社会インフラと言えば・・・。
社会インフラの運営を民間に任せる動きがここに来て活発化。社会インフラと言えば、空港、鉄道、高速道路、加えて電気、ガス、水道。その多くは民間で運営されているものの、空港はと言えば国営色が強い。
民間運営に頼る
安部さんの成長戦略に、この民間委託拡大をうたっている。正式名称はPFI。その中核がコンセッションで、空港運営を民間へと検討しているのが関西空港と仙台空港。
手を挙げる企業が続々
仙台空港では、楽天をはじめ三菱商事、バス会社、前田建設など約10社ほどが手を挙げている模様で、幸先好調といった感じ。関西空港も約150社が名乗りを上げるなど関心の高さが伺えます。
とは言っても空港のほとんどは赤字
国交省発表の資料によれば、黒字空港は27社のうち21社。けど、着陸料などの本業で黒字なのは11社。他10社は、レストランや土産物店の入る旅客・貨物系などの非本業系の黒で何とか帳尻を合わせている恰好。
どうなる空港運営
仮に仙台空港の運営が楽天にわたるようなことがあれば、東北イコール楽天色がより一層強まる。楽天経済圏が広がり、楽天通貨なるものが、観光地やら飲食店などで流通するんじゃないのか?
海外向けの旅行パンフレットにも、東北という名前が着え、「楽天」の名前が踊るなんてこともあり得るかも。
そう考えると、出足は民間企業にとっては苦しいけれども、遠い将来を見越せばメリットはあるかも・・・。
日経ビジネス NO.1761
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