今話題のDX。一般企業はもちろん、街づくりにも広がる。スーパーシティ構想

スマートシティIT業界

顔パスでタクシー乗車

群馬県前橋市では顔認証でタクシーの決済ができちゃうとのこと。日本全国探しても、こんな進んだことをしているの前橋市位ではないでしょうか。

この決済を可能にしているのが、前橋市が独自に発行しているまえばしIDという市民向けのサービス。タクシーの決済はもちろん、医療・福祉、教育など多様なサービスをまえばしIDを使えば簡単にできてしまうというもの。

まえばしID導入の背景には地方部ならではの課題、人口減少、高齢化、交通網の弱体化などがあるとか。

前橋市ですら、このような問題を抱えていることを考えると、全国的にこのような自治体主導による街のDX化は日本全国のあちこちでこれから進んでいくと思います。

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肝はあらゆるサービスの基盤となる都市OS

街のDX化を進めるにあたって肝となるのが都市OS。これまではシステムを作ったは良いけれど、後から色々なサービスを加えていくことでシステムが重くなり、拡張性にも乏しくなり逆に使い勝手が悪くなっていました。

てなわけで、基盤となる都市OSなるものを構築して、そのOS上に医療、交通、教育などのアプリを乗せるという方向に転換。新たにサービスを加えたいとなれば、アプリを増やせばいいだけですみ、使い勝手性は維持されます。

都市OSをベースに様々なデータと連携

政府・自治体の樹民データや交通データ、個人の通院、健康データなどとの連携は都市OSの役目。連携する窓口を都市OSに集約させることで、外部データとの連携もスムーズになります。

というわけで、街のDX化には都市OSの重要性が増しているのです。

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都市OS普及に弾みをつけるスーパーシティ構想

この便利な都市OSの普及の起爆剤となるのが政府のスーパーシティ構想。これまでスマートシティと呼ばれたあれですね。

千葉県柏市の柏の葉や福島県の会津若松市などが先駆けだとは思いますが、これを全国的に広げようと政府が音頭を取って応募を募った所、全国から約30近い自治体からの応募があったとか。

これを受けて機を見るに敏な民間企業が乗っかり、NECでは専任スタッフ100規模の部署を開設。既に約17件の計画の支援を行っています。

街のDXと民間DXの融合

今現在ではどちらかと言うとスーパーシティというごく限られたエリアによるサービスになっていますが、この成功モデルがスーパーシティじゃない街にも広がると、より暮らしも便利になっていくと思います。

色々と賛否は分かれますが、まずはマイナンバーカードの機能充実が待たれる所です。

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