコロ変わるのは不安でしょう。これまでよしとしていたのものが、一夜にしてぺけになってしまうこともありますし・・・。

とにもかくにも海外勢が有望視する会社だけに、ユーグレナのもとで成長を期待したいと思います。

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