切り出すタイミングが肝
飲み会などで幹事となると、店選びやら、席の並び順。料理が出てきたら取り分けたり、次のメニューだしと色々と大変。
特に面倒なのが最後のお会計。事前に会費をもらっていればいいけれど、出来高制の場合はその場で徴収することになります。
いざ金額を提示するとお釣りがないだの、酔ったふりを決め込む輩、何故かそのタイミングだけ席にいないものまで様々。
という幹事の悩みを解決してくれるのが、今回紹介するpaymo。
スマホでさっと割り勘会計できるというスグレモノアプリです。
paymoの仕組みはこんな感じ
基本的に飲み会に出席した全ての人が、paymoをインストール済みが前提で、クレジットカードの登録を済ませていないといけません。
んで、幹事は店側から渡されたレシートをスマホでパシャリ。
表示されたQRコードを仲間に読み込んでもらえればOK。たったこれだけです。
なので、酔ったふりしてお会計をしないズルい輩がいても、後からQRコードを読み込ませればOK。幹事が余計にお金を支払うこともないのです。
送金とはちょいと違う
このpaymoの仕組み、ある意味、飲み会仲間から幹事へお金を送金しているようにも見えます。
送金となると、法律的にはかなり煩雑で、送金した人、送金受けた人双方で身元確認が必要。
これが、このような割り勘サービスの普及を遅らせる足かせになっています。
ところが、こおアプリ、厳密に言うと送金ではないんです。
paymo運営会社が一時的に飲み代を肩代わりしますよという形。なので、飲み会連中は、運営会社に対して支払うという形になるのです。
これは素晴らしく賢い仕組みです。
何かしらの新規事業を立ち上げる時に、壁となるのが法規制。この段階で諦めてしまうのが普通ですが、諦めることなく見方を変えて発売までこぎつけたのですから。
しかもちゃんと監督官庁やら弁護士にも事前に確認をしてOKが出ているとういのですから、徹底しています。
今後の普及に向けて
そもそも、この決済システムの導入に至ったとは外資系の決済システムが普及しているからとのこと。
お隣中国では、アリペイやらウィチャットがかなりの速度で普及しています。
まだ日本では普及までには至りませんが、それを指を加えて待っていたら、日本市場も外資に乗っ取られるということに危険を感じ、アプリ開発を思い至ったそうです。
今後は普及に向けpaymoサービス店契約を結び、カード会社よりも低いレートカード決済を結ぶことも考えているそうです。
このシステムが普及すれば、「1円単位まで割り切るなよ、せこいな」なんて言われてくなりそうで、本格普及を切に願うばかりです。