農業を取り巻く環境変化
TPPを控え、日本の農業は大丈夫か?なんて声も囁かれていますが、一方では日本ならではの農産物を海外へ売り込む絶好の機会とTPPを好意的に捉えている農家もあることも確か。
力のある農家は、従来の農協を経由した流通経路ではなく、直接小売と契約して新たな流通経路で商売する農家も増えてきました。
また一般企業の農業参入など第一次産業も、やり方によっちゃ商売になるのでは?という期待感すらあります。
こういった新たな動きの中で、農協という組織を今の時代に合わせて改革していかなければという声が盛り上がってきた、そう僕には見えました。
切れ込み隊長、小泉進次郎に期待
んで、日本の農業を改革していこうということで、あの小泉進次郎さんが先頭に立って全農やら農林、農水関連の議員と丁々発止を繰り広げ、この度、その政策なるものが決定しました。
まずは資材価格の引き下げ
ホームセンターで買う農薬と農協で買う農薬とでは、価格に大きな開きがある。が、農家としては農協からの購入が半ば義務化されている。
とういことで、まず改革のひとつとして農業資材価格の引き下げが決まりました。
国は資材の価格を定期的に公表し、農協の価格が高ければ是正を求めたりするのでしょう。
あと農協で取り扱う資材品目を絞り込むそうで、これにより農家の資材購入は多少なりとも自由度が上がります。
国は国で価格調査などをして、農家を助け、農協は資材を絞り込んで、農家を助ける。
両者が互いに汗書くことで、改革を推進していこうというのが見て取れます。
続いては農産物の流通改革
先に触れたように直接、小売と契約しているのうあもありますが、これをより推進していこうというと。
直接納入を増やすことで、農家の収入増を狙うわけです。
中間マージンがない分、農家の手元に入るお金は増えますし、収入が増えれば若者だって、農業は魅力的な商売に移ると思います。
なるか、農家の所得向上
そもそも、今回の改革の狙いは農家の所得向上。それまでの農協経由の構造から一歩踏み出して、自らが販路を開拓して商売の広げていきましょうと映ります。
それまでは農協という絶対的な保護者の元、農業を営んできましたが、これから農家それぞれで知恵を絞って商売をしていってねと。
となると、商売上手な農家は生き残り、従来の農協頼りの農家は淘汰されていくのかなと。
日本の農業が海外に比べ発展しないのは零細が多く、大規模農家が少ないからという声も聞きます。
今回の農業改革も農家をフルイにかける改革かもしれない気がしてなりません・・・
世界と伍して戦っていくには必要なことなんでしょう。