心身共にタフだったよ昔の人は。週休1日制
社会人になって20年近くになりますが、金曜日の夜のウキウキぶりは今も昔も変わりません。土曜日に目を覚ましても、明日も休みということにホッとし、土日疲れとを取り、翌週に臨む。
このサイクルがうまーく回ったことで、何とか社会人を続けられてきました。
むかし、むかしは週休1日制だったとことを思うと、昔の人は相当、メンタル、フィジカル共にタフだったのでしょう。
今ではアウトですが、24時間働けますかというCMが当たり前のように流れていた時代ですから。
期せずしての在宅勤務で進んだ働き方改革
今では、長期労働が社会問題となり、24時間働かせるとなれば、社会から糾弾されるのは間違いなく倒産に追い込まれることもあるでしょう。
という訳で、労働時間を厳しく管理されるようになり、加えて在宅勤務が導入されたことで、ひと昔前に比べると働く環境はかなり改善されたと思います。
20代の頃は21時と言えば、夕方という感覚で、お客様も取引先も電話をすれば即出てくれましたが、今では18時で閉店も当たり前。それ以降にメールや電話をしてもまず出てくれない。
このように長時間労働是正を目的とした働き方改革は一定の成果を挙げたとも言えます。
働き方改革2.0発動?週休3日制
働き方改革1.0が長時間労働の是正であれば、働き方2.0は生産性の向上です。
労働者が自分の裁量で働く時間を決められ、会社との間で決めた労働時間をクリアしていれば週休3日もOKよというもの。
今話題のキャリア形成、ジョブ型を導入している日立が、この仕組を導入予定だとか。例えばある1日にたっぷりと働けば、その分、別の日は働かなくてもいいというもの。そうすることで週休3日も自分の裁量でできちゃいます。
日立の他にも、NEC、パナソニックも週休3日制の導入を検討しているようで、狙いは社員の自発的な能力開発やライフワークバランスをなどが挙げられます。
実際の所は、社員の引き止め?
昔に比べれば、ITの進化により生産性は大幅に上がりましたが、近年では、さらにそれを進化させていこうという動きが活発化しています。
これまでは算盤だったのが、エクセルに変わり、んで、昨今では自動化という動き。売上計算表も月末に徹夜してまとめていたものが、クリック一つでできてしまう。
課題となる生産性の向上は、これで一気に解決できてしまう。が、残念ながことに自動化の仕組みを構築できるITに精通した人材が枯渇してどうしても導入ができない。
てなわけで、社員を育成して自前で用意するしかない。せっかく育てたのにやめられては困る、もしくは中途で人材獲得する際に好条件を提示したい。
ということもあって、働き方も自分の裁量で決められるものを導入しているのでしょう。
週休3日制とて、社会全体で導入しないと無意味かも
ITエンジニアのように朝から晩までパソコンの前で獲得している職種でしたら、週休3日制は成立しますが、営業ともなるとまだまだ難しいかも。
今日はお休みですなんて、口が裂けても言えないし、鳴り響く携帯片手に休日を過ごすことになると思います。
週休3日制にして仕事が回らなくなったなんて、声も聞きますし、もう少し時間がかかりそうな感じがします。