野菜鮮度を長期保持。きっかけはもったいない

野菜の鮮度はどの位

スーパーの店頭で見る葉モノ系野菜。青々として瑞々しくいかにも採れたて感をかもし出していますが、それもそのはず。3日前に採れたものなのですから

てな具合に、野菜の鮮度というものはチョー短いというのを知ったわけですが、この鮮度を長く保持する魔法の保持剤を開発されました。

原料は竹炭

開発したのは、佐賀県に本社を置く竹化が開発したタンカフレッシュ。お菓子などに入っている乾燥防止剤のような袋に入れられており、これを野菜と一緒に入れておくと鮮度を8日間保持できるという優れものです。

原料は粉砕した竹炭。他に茶葉から抽出したカテキン。これらが腐敗の原因となるエチレンガスやアセトアルデヒドを吸着してくれるので、野菜の劣化を抑えてくれるのです。

竹炭と聞くと、真っ先にバーベキューで使う高級な炭というイメージしかありませんでしたが、鮮度維持にも使えるとは驚きました。

原点は「もったいない」から

このタンカフレッシュに行き着いたのは、「もったいない」が原点。竹は根を浅く張る習性があり、放置すると地滑りを起こしやすい。ので、伐採して廃棄処分すしかありませんでした。

大量に廃棄する竹を見て何か利用できないかと考えた末、行き着いたのが鮮度維持としての利用だったのです。

当初は、竹炭を粉砕せずに使っていましたが、売価よりも輸送費の方が高くつき、大赤字。そこで粉砕すれば輸送費も抑えられる。といった試行錯誤の末、生まれました。

農家にとってもありがたい

3日と命の短い野菜のため、市場価格に関係なく流通にのかっていた訳ですが、長期保持が可能となれば、価格が高騰したタイミングで流通に乗せることができる。

今までは泣く泣く廃棄したのを、廃棄することなく市場に乗せる事も夢ではなくなりました。

海外にも打って出れる

日本の野菜は海外の富裕層から人気も高く、需要は旺盛。ただし、鮮度が短いこともあり輸送は飛行機。売価が跳ね上がるというデメリットがありました。

が、タンカフレッシュと炭化が作った鮮度保持装置を使えば、なんと鮮度保持は20日間と大幅に伸ばすことができ、船便でも輸送が可能となりました。

売価も落とせるし、日本の野菜を海外で売るチャンスがより広がったと言えます。

TPP後の日本農業

安い海外品が大量に輸入され、日本の農業が厳しくなるかもという話をよく聞きますが、タンカフレッシュと鮮度保持装置があれば、TPPは日本農業のさらなる発展のきっかけにもなりえると思ったしだいです・・・