やっぱりキーエンスは強かった

時価総額国内3位って凄すぎ

国内の時価総額1位はトヨタ、次いでソフトバンク。ビジネスパーソンではなくても知っている企業でしょう。

が、3位のと聞くとサラリーマンじゅないと初めて耳にする人も多いのではないでしょうか。

工場向けにセンサーや計測器の販売をメインとするこの会社。コロナ禍でほとんどの企業が業績を落とす中、ご多分に漏れず減収減益となりましたが、その下げ幅は微々たるもの。

あらためてキーエンスの強さを実感しました。

コロナ禍で利益7割減が当たり前なのに

一部上場企業が利益7割減。国内GDP30%減と厳しい数字が並ぶ中、キーエンスの業績はどうでしょう。

2020年4-6月の売り上げが前年同期比18%。利益は約21%と健闘。

コロナ禍で工場の設備投資控えが影響していることは確か。

キーエンスでさえWeb対面は限界

お客に寄り添う強烈な営業部隊で知られるキーエンス。足繁く客先に足を運び課題を抽出しては商品開発部隊にフィードバック。

かゆい所に手が届く製品を工場向けに導入し、このサイクルこそキーエンスの強さの源泉でした。

が、得意の通い攻めはコロナ禍で封じられ、主戦場はWebへ。オンラインミーティング、オンラインセミナーなどを駆使し、お客との接点を試みましたが、やはり対面営業ほどの成果は上げられない。

キーエンスでさえ新常態への移行は難しいようです。

月次、四半期、半期ごとにボーナス支給

とは言え、業績の落ち込みをコロナの理由に上げるのはご法度。環境が大きく変化し、苦戦はしているものの利益額20%減に踏みとどまっているのは中の人の頑張りあってこそ。

彼らのやる気をそこまで引き出させるのは業績連動型の給与制度が浸透しているからでしょう。

平均給与1800万円超と言われるキーエンスですから、社員に求める要求もかなりシビア。

年間給与の3-4割は業績連動ボーナスで月次、四半期、半期ごとに分けてボーナスが支給される。

頑張った分が時を待たずして給与として評価されるという非常にわかりやすい仕組み。

半期に一度のボーナスに反映されるのが一般的。となると期初に頑張った分成果は6ヶ月後に評価され、イマイチピンと来ない。

今進めているプロジェクトに頭がいっぱいで、それどころではない。自分のしてきたことを振り返ることもなく、ただ日常の仕事に忙殺されて成長を実感する余裕すらないでしょう。

次なるターゲットは省人化需要

4-6月は利益20%に沈みましたが、第二四半期でどんだけ取り戻すことができるか、市場関係者も大いに期待しているところでしょう。

コロナで見えてきたのは省人化。今回のような大きな需要変動に直面した際に柔軟に対処することが工場には求められるのではないでしょうか。

人員がダブつくなんてことがないよう、これまで人間がしてきた作業を機械に負わせる自動化が、かなり増えてくると思われます。

そんなことは既に承知済みのキーエンス。工場のさらなる自動化に向けてこの先、怒涛の営業攻勢が始まることでしょう。

キーエスの復活が新常態の真の幕開けになるんでしょうね。