老朽化した設備で値段も高騰?炭素繊維

BMWのヒットのおかげ?

炭素繊維がここまで需要が伸びたのも、BMWの電気自動車i3のヒットが少なからず影響していると思う。 外板ならまだしも、骨格まで炭素繊維にしているのだから、かなり軽量化に寄与している。

BMW

このヒットを受け、他メーカーも黙っていないはず。

深刻な原料不足

炭素繊維はアクリル繊維から作る原始を高温で炭素化させる。けど、その原糸が足りず事業に支障をきたしている。まるで人不足で新規出店数を抑制せざるを得ない小売店みたい。

夕焼け

投下先は利益率の高い所から

商売をしている訳だから、そこはシビア。利益率の高い航空機やシェールガス運搬タンク向けに供給を絞りこんでいる模様。ってことは自動車向けは利益率が低い分、ボリュームはかなりあるんでしょうね。

鉱山

原料不足の原因は規制

現在の生産設備ではかなり古いようで、三菱レイヨンを例にとれば、年7000トン。2015年には倍以上に生産量を拡大するも、既存設備の転用。新規ではない。競合他社も事情は一緒。ので、買収をすることで、生産規模を拡大しているようです。

環境規制で莫大な費用が・・・

原糸をつくるのに必要なアクリロニトリルの生産は環境規制が厳しく、環境影響評価に膨大な手間がかかり投資額は数百億円規模。となると、おいそれと新規工場設立とは行かないわけです・・・

日経ビジネス NO.1761