ある日突然はあまりにもショックだよ
小さい頃から視力の良さだけは誰にも負けないと自負していただけに、健康診断で視力が0.5と判定された時はあまりのショックで、しばらくは落ち込んでいましたが、この作品の主人公が経験した視力5%に比べれば、なんて自分はちっちゃい事に落ち込んでいたんだろうと恥ずかしい気持ちに。
それまでは視力はバッチリだったのに突然眼に映るもの全てがぼやけていて、輪郭さえも把握できない。
これからの人生、この視力で生きていかなければ宣告されたら、しばらく寝込んでしまうでしょう。僕ならば。
ところが、主人公サリーは、そんなハンディを抱えながらも一流ホテルマンになる夢を諦めない。
そのメンタルの強さに、見ている側も勇気をもらいました。
諦めない強い意思に感動
視力が5%以下を知れば、まず採用試験を受ける前に門前払いを受けるのは目に見えている。
というわけで、彼は、その事実を伏せて採用試験を受けることに。妹のサポートなどを受けつつ、挨拶時の目線。握手する時の手の位置など事細かく訓練することで、めでたく一次面接を突破。これで実技試験に合格すれば、念願のホテルマンになるわけですが、これが苦難の連続で、一流ホテルマンとは、こうも大変な仕事なのかと驚きました。
ホテルマンってこんなに大変なの
実技試験の内容はと言えば、ベットメイキングにはじまり、厨房での料理づくり、受付業務、サーバー、バーテンダーなどなど。
ある専門職に特化するのではなく、全ての業務を一通り試験して適正を見るというもの。
マルチタスクで知られる星野リゾートのスタッフもこんな感じなんでしょうね。質の高いサービスを提供できるのも納得が行きました。
支え合う仲間たちが素晴らしい
ベットメイキングは無難にこなせたものの、厨房での業務では指に大怪我を負い料理長に視力がほとんどないことがバレてしまいます。
これで一流ホテルマンの夢は潰えたかと思いましたが、料理長はその事実を会社に伝えず、代わりに、そのハンディを抱えながらも厨房業務ができるように指導内容を変更してくれたのです。
他にも採用試験を受ける仲間たちからも多くのサポートをしてもらい、様々な実技試験をトラブルなくこなしていきました。
こんな形で事実が露見されるとは・・・
とは言え、このままハッピィエンドで終わるということはまずありえない。
彼の嘘がバレるのはかわいそうだけど、どこか見てみたいという気持ちが・・・
で、その嘘が露見したシーンがあまりにも残酷すぎて・・・。この大惨事を乗り越えて再び一流ホテルマンになる夢を追うことができるのか。
ぜひ、御覧ください。