新境地の幕開け。ロストワールド 炎の王国

ロストワールド 炎の王国ハリウッド

恐竜大脱走のその後。

シリーズ4で恐竜が脱走し、多くの犠牲者を出したことで閉鎖に追い込まれたジュラシック・パーク。

あの大惨事から約5年後の世界を描いた本作品。当時の館長らしき女性は恐竜の保護団体を設立。世論で高まる恐竜撲滅の声を封じ込めることで躍起になっていたのです。

再び絶滅の危機か

一方で、ジュラシック・パークが建設された離れ島では火山が噴火して恐竜が再び絶滅の危機を迎えていました。

が、アミューズメントパークという形から個人でコレクションとして恐竜を所有するものに時代が変わり、恐竜を売りさばくことで一儲けする悪い輩が台頭知始めます。

この組織にまんまと騙されたのが元館長の女性。知的で攻撃性に優れるある恐竜がまだ生存知ている可能性がある。

ので、無人島に行って捕獲を手伝って欲しいと打診を受け、快く引き受けます。

遺伝子組み換えで最強恐竜誕生か

ところが、彼らの狙いは他にあり、遺伝子組み換えで最強恐竜を作り出すというもの。

人間と意思疎通ができる恐竜の遺伝子を組み込むことで、人間に従順でかつ殺戮兵器としても存分に使える恐竜が仕上がる。

開発途中ながら、Tレックスをも凌ぐ攻撃力を持つこの恐竜。恐竜を売買するオークション会場では多くの資産家から入札が舞い込み一番人気となります。

とは言え、実際に存在しなかった恐竜を人間が作り出すのはいかがなものかという問題提起もなされています。

行き過ぎた遺伝子組み換えに警鐘を鳴らすもので、楽しい恐竜映画、どこか大人の小難しい映画に変容していく感じが本作品には感じられました。

恐らく次回シリーズ移行、遺伝子組み換えネタが話の中心になっていくのでしょうね。

人間のエゴで数百万年の時を経て地球上に現れた恐竜。地球存続の壮大なテーマに変容していくことは確実でしょう。

恐竜飼っていますが当たり前の時代

話をオークションに戻すと、その様子はまるで骨董品のオークション会場を見ているようで、映画の世界とは言え、化学の進歩では遠い未来には現実にものになるのではとゾッとしました。

人間と恐竜は共存時代へ?

無人島という人間の世界とは隔離された恐竜たちでしたが、火山の噴火で住む場所を失いました。

オークション会場から逃げ出した恐竜たちが街や山に逃げ込む。中にはあのTレックスや知的恐竜も。

こうして人間と恐竜が共存する世界が仕上がったわけです。

次回のジュラシックパークでは、どのような展開が待っているのか。楽しみでなりません・・・。

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