アプリに注入?スパコンの恩恵を受けられるかも。

IT業界

世界催促NO.1と言われても・・・

スパコンと言われるとてつもなくハイスペックなパソコン。市販されているパソコンよりもとてつもなくハイスピードであることは、名前からでも想像がつきます。

この分野で日本の富岳は世界NO.1。計算処理のスピードを持って競っているようですが、とにかくNO.1ということは高い技術力をアピールする上でも有用。ので、全世界でスパコンの開発が進められているわけです。

このスパコン市場、25年には125億1000万ドルと毎年平均20%成長と予測されているほど、ホットな市場とも言えます

あとはこのスパコンの処理能力がいつ実用化されるかという点で、現在実証実験的なものが進められています。

薬剤開発に使われるスパコン

1つ目は薬剤開発。がんの薬剤開発で検討が進められており、その耐性に関わるメカニズムを高速で発見する技術がこの度発表されました。

1000兆通りと目がくらむようなパターンの中から、患者の遺伝子の特長を1日以内で絞り込むというもの。処理速度が鬼速のスパコンだからこそなし得る技だと思います。

津波予測に使われるスパコン

2つ目は津波予測の開発。まずAIづくりの元データが2万件。これを学習させて、様々な情報を与えると津波の到達時間、深さ、危険度、浸水レベルを瞬時に弾き出すというもの。

これまでは10m間隔で予測を出していたのが、スパコンを活用することで3m間隔で予測を出すことができるようで、より予測の精度が高まったとか。しかもほぼリアルタイムというのですから、スパコンのポテンシャルの高さが伺いしれます。

アプリを通じて普及にはずみがつくかも

これまでスパコンのニュースにふれるたびに自己満足感が否めませんでした。昔、国会で2番じゃダメなんですかという名言がどうしても耳に残ってしまっているのも影響しているかもしれません。

が、今回のアプリ開発や薬剤開発で使用されることを聞くに、より身近なものに感じるようになりました。

この事実がもう少し広く知られるようになれば、スパコン開発を賛成する声も広がるのかなと思った次第です。

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