映画批評

アジア映画

遠大なワナにはまる「犯人は生首に訊け」

久々の韓国映画らしいに興奮 ハリウッド映画に比べ韓国映画は外れが少ないというのが僕の評価。予想もつかない話の展開、時にはハッピーエンドに終わることなく何か釈然としないことも。それらを全てひっくるめて惹きつけるものがあります。ここ最近ではやや...
アジア映画

実話だから恐ろしい「野良犬たち」

思わぬ事故に遭遇 失踪した友人を探しに人里離れた山奥を走行に事故にあってしまった主人公。日本であればJAFが救助に駆けつけてくれるけど韓国ではそんな便利なサービスはないのでしょう。ピクリとも動かない車を前にただただ呆然としている運転手。そこ...
アジア映画

捏造がまかり通る社会にゾッとした「ありふれた悪事」

正義感の刑事だったのに お隣韓国で実際にあった話のようで、かなり衝撃的な内容の作品。国家権力による捏造が、まかり通り真実が捻じ曲げられて世に出てしまうという、それそれは恐ろしい本当にあったお話。昨今のSNSの普及の世では起きないとは思います...
日本映画

設定がぶっ飛びすぎ「美しい国」

どこにでもいるごくごく普通の家族 パパはテレビのお天気キャスター、ママはごくごく普通の主婦。息子は就職に失敗したのかメッセンジャーで生計を立てる日々。娘はちょっと変わった女子大生。といった具合に、どこにでもいそうな家族ですがある日を堺にママ...
アジア映画

10万VS4千。墨攻

時は春秋戦国時代 時代背景は群雄割拠の春秋戦国時代。中国が分裂していた時代ですね。各国が裏で手を結びつ隣国を攻め落とす。出征している間に本国を他国に攻められちゃう。とにかく外交に長けた国が生き残れるといったもので外交官にとっては現代に比べ相...
ハリウッド

逃げるのも一苦労。「ダンケルク」

撤退戦の難しさまざまざと 作品は第二次世界大戦時の本当にあったダンケルクの戦い。ドイツ軍に攻め込まれ続け、船で本国に向けて撤退するシーンを描いていますが、ことごとくドイツ軍に阻止されて、この作戦自体失敗するのでは?とヤキモチしながら見ていま...
ハリウッド

無人島暮らしっていいかも。「幸せの1ページ」

テレビで観る無人島企画とはちょいと異なる テレビでよく見かける無人島企画を彷彿させる本作品。島の名前もなく緯度と経度を頼りにしないと行き着けないような島に父、娘の二人暮らし。父は自然科学者で外部との連絡はメール。研究についての相談がひきりな...
日本映画

二度見ても意味不明「三度目の殺人」

主なあらすじ 殺人の罪で裁判中の役所広司。被害者は勤め先の社長。動機はお金目当て。この方、過去にも殺人事件を起こしており、長い間堀の中での生活を余儀なくされ、今回で3度目。ということもあって死刑の確実な所を、福山雅治演じる弁護士が減刑に向け...
日本映画

寺尾聰の演技が素晴らしい「半落ち」

寺尾聰が痛々しい 若くして最愛の妻がアルツハイマー病にかかってしまったら。数年前に亡くっている息子の分のケーキを用意して、「いつまで隠れているの。早く出てきなさい」とはしゃいでみたり、「息子の帰りが遅い」と不安な顔で話しかけてきたり・・・。...
ハリウッド

ジャッキーにしびれっぱなし「レイルロード・タイガー」

鉄道襲撃専門ゲリラ組織 海で言えば金品の略奪を狙うという海賊という方々がいますが、本作品の主役は陸の上の海賊。ジャッキー・チェン率いるレイルロード・タイガー。名前からして相当強そう。襲撃の仕方も走っている列車に飛び乗って屋根から侵入。時には...