出尽くした感はあるけれど
爆発的に普及したスマホですが、ここ最近はその成長もやや足踏み状態。どの商品も似通ってきて、これではコモディティ化も避けられない状況に来ています。
アップルが有機EL化を発表したように、目新しさが欲しい。でないと買い替えモチベーションが上がらない。
で、今回のお話は、有機EL化と同じ位のインパクトを持つワイヤレス充電技術について紹介します。
既にスマホカバーにその機能を持たせるものもありますが、今回紹介するのは、スマホそのものにワイヤレス充電機能を着けるというもの。
ケーブル不要は助かる~
ワイヤレス充電が実用化されれば、あの面倒なケーブルを差し込む作業がなくなります。
ケーブルがなくて青ざめることもないでしょう。
スマホ本体にとっても良いことづくし
差し込みジャックに異物が入る故障も避けられますし、何と言っても防水化がより容易になる。
iPhoneを気兼ねなくお風呂や海、プールなどでカバーなしで使える日が来るかもしれません。
ワイヤレスの仕組みは実に簡単
ワイヤレスの仕組みは、電磁誘導式が主流。スマホ側と充電装置の双方にコイルを仕込ませ、電流を流すと磁場が発生し、近づけた方に電流が流れるというもの。
こんな簡単な仕組みなのに、なぜ導入が進まないのか。
充電時の温度50度
スマホ充電中にとてつもなく本体が熱くなることがあります。
これがワイヤレス充電の場合、50度近くになり、丸腰で触ろうものなら火傷は回避できない。
が、この度、東芝が、この熱対策に対応できる技術を開発。その温度43度と、まだ高いじゃんと思いましたが、この低温化を実現したことで、ワイヤレス充電の実用化の目処が立ちました。
充電だけじゃないよ。決済も
このワイヤレス充電の技術を使い、決済機能もつけちゃおうというのがローム。
例えばカフェの各テーブルにワイヤレス充電を設置し、充電と一緒に、その場でお支払いもできちゃうというもの。
これならば人手不足で頭を抱える飲食店も助かります。
レジスタッフ用に人を割く必要がないのですから。
なるか、脱コモディティ化
これらの機能も持つものと、持たざるものに分かれ、高機能スマホには付いてくるでしょう。
ということで、高機能スマホであれば、コモディティ化は避けられるはず。
新機能を追加していく限り、その魅力はまだまだ色あせないと思った次第です。
[amazonjs asin=”4865940383″ locale=”JP” title=”モバイル基礎テキスト 第5版 モバイル技術基礎検定 スマートフォン・モバイル実務検定総務省後援 対応”]