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窃盗団にもプロ意識があるとは「オーシャンズ12」

鮮やかな盗みはしたものの

シリーズ1で、難攻不落のカジノの金庫からものの見事に大金をせしめたオーシャンズの面々

街一体を一時的に停電させてレーザー光線が飛び交う通路をあっさりとくぐり抜けたり、監視カメラに録画済み映像を流して監視の目をくぐり抜けたり、しまいには自動運転車で追跡してきたカジノスタッフをまんまと穴にはめたりと、やることなすことスマート。さすがプロの窃盗団と興奮しました。

なのに、シリーズ2では、そのカジノ王に計画がバレるというお粗末ぶり。足跡を残さず仕事をこなすのは窃盗団の基本中の基本なのに何故?と思いましたが、原因は何てことはない、窃盗団仲間からのリーク

こうして、カジノ王から盗んだお金と3年分の利子を請求され、オーシャンズは返済のために再び窃盗のおお仕事を計画することとなりました。

オーシャンズ12

勝負を挑んでくる面倒な奴

オーシャンズをリークしたのはヨーローッパでは名の知れたフォックスという窃盗のプロ。

過去に銀行や美術館を相手に数多くの盗みを成功させてきました。

その道の第一人者からも一目置かれる位の凄腕。ところが、その窃盗のレジェンドとも呼べる人がオーシャンズのカジノを相手にした窃盗は凄いと称賛すると、これに嫉妬心を覚えたフォックスは腹いせにカジノ王に彼らのことをリークしのたでした。

これを知ったオーシャンズは、フォックスに直談判。この落とし前きっちりつけてもらいましょうと凄むと、フォックスはうろたえる素振りも見せずある高価な美術品をどちらが先に盗めるかを提示。自分よりも先に盗むことができればフォックスから請求されているお金を支払いますとのこと。

こうして、世界一の窃盗団の名をかけて両者が戦うこととなったのでした。

オーシャンズ12

凄腕女刑事に危機一髪

オーシャンズにとってもう一人面倒なのが切れ者の女刑事

まず足がつくことはないと高をくくっていたある事件を、真っ先にオーシャンズと仕業と見抜き、彼らのアジトまで押し入り、ブラッド・ピットの携帯を押収するという手際の良さ。

しまいにフォックスとの対決に指定された美術品の窃盗計画でも彼女の大活躍により、オーシャンズの半数がその場で逮捕され、万事休す。

フォックスの勝負にも負けて、これでオーシャンズも解散かと思いましたよ、本当に・・・・

オーシャンズ12

ジュリア・ロバーツ役を演じるってどんな気持ち

とは言え、逮捕の難を逃れたメンバーだけで計画を再度練り直します。

そのプランが、ジュリア・ロバーツにジュリア・ロバーツを演じてもらい、美術館に訪れている最中にどさくさに紛れてお宝をゲットしようというもの

ジュリア・ロバーツ本人が、ジュリア・ロバーツを演じるという規格外の展開は大爆笑モノ。

マット・デーモンが、南部なまりだから、語尾をもっと伸ばさないと駄目だよというセリフはどう見ても、ジュリア・ロバーツをいじっているようにしか見えませんでした。

果たしてこの計画が成功し、フォックスとの勝負に勝てるのか、それと逮捕されたオーシャンズ達は釈放されるのか、最後まで見どころ満点の作品dでした。

オーシャンズ12
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ナチスを一網打尽「イングロリアス・バスターズ」

時はドイツ占領下のフランス

作品の舞台は第二次世界大戦中のフランス。ドイツ占領下となりユダヤ人の弾圧もフランスまで及び、人里離れた山奥まで、執拗なユダヤ刈りが行われていました。

冒頭のシーンがまさしくそれで、丘にポツネンと建つ一軒の小屋。薪を割るたくましいおっさん。まるでハイジのようなのどかな光景に、ユダヤ刈りのSS部隊がやって来ます。

このSS部隊を率いるのがユダヤハンターと異名を持つランダ大佐イングロリアス・バスターズ

ランダ大佐がいい味出している

居丈高に振る舞うのではなく、物腰が柔らかく紳士的。この小屋の住人が、ユダヤ人をかくまっていることは既に調査済み。

なのに、いきなり結論からモノを言わず、ジワジワと規制事実を並べ立てて、逃げ切られない所まで相手を追い詰める。

まるでネチネチした上司が、出来損ないの部下に対し、説教をしている感じ。

結局、小屋の住人が床下にいることを、ランダ大佐に吐かされてしまいます。

床下に向けたライフル銃をぶっ放すSSの部隊。ユダヤ人全てが絶滅と思いきや、1人だけ、この惨劇から難を逃れることができました。

この女性が後にナチス高官を全て一網打尽にする首謀者、ショシャナその人だったのです。

イングロリアス・バスターズ

ナチスも恐れるゲリラ部隊も

フランスを占領下においたものの、局所的にフランス人の抵抗を受けていたドイツ軍ですが、中でもドイツ人が恐怖におののくゲリラ部隊が存在しました。

彼らに遭遇した部隊は、1人も生き残ることができず、死体は全て頭皮が剥がされているという人間の仕業とは思えない残忍な事が行われていました。

この部隊を率いるのがブラッドピット演じるアルド中尉。ユダヤ人によるアメリカ軍部隊で、構成メンバーが個性的。

ドイツ高官を次々と殺めた殺人マシーンのドイツ人やら、木製バットでドイツ兵をボコボコにしてしまう奴、そして死体の頭皮だけを捌かすちょっと代わった奴などなど。

そして彼らもまた、打倒ナチスに向けてとんでもない作戦を決行しようとしていたのです。

イングロリアス・バスターズ

2つの作戦が交錯

本作品に見どころは、ユダヤ人ショシャナによる復習作戦とアルド中尉による復習作戦が並行して、奇跡的に一致してしまう点。

場所はショシャナが運営する映画館。そこにヒトラー、ゲッペルスなどナチスの高官が一同に集まる映画試写会が開催されることになりました。ショシャナは、この千載一遇の好機をユダヤ人の復讐の機会とし、フィルムを燃やして一人残らず焼き殺してやろうと画策。

一方のアルド中尉、ある女スパイの手引きで試写会に潜入して、ダイナマイトで一気に映画館ごとの吹き飛ばすという作戦を決行。

お互いがとんでもない事をやらかそうということは全く知らず状態で、果たして両者の作戦が思惑通りに進むのか、最後まで目が話せない作品でした。

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連続殺人犯に踊らされる「セブン」

猟奇的な連続殺人事件

殺され方が目を覆いたくなるような凄惨な殺人事件。これを猟奇的とでも呼びましょうか。とにかく目を背けたくなるよなシーンが連続のセブン。1人は嘔吐物と排泄物まみれで、何か臭ってくる感じがするんですよね。3人目は一命はとりとめたものの、ほぼほぼゾンビ化してますよ。あれは。

相手に対して相当な恨みがなければここまでのことはしないだろうという位、行き過ぎた感が半端ありません。

知的だからやっかい

精神異常者かと思えば、そうでもない。行き当たりばったりではなく緻密な計算された殺人で、これすべて歴史に名を残す文学から引用している節がありということで、それになぞれば犠牲者はこの後も続くだろうと。というわけで、図書館のカードよりこれらの本を借りている人間をピックアップ。

何の手がかりもない中で、やっと掴んだ一縷の望み。早速、犯人候補と思われるご自宅に訪問。案の定住人は不在。帰ろうかなという所にバッタリと住人登場。

しかも刑事に向かって鉄砲を打っちゃうものだから、私が犯人ですと言っているようなもの。

やり手デカのブラッド・ピットが犯人を追跡。民家に入ったり、はしごをのぼったり、壁を乗り越えたり。あとちょっという所まで来たのに残念なことに逆に犯人からカウンターを食らって、頭に銃を突きつけられちゃいます。

追う身から、追われる身となり万事休す。これでおしまいかと思いきや、犯人は何とブラッド・ピットを殺すことなく、その場を去ってしまいます。

これで一つ貸しができてしまいました。

映画 セブン

先を行く犯人

連続殺人犯を特定することができ、大きく捜査は進展。とにかく取り逃がした犯人探しに躍起になっているなか、何とまぁ、犯人自ら警察に出頭。

この出頭も彼の計画の一つ。そうすることで、常に自分の立場を刑事よりも上に持っていこうとします。

警察の行動パターンを全て見越したこの行動。まるで、レクター博士を見ているようで、とにかく寒気がしましたね。

映画 セブン

主導権は自分

警察につかまろうと至って冷静の犯人。まあ、それもそのはず、自分が望んで逮捕したのですから。

そして、彼の計画とは刑事本人が自分の命を奪うこと。ちょっとMっ気があるのか、わかりませんが、それが彼の究極の選択だったのです。

で、そのトリガーとなったのが、最愛の奥さんの死。なんとこの犯人、ブラッド・ピットのお家に侵入して、奥様も殺めてしまうのです。

それを知ったブラッド・ピットは冷静を失い、ズドーンと。モーガン・フリーマンの再三にわたる説得もむなしく・・・。

かくして、全てが犯人が主導権を握り、彼の描いた通りに事を進行していくのでした。

怖いの一言につきます。

映画 セブン
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鬼軍曹ブラット・ピットがかっこよすぎる「フューリー」

あらすじ

ノルマディ上陸が成功し、ベルリンに進軍するアメリカ軍とドイツ軍の激戦を描いた作品。余命わずかのドイツのくせに苦戦しっぱなしのアメリカ軍。向こうも総力戦。ノルマディ上陸以降、連合国軍は余裕の戦いかと思いましたが、結構苦戦を強いられていたのが、この映画で分かります。

主役は戦車

この作品の主役は戦車。戦車って司令塔的な人があっち打て、こっちに打てとクルーに指示します。攻撃も大砲だけでなく、細々とした小銃もついていて、四方から攻撃できるようになっています。

で、司令塔役が鬼軍曹のブラット・ピット、そして幾多の戦いを経験してきたベテランクルーの最強チームがフューリーなのです。

フューリー

恐怖のOJT

そんな戦車のプロ集団に新米のノーマンが新加入。軍隊に入隊してまだ8ヶ月。戦争の厳しさを実践で学んでいきます。

良心と葛藤しながら、相手を殺さなければ自分が殺されるということを徹底的に仕込まれます。特に鬼軍曹ブラッド・ピットのしごきは半端ない。

けど、一人でも足を引っ張るような行為に出ればチーム全員に迷惑がかかる。つまり生きて帰ることができない。その事を伝えるがために、ブラッド・ピットも心を鬼にしてしごきます。

占領国の悲哀

ベルリンに進軍する道すがら一つ一つ街を占領していきます。中にはSSにムリヤリ戦争に駆り出される少年少女がアメリカ軍に銃を向けたり、軍隊への入隊を拒否して柱に吊るされた遺体など終戦間近のドイツの混乱ぶり垣間見られます。

一番の被害者は女性でしょうね。生きるために占領してきた兵隊さんの言われるがままのことを強いられていたのでは?という描写がありました。

女性もそれを知っているのか、特に驚く様子もなくむしろ素直に受け入れるような感じで、こうゆう時は女性の方がたくましいんだなと感じました。

モンスター戦車ティーガー撃破

快進撃を続けるフューリーは、進軍中にあのドイツのモンスター戦車、ティーガーを撃破します。恐らくあの時代最強の戦車でしょう。明らかにフューリーよりも2倍近い図体。装甲も厚く戦車の大砲ですらビクともしない。

が、そこは百戦錬磨のフューリーチーム。ブラッド・ピットの的確な指示でティーガーの装甲の弱い部分を見極めズドンと2発。撃破しちゃいます。

フューリー

けれど、この戦いで一緒に進軍していた戦車部隊はフューリー1台のみとなり、しかも無線もやられ孤立無援。なのに進軍をやめることなく突き進む訳です

多勢に無勢のクライマックス

クライマックスはドイツ軍数百名VSフューリーチーム5名との戦い。明らかに負け戦。普通ならささっと逃げる所を、鬼軍曹ブラッド・ピットは俺は戦うと一言。仲間もボスのそんな男気溢れるセリフにノックアウト。誰一人仲間を裏切ることなくドイツ軍に立ち向かいます。

その戦術がすさまじい。軍隊の列を戦車ギリギリまで引きつけておいてからの砲弾を浴びせるという、かなり危険な戦い方。向こうも戦いに敗れた戦車が捨てられているのだろうと丸腰状態。そこに砲弾がいきなり飛び込んでくるわけですから、準備もクソもない。

なので、バタバタとドイツ兵を倒し、もしかしたら勝ち戦?と思う位、幸先良いスタートを切りました。

が、残念なことに最後はタマ切れで、健闘むなしくまた一人、またひとりと命を落としていきます。

犬死かと思いきや、翌日に救援にかけつけたアメリカ軍の「勲章ものだ」というセリフに、かなりの大打撃を与えたことを知り、この戦いがアメリカ軍の進軍に大きく寄与したことは間違いないでしょう。

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後半の没入感がたまらない「マネーボール」

ベースボールは統計学

ちょっと前に話題になった「統計学が最強の学問」を地でいく作品。スカウトマンの長年の経験や勘に頼るのではなく、ヒット、打点、出塁率のデータから、選手個々の能力を計るというもの。

実話だけにスリル感たっぷり

話は、米、メジャーリーグのアスレチックス。あの松井の最後の所属チーム。そのチームのGMが、ITボーイと一緒になって、統計を駆使して、チーム育成を進めるというのだから、ベテランスカウトマンからすれば、面白くないわけです。

もちろん、反発、嫌がらせなどは当り前。けど、チームを優勝チームに育てるという信念のもと、GMとITボーイは統計を信じて、選手のかき集めを進めていくのです。

辛抱するのも、仕事

統計学を軸にするものだから、スカウトマンから評価の低い選手がゾロゾロとピックアップされるわけです。

1軍の試合経験の少ない選手や守備に不安な選手など。当然、現場監督は自分の首がかかっている訳だから、GMがあーだ、こーだ言ってこようと、首を縦に振らない。

そんな監督の態度にいらだちは隠せないものの、ひったすら説得を繰り返します。

GMが出しゃばりすぎでしょ。

日本で言えば、ナベツネが原監督の選手起用にダメだしするようなもの。

日本では批判の的になるのは火を見るよう明らかですが、そこは映画。GMが、我慢の限界に来て現場に介入。強引なやり方で、自分が理想とするチームづくりを進めます。

監督立ち場なしという感じでかわいそうではありますが・・・。

最後にグッとくる展開

アスレチックスは、それまでの成績が嘘のような快進撃がはじまります。結果は分かっていても、結構、ドキドキもの。

いつのまにか映画に没入。手に汗握る展開が待っています。最後はネタバレになるので、控えますが、彼は今も自らが信じる統計に基づいたチームづくりを推進しているようです。

moneyball01

ベースボールのチームづくりに、統計学を持ち込んだ革命的な一事とも言えるでしょう。だって、これ以降、他球団も実践するようになったんですから・・・。

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