資金調達の場として
クラウドファンディグの言葉がかなり浸透してきた昨今、日本で言えばサイバーエージェント系のMakuakeが有名な所。こちらは言わずと知れたIT系企業ですが、この運営をメーカー自らが運営ししている事にびっくり。しかも、それがあの世界のSONYというのですから、さらに驚きました。
そもそも、クラウドファンディグは銀行などから資金調達が難しい個人やベンチャー企業がメイン。起業して間もないわけですから、信用力もない。当然銀行も融資を渋る。ならば、市場にこの商品、サービスの良さを説いて資金集めるもの。それが資金も潤沢にある大企業自ら運営しているというのですから、時代の変化を感じずにはいられません。
商品開発でボツった商品に日の目を
大企業ともなれば、きっちりと利益を挙げていかないと、そう簡単には市場には出せない。正式なGOがかかるにもいくつかの関所をくぐり抜けてやっとこさ市場導入となります。
その過程で、ボツった商品の死屍累々は容易に想像できます。
が、これらの商品の救済策としてクラウドファンディグが活かせているのだと思います。そうゆう意味では、メーカーが運営するのも意味あることだなと思います。
相変わらず目の付けどころが鋭い
SONYの場合、クラウドファンディグの運営を始める前は、Makuakeを利用していたとのこと。それまでMakuakeでは、個人やベンチャー系起業からの申込が中心でしたが、そこに大企業のSONYが参戦。業界関係に大きな衝撃を与えました。
海外では、既にクラウドファンディグの利用は盛んであったことから、他社に先んじてクラウドファンディングを始めました。
当時では、珍しかったものの、今ではシャープやケンウッドもクラウドファンディングを開始しており、大手企業によるクラウドファンディングの利用は定着化しつつあると思います。
SONYの運営するfirst flight
SONYの運営するクラウドファンディング、first flight(ファーストフライト)は、それまでSONY製品を中心に扱ってきました。クラウドファンディングを通じて4つの製品が商品化。ある商品は1億円の資金を調達できたということで期待の高さが伺えます。
んで、この度、このクラウドファンディングを他社にも開放するという太っ腹の決断をしました。
例えば、このサービスをシャープが利用してヒット商品が誕生ということもありえるわけです。
が、そんな不安など全く持って意に介さず、SONYの革新力に磨きがかかればいいというスタンス。
一歩先行くSONYの復活を感じました。
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