アジアの次はアフリカ?
経済成長著しい東南アジアですが、その勢いも落ち着いた感じもあり、次なる市場として注目されているのがアフリカ市場
国土面積で言えば東南アジアを凌駕するほどの規模ですが、政権がコロコロ変わったり独裁色の強いなど「政情不安」があったり、テロ組織の暗躍する「治安不安」、極めつけは生活インフラが不安定など、どうしても進出するには二の足を踏んでしまう点があるのも事実
これがアフリカ進出を阻む主な要因と言えます。
アフリカにもITの波
悪い側面ばかりが、目につくアフリカ市場ではありますが、一方で新産業が成長しているのも事実。
資源だけが唯一の武器かと思いましたが、IT化の波により、産業が今育っています。
物流革命
貧弱な物流網と言われて久しいアフリカ。船便で港から納品先はクルマによる輸送になりますが、そのドライバーのほとんどが個人事業主。てなわけで、ドライバーによっては金額にバラツキがあり、これが荷主にとっては悩みのタネでした。
この課題に着目して、荷主とドライバーの仲介する企業が誕生。荷主は、その会社を通せば適正な価格で輸送ができるように。
ドライバーにとっても定期的に仕事が入るように生活も安定したとか。
明朗会計にもなり、荷主も安心して任せられるようになりました。
インドだけじゃないよIT人材
世界的に枯渇気味のIT人材。この課題に取り組んぢるのが南アフリカの人材派遣会社。
徹底した教育の元、IT人材の育成に力をいれ、採用となった場合にお金をもらうという仕組み。
今では、この学校を卒業して海外のIT企業に多くの人材を輩出しているなど今、注目されています。
農業の企業化
日本にも言えることですが、小規模農家だらけで生産性がなかなか上がらないという課題。アフリカにも似たような問題を抱えています。
で、日本で言う所の農協的な企業が誕生して、組織だった農業経営に取り組んでいます。
農業に投資したい企業からお金を集め、その資金で肥料や種子を購入し、農家へ。
収穫量が劇的に増えたということもあり、今後もさらなる成長が期待できます。
まとめ
このようにして、先進国が歩んできた道のりをかなりはしょって経済の発展を起こそうとしている点は、途上国ならではの強味ではないでしょうか。
家電話をすっ飛ばして携帯を使いこなすなど。今後も新しいIT技術を取り込んでは、成長・発展を遂げていくことが期待できますね。
アフリカがいつの日かレッドオーシャンになる日を夢見て・・・