頂きを狙う。ZHD。3位からの逆襲

宅配新商品・サービス

合併早々に新プロジェクト始動。本気度が違います

あのYahooとLINEが合併。ライバル各社は戦々恐々としたに違いない。

Yahooの月間利用者数は約9000万人、LINEもほぼ一緒。PayPayは約5000万人。3サービスの利用者数を合計すれば軽く日本の人口を越えてしまうのですから。

巨人と巨人の合併は時としてシナジー効果を生むことなく、提携解消というのも珍しくない。

けど、そんな過去の悪例を払拭するかのごとく、3社合併の肝いりプロジェクトが早々に動き出していることに驚きました。

本気でAmazon、楽天の牙城を切り崩しにかかっているのでしょう。

国内ECサービスはAmazon、楽天の2強の壁は厚い

合併する以前からもYahooによる切り崩しは大きな話題を呼びました。

2013年のYahooショッピングの無料はその最たる例でしょう。楽天への当てつけとも思われるこの奇策。

Yahoo様ありがとうばかりに、参加企業数がとてつもなく増えてことを鮮明に覚えています。

その後もアスクルの子会社化やゾゾタウンの小会社化など優良ショップを囲い込み、力をつけてきた訳ですが、それでも2強の壁は相当厚く、今なお3位に甘んじている状況が続いています。

ZHDの生きる道。ラストワンマイル

んで、この度の合併により、3社のシナジーを十二分に発揮すべく、立ち上がったプロジェクトが即時配達サービス

仕組みは、LINE小会社の出前館経由で、日用品や食料品を注文。んで、アスクルが運営する倉庫に出向き商品をピックアップし、出前館のスタッフが配達するというもの。

Amazon、楽天も苦戦を強いられるネットスーパーのようなこのサービスで、ZHDはテッペンを取ることを決めたのです。

Yahooマート始まる

合併から3ヶ月の7月には実証実験が始まり、2022年1月には本格的にサービスを介しという鬼のようなスピード感。

名前もYahooマートとし、東京23区を中心に20拠点でサービスを展開しています。

サービス開始後わずかながら、リピーターもすぐにつき、平均3日に1回で、月70回近く利用する猛者もいるとか。

この好調さを受けて、千葉県市川市でサービスを展開し始める計画だとか。

市場は追い風だけれども

コロナ禍によりウーバーイーツに代表されるように宅配関連事業は好調。消費者の心理的ハードルも一昔前に比べると下がっている。

またEC自体も絶好調。ZHDの22年3月期の取扱高は、前期比10.5%とその恩恵を受けていることは確か。

とは言え、Amazon、楽天もそれ以上の伸びをしめしており、その差はさらに広がっている状況。

宅配サービスでテッペンを取れば、もしかしたらこの状況を打破できるかも。

PayPayとの連携を強化すれば、もっとサービスの幅、質も上がり、注目されると思うんんですけどね・・・

行けなくもない感じはするんですけどね・・・。

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