接種回数がとてつもなく低い日本
第三次緊急事態宣言が発令され、中々出口が見つからない日本。ワクチンこそこの危機を乗り越える最良の手段とはわかっちゃいるものの、遅々として進まないというのが現在の日本。
菅さんがファイザーにワクチン供給を直談判したり、圧倒的に供給量が少ない現状を打破しようと躍起になっていますが、果たして現状の遅れを取り戻せることができるのか。
海外も同じように遅々としてワクチン接種が進んでいないかと思いきや、米国ではワクチン接種者が一般市民にまで広がっており、この報道を聞くに、ウチだけじゃないのかよ驚きました。
その米国さえもしのぐ勢いでワクチン接種が進んでいるのがイスラエル。人口100人あたりの累計接種回数は113.9回。米国の62.0回の倍近い数字を誇っています。
一方の日本の場合はたったの1.5回と惨憺たる結果。となると、ワクチン接種の遅れは世界全体の話ではなく日本固有の問題とも言えます。
イスラエルダントツトップ。首相の直談判が奏功
接種回数トップのイスラエルが首相自らが、ワクチンメーカのファイザーに直談判。接種データを提供するという条件と引き換えに早々に自国分のワクチンを確保しました。この決断が結果的に良かったのでしょう。
他の諸外国もイスラエルほどのスピードではなかったものの、日本より早かったのは確か。
累計死者数が米国では約60万人、インドは約20万、フランスは約10万(2021年4月時点)。一方、日本はと言えば約1万人。諸外国に比べそこまで危機感はない。ということもあってか、各国がワクチン争奪戦が盛り上がってから、ようやく重い腰を上げたのでしょう。
政治の世界も信用第一を痛感
海外に比べると危機意識が低かったことがワクチン不足を招いたとも映りますが、他にも過去の日本の振る舞いがワクチンメーカーの不興を買い、結果、供給不足を招く原因にもなっています。
2010年、新型インフルエンザを流行した際に、感染が落ち着いたとのことで契約済みのワクチンを解約してしまいました。これが国として信用を落とし、日本に供給しても後から解約なんてこともありえる。
ならば、解約などもしない国に供給した方が得という意識も働いているのでしょう。
他にも治験が厳しいというのも日本の特徴の一つ。これもワクチンメーカーにとっては不評のようです。
とは言え、コロナ克服には欠かせないワクチン接種
未だ世界的にワクチン争奪戦が繰り広げられている中、日本も供給量を増やしたり、ワクチン接種スピードを早めたり頑張っている真っ最中。
海外のほとんどがコロナを早期に克服し、日本だけが取り残されちゃったともなれば、日本は危険な国。旅行は控えよう、経済も停滞している状況ということもあり株価にも影響してくるでしょう。
一般市民の僕たちがワクチン接種を受けられるのはいつになることやら。早く経済がまともに動いてくれることを切に願うばかりです・・・。