ドキュメンタリー映画っぽい
この映画、話は深すぎて自分レベルではちょっと難しい。何度も見返すことで作り手のメッセージなるものが伝わるんだなと思いました。
だけど、ずっと見ていても疲れない淡々力が半端なく、見入ってしまうのだから不思議。
キャストがみんな自然なんですよね。普通にセリフはかみ倒すし、独特の間というか、演技演技していないところが、肩の力が抜けている分、ドキュメンタリー映画と錯覚する位。
世界の中心で愛を叫ぶリアル版
この映画で高校生男女の恋愛が描かれています。地元の女の子と東京から来た男の子の恋の話。終始女の子がリードして、男の子が言われるがままに彼女に付き従う。世界の中心で愛を叫ぶ時の二人と同じ感じ。
けど、この映画の二人は、どこにでもいそうな普通の男女感を出 していて、やりとりがあまりにも自然すぎて、アドリブ?と錯覚する位。この作品のカップルの方がリアリティがあって好感が持てます。
意思表示するんだ、今どきの子
思春期の男の子は一体何を考えているのやら。ヌボーっとしていて、母親との会話も返事もしないで、まともな会話になっていない。世間の何もかもに興味ないんだろうなという目で主人公の彼を見ていました
が、ママのある事件をきっかけに大暴走。そんな大きな声出せるんだと、観ているこっちがビックリする位。彼の中でも許せないものがあるんだなと。確かにママのあの所業は、気持ち悪く映るだろうな
あの行為を、受け入れるにはもう少し年を取らないとだめかな。
神秘的な水中シーン
ポスターのビジュアルにもなっている全裸で泳ぐ彼ら。物凄く神秘的で、いやらしさゼロ。作品の最後の方に出ますが、人間じゃない、新種の生き物が泳いでいるようで、逆光の中泳ぐ様子は、得も言えない美しさがあります。
スートーリーは奥深いけど
映像、演技だけでも十分楽しめる作品でしたね。