コロナ禍でタクシー業界も大打撃。未来は明るいと思ったけどさにあらず。

売上が落ち込むのも無理はない。外出自粛

主にタクシーを利用するのは仕事。客先から客先へ。電車だと間に合わないなんて時にはものすごく助かりました。プレゼンにギリギリセーフで間に合った時は、タクシーのありがたみを実感しました。

ところがコロナ禍で、ビジネスパーソンは在宅勤務となり、タクシー利用が激減。都市部のタクシーは大打撃を喰らいました。

一方の地方部は、ビジネス需要は少ないものの、観光需要で何とか営業を続けてこれましたが、これもコロナ禍で消失。このように全国的にタクシー業界は今、厳しい状況にあるのです。

タクシー

そもそも厳しい業界でしたよ。タクシー業界は。

1990年からの車両数と輸送人員のデータを見ると、車両数は緩やかな減少を見せるものの、輸送人員は1990年に比べると約半分近くにまで減少しています。

市場全体の売上は90年代は2兆円を超えていましたが、今では1.5兆円だとか。そこにコロナ禍が襲ってきたものだから、状況はさらに悪化。

あるドライバーさんは20万円ほどあった手取りが、このコロナ禍で2万円に減ったという目の当てられない悲惨な状況に堕ちいいっています。このような状況もあってか、2020年の廃業件数は52件。過去最高を記録した2019年の54件に迫る勢い。

2021年は他産業でもコロナ禍廃業が目立っており、さらに悪化することが予想できます。

タクシー

介護事業にも参入。タクシー業界の新たな収入源

苦しい経営状況が続く中、新たな道を模索する動きも活発化。その一つが介護タクシーとなるもの。とは言え、これがかなり大変な仕事。

人を運べば終わりという訳ではなく、例えば透析患者を移送する場合は、自宅の部屋で利用者をクルマ椅子に乗せる、次いで病院についたら、着替えや体重測定、食事の介助もするというもの。ドライバーさんの仕事完了は看護師さんに引き渡すまでだとか。当然、ドライバーさんは、ヘルパー資格も取得しているとか。

他にもお子様の習い事の送迎だったり、飲食店のデリバリーなども昨今よく耳にします。

特に地方部は、公共の交通機関が撤退するなどして、移動手段がどうしてもクルマになってしまうという止むにやまれない問題を抱えています。

地域の足としてバスの運行も手掛けているタクシー会社もあり、将来的にはこの方向が強くなるのかなと。

タクシー

地方部とは様子がちょいと異なる都市部

一方、都市部はと言えば、ビジネス需要がほぼ壊滅状態で大打撃を食らっているものの、将来を見据えてなのか新卒採用を積極的に行っている会社もあります。

元々、タクシー業界はドライバーの高齢化が問題で全産業の平均年齢43.2歳に対し、59.5歳とかなり高め。といった状況を打開するという意図もあるのでしょう。

これまでは中途採用が中心でしたが、新卒応募をかけたら、かなりの数の応募があり、毎年新卒採用を実施しているとか。

今はしんどいですが、将来にこの取組が花開くことを切に願うばかりです。

この先どうなるタクシー業界

配車アプリなど新しい技術の導入も進むタクシー業界。またダイナミックプライシングの導入も将来的には実施とのこと。これらの新しい技術、仕組みを活用することで、地域の足として存続して欲しいと思った次第です。

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