復活。ピッチことPHS

携帯普及期に大活躍。PHS

今から20数年前、まだ一人に一台に携帯ではなかった時代。高額な携帯に手が届かず困り果てていたプアな若者を救済してくれたのがPHSでした。

月額料が初任給でも十分払えるレベルで、僕もお世話になっていました。

が、携帯電話の価格も下がり普及が加速していくと需要は一気に激減。僕も早々に携帯電話に切り替え、PHSとは別れを告げたわけです。

悲しいかな。終焉の時迎える

てなわけで、格安という存在理由がなくなってしまったPHS。

2020年7月にサービスを終了という悲しい結果を迎えることになりました。

確かオフィス内の通話という、極小エリアでは利用されていたようですが、それも全て携帯電話にとって変わっていくのでしょう。

装いも新たに復活。分野を変えて

近距離通信に優れたPHS。この技術を終わりにしてしまうのはもったない。

これまでのノウハウを活かすためにも、電話というフィールドにおさらばして、活躍の場をクルマに定めることに。

世は自動運転の時代。PHSにも活躍の場が与えられました。

クルマと路が相互に通信を行いながら、クルマを自動で走らせる路車間通信が新たな活躍の場となったわけです。

既に宮城県内で路線バスの自動運転の実証実験で、この技術が使われ、ドライバーを横に置くレベル2ではありますが、時速60kmで自動走行に成功。

PHSここにありとその存在を高らかに宣言したというわけです。

群雄割拠の路車間通信で生き残れるか

あとは実用化を待つわけですが、路車間通信の分野は既にVICSやらETCなどが既に実用化されており、競合の多い技術であることは確か。

この競争に勝つのはかなり厳しい感じがします。

路線バスのように決まったコースを往復するような利用であればPHSも十分活躍できるのかなと思います。

既に導入されている路車間通信よりも圧倒的にコストが抑えられるのも魅力の1つ。

交通難民救済として利用が進むであろう巡回バスで、その活躍が広がればと切に願います。

京セラの意地を見た気がする

現在では、PHS基地局を作っているのは京セラの1社のみ。

裏を返せば、他社は早々にこの技術に見切りをつける中、京セラは生かすことを選択しました。

課題ではあった移動時の通信切れを改善するなど、さらに手を加えてその技術に磨きをかけた点は特筆すべき点かなと。

自動運転への導入に際して、これまた既に撤退したカメラ事業の技術を使い、レーザーを開発するなど、京セラの磨き上げた技術は簡単に捨てない執念さえ感じます。

これからの活躍が大いに楽しみでなりません。