主力のゲーム事業は厳しいまま
ガラケー時代の雄、DeNA。ゲーム関連ではGREEと並んで圧倒的な力を誇っていましたが、スマホの普及によりその勢いは影を潜めた感じがします。僕の中では。
18年10-12月期も営業赤字ということで、未だに苦しい経営状況が続いています。これDeNAに限った話ではありませんが・・・
新事業、キュレーションサイトで痛手
主力のゲーム事業が芳しくないというわかるや否や、キューレしーションサイトの運用に乗り出し、そこそこの実績を上げるまでに成功。
ところが、これが根拠のないネタや記事のパクリなどなど、色々とやらかして規模を縮小せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。
とは言え、落ち込んでいる暇はないとばかりに新たな事業に打って出るというのだから、そのメンタルの強さにはただただ驚くばかりです。
ゲーム屋さんがクルマ?
本格的に参入する業種は、何とクルマ。全くの畑違いに感じましたが、スマホを扱っての商売ということも少なからず関連性はあります。
事業内容はカーシェアリング。今まさにホットな市場ではありますが、DeNAは2015年からこの商売を立ち上げていたとのこと。
これを本体から切り離して、新会社として今後、事業を展開していくことに。
カーシェア事業「エニカ」とは
仕組みは、クルマの所有者と利用者をつなぐというもの。この個人と個人を結ぶのがミソ。他のカーシェアリングは企業と個人による商売ですから。
既に会員数は20万人にいるようで、一定の規模にまで成長していることが伺えます。
気になる利用車のマナー
とは言え、見ず知らずの人に愛車を貸すというのはちょっと引っかかるものが。
車内を汚されたり、タバコを座れたり、はたまたバンパーをこすられたりと不安はつきません。
で、このような不安払拭のために、本事業で提携したのが保険のSOMPO。
利用者から被った残念な仕打ちをSOMPさんが面倒を見てくれるというもの。
SOMPに加入すれば、その貸出期間だけ保険を割り引くというサービスもつけてくれます。
頼もしい援軍。SOMP営業部隊
他にもSOMPO側では、貸し手の新規開拓を行ってくれます。
保険業界も、クルマが所有から利用に変わったことで実入りが減っていることは確か。
まだ成長段階にありながらも、他社に先んじてカーシェアリング関連の保険商品を磨くということは、将来を見据えると有益かなと。
頼もしい援軍を得て、新会社として出発するDeNAのカーシェアリング事業。ぜひとも成功してほしいものです。