イマイチ普及しない、ネットスーパー
盛り上がっては消えてを繰り返す日本のネットスーパー。
アマゾンが生鮮食品を扱うようになり、これはまずいと各スーパー共に力を入れてはいるけれど、ユニーが撤退するなど、採算は厳しいのが現状。
店の商品を扱う所もあれば、宅配用の倉庫を設けてある種、ネットスーパー専門の仕組みを作るなど試行錯誤が続いています。
どれが正解かは未だに見えない状況です。
ネットスーパー専業
そんな日本の混乱をよそに順調に売上を伸ばしているのが英国のネットスーパーオカド。
小売を持たず、専用の倉庫から商品を配送すするというもの。
そもそも英国は世界第二位と言われるほどネット大国
ネット購入という素地が有利に働いているとも言えます。
ちなみに日本は世界で7番目。英国の半分にも満たないというお粗末ぶり・・・
今なお増え続ける会員
ネットスーパーオカドの設立は2000年とまだ20年にも満たない会社。
当初はロンドン近郊のみで商売を続けていましたが、あれよあれよと商圏を拡大して、英国の75%を網羅するほどの配送エリア拡大に成功しました。
1回の注文あたり5200円以上であれば、配送費は2ポンド。月間費約1200円ほどを支払えば、何度注文しても無料というサービスもおこなっています。
しかも1時間おきに配送時間を決められるというきめ細かさを嬉しい特典の一つと言えます。
今では会員数、約72万人。2018年の売上高も対前年2桁成長。まだまだ伸びしろがあるように見えます。
肝は自動化された物流システム
成功の要因としては精緻な物流システム。
自社で物流システムを持ち、英国内に3つの配送拠点を有しいてます。
この倉庫がこれまた秀逸。全てが全自動で商品のピッキングを行い、積荷部分だけちょいと人間の力を借りる程度
しかも、この積荷部分も自動化実験が進められているというのですから、この先に規模拡大しても十分受け入れられる準備も進められています。
日本上陸も待たれる
やはりネットスーパーには、この手の物流システムが必要なんだと感じました。
てなると、日本のネットスーパーも協力して、今流行りの倉庫共有を始めるようになれば、負担も分散化、効率も上がって採算ベースに乗るではと。
生鮮食品となると、日持ち問題もあり、なかなか倉庫づくりも大変。てなると、皆が協力した方良いのかなと。
平日、帰宅したら玄関口に昨日注文した食材が配送されている。これで週末に買いだめして、鮮度の落ちた野菜を食べるこもなくなるのかなと。
ネットスーパーの本格普及を期待したいところです。