卵を使わないマヨネーズ
米ハンプトン・クリーク社が開発した卵を使わないマヨネーズ。卵の代替えは植物性タンパク質。
他にもドレッシングやらクッキも販売。米ウォールマートをはじめスーパーで普通に買えるほど普及。さらに500以上の学校の食堂でも提供されているというのだから、ある意味、市民権を得たようなもの。
卵を食べると、どうもお腹の調子が悪くなる僕にとっては朗報とも言えます。アレルギーが出ちゃう人にとっても、これならだし巻き卵も躊躇することなく食べることができると思います。
フェイクでエビを再現
植物性タンパク質を使い、お肉を一切使わないビヨンドミートを前回紹介しましたが、魚介料理にもフェイク料理が普及しています。
米ニューウェーヴ・フーズが開発した植物性タンパク質でつくったエビ。こちらGoogleの食堂で食堂で採用されるなど徐々に広がりを見せています。
エビならではのプリプリした食感はまだ再現できていないものの、お味の方は本物と遜色ないとか。今後の普及が期待できます。
遺伝子操作で牛乳
米パーフェクト・デイが開発中なのが、牛から搾った牛乳ではなく、遺伝子操作した酵母でつくる牛乳。
本物の牛乳と同じタンパク質のため、カルシウムが身体に九州しやすいとのこと。
さらにこのフェイク牛乳であれば、カロリーや糖質などのバランスを自在に変えられるそうです。
牛乳を飲むとお腹を下してしまう僕にとっては、そこがクリアになれば多くは望まないので、そこだけでも調整してくれればありがたいのですが・・・
続々登場するフェイク料理
フェイク料理は、食料資源が枯渇する中で、ある意味、社会的にはウェルカムな状態で受け入れられている印象を受けます。
家畜に関しては、この先の人口増加に対し供給が圧倒的に少ない。水産資源に関しても同様で、この先食卓にお魚君が毎日のぼるかというとこれまた怪しい。
それを補ってくれるのがフェイク料理だと思います。
既得権益者との争いも
新しい技術・サービスが世に出てくると決まって起こるのが既得権益者との争いでしょう。
お肉で言えば家畜屋さんにとっては死活問題ですし、フェイク牛乳の需要が増えれば酪農家さんも苦しい。
こういった既得権益者と折り合いをつけていくのも普及に向けては欠かせないんでしょうね。
折衷案として、ハイブリッド版の食材という方法もあるのかなと。半分が従来のお肉。残りはフェイク。であれば、両者がウィンウィンの関係になるし、増大する食の需要にも対応できると思います。